幸せに暮らしたいだけなのに

ズッキーニ

本を読むその2(修正中)

俺が次に持ってきた本は、『メトゥス・モルスと魔物、及び魔族の考察』、『デウス・オウムの現在』、『勇者の力と勇者の心』の3つだった。
まずは、『メトゥス・モルスと魔物、及び魔族の考察』を読むことにした。
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メトゥス・モルスは卵の形をしてる大陸である。そして東端には魔王国ゲフェングニスがある。その土地は決して肥沃とは言えず、作物は実がなったとしても栄養は少ない。だから魔族が侵攻してくるかと言ってもそうではない。1度魔族の侵攻の要、レモラ砦を占拠したことがあったが、その砦には何かを食べた形跡はなかった。この事から、魔族は食料を必要としない。という仮説が出ているが、本当のことは魔族しか知らない。そして何故魔族が侵攻してくるかというのは、幹部クラスより上の者は知ってると思われている。次は魔物についてだ。
魔物は生殖して生まれたものと、自然に発生したものがある。前者はゴブリンや亜人等だ。後者は、アンデッドなどだが魔王もこれに含まれると言われてる。魔王までは数人しかたどり着いてないためほとんど分からない。そして魔物はメトゥス・モルスに近づくにつれて出現率は高くなる。デウス・オウムとメトゥス・モルスの境にあるヴァント共和国とデウス・オウムの西端のポルトゥス公国では、10倍近くの差がある。そしてデウス・オウムと比べものにならないほどにメトゥス・モルスで魔物が出現するが、魔族を襲わず、寧ろ協力して侵略してくる。この現象については、殆ど何も分かっていない。
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魔族と魔物が協力して襲ってくるのか・・大変だな。さて、次の本はと。次は『デウス・オウムの現在』かな。
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デウス・オウムには現在6つの国がある。
まず1つ目はヴァント共和国。メトゥス・モルスとデウス・オウムの間に壁を作り防衛の為に人を派遣したのが始まり。特徴としては、高いステータスの持ち主が多く、魔物の素材が集まりやすい。そして人間に協力的な亜人が多く居る。また商人なども多く住んでいるが、最も危険な場所に変わりは無い。そして勇者も此処を拠点にしている。
2つ目の国は、フォルカー王国。昔の勇者が国を起こしたと言われている。ヴァント共和国の次に高いステータスの持ち主が集まる。また優秀な人材を多く輩出する。ヴァント共和国で戦えなくなった者の多くはここに住んでいる。
3つ目の国は、ポルトゥス公国。デウス・オウムの西端にある。漁師が集まって自然に国になったと言われている。魚が特産で、魔物も少なくのんびりした人が多い。
4つ目の国は、カリュプス帝国。鉱石夫が多く居て、そこに目をつけたものが国を起こしたのが始まり。良質な鉱石が多く採掘される。またドワーフなどの亜人も所属している。有名な武具や防具はカリュプス帝国産が多い。
5つ目の国は、スキエンティア魔皇国。デウス・オウムの中心にある。知識が多く集まり、魔道具などが作られている。エルフも所属する。
最後の国は、ホレイム王国。デウス・オウムの南端にある。デウス・オウムの食料の殆どを賄う。また、品種改良も進んでる。

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