最強剣士異世界で無双する
第74話 最終戦 2
俺は凄く落ち着いていた。さっきまでの怒りの感情も今は感じない。
これを使うといつもこうなる。だからこそ強い。
「さっきまでと違うようだな」
振り下ろされた剣をかわしたのを見て何か気づいたようだ。
「ああそうだ。ここからが本番だ」
俺から仕掛ける。それを見ながらもまだ表情に余裕があるだが、気を遣い瞬間的に速度を上げて間合いを詰める。
「やるな」
それを見ても笑顔が消えない。
俺は奴の頭上から剣を振り下ろす。奴はそれを剣で受けようとしてくるが今度は違う。俺は足に集めていた気を全て腕に集めて力を上げる。そのまま剣を振り下ろしてレイクの剣をたたき折る。
「すげ~な。さっきまでとは別人みたいだぜ」
先程までと違いレイクから余裕が消えた。ここからが本番になる。
俺はもう一つの剣を異空間収納から取り出し構える。レイクは折れた剣を投げ捨てて、新しい剣を腰から抜き構える。お互い動かずにら見合っていた。
その静寂がしばらく続いたが、先にこの静寂を破り動き出したのはレイクの方だ。奴は一瞬で間合いを詰めて切りかかってくる。だがそれを左手の剣で受け止める。
レイクは俺に蹴りかかってくるがそれをかわした瞬間左手から剣を離してしまった。その瞬間に奴は俺とのきょろをとる。
「すげ~な、どうやったらそこまで変われるんだ」
「別に、ただ本気になっただけだよ」
今俺はゾーンと呼ばれる状態になっている。元々人間は自信力の二十パーセントから三十パーセントくらいしか出していない。でもこのゾーンと呼ばれる状態はそのリミッターを解き放っている状態である。よくスポーツ選手とかでたまに起こる現象である。
俺はこの状態に自分の意思であることが出来る。だがこの世界に来てからはなったことがなかった。それに心の中に怒りの感情が渦巻いていた。そのため少し自身はなかったが何とか成功してよかったと思っている。
「ならこちらも本気を出そう」
その言葉と同士にレイクの姿が消えた。そして次の瞬間、俺の後ろから切りかかってきていたが、それを簡単にかわす。
「何故!!」
レイクは少し驚いた顔をしていた。先程までよりも速度を上げて近づいたのに何故かわされたのか。
この状態のとき身体能力だけじゃなく、感覚も強化される。そのため小さな周りの空気の変化もつかむことが出来る。そのため先程のレイクの攻撃をかわすことが出来た。
「ならこれでどうだ!!」
また、一瞬で間合いを詰めてきて連続で切りかかってくる。その剣速はかなり早く目で追い切れない。だが剣を動かすことで周りの空気が揺れる。それにより攻撃を読み切ることができ全てをかわしきる。
「それがあなたの本気ですか? そうでしたとても残念です」
何も答えない。いや、答えられないのだろ。人間にここまでこけにされているのだから。
「こちらもそろそろ攻めさせていただきましょうか」
俺はその言葉と同士にレイクとの間合いを一瞬で詰めると右から切りかかっていく。奴はそれを剣で受け止めようとするが、その瞬間に正面にいた俺は消えた。
「ちっ!!」
それをみてレイクは舌打ちをして意識を後ろへと向けようとするがそれよりも先に俺の剣が奴の脇腹絵と突き刺さった。
「ぐっは」
奴はすぐに俺との距離を取った。
「っち!! 何をしやがった」
脇腹を押さえながら聞いてくる。
「ただあなたの後ろに回り込んで切りかかっただけですよ。さすがに正面からだとまた防がれそうだったので」
俺が答えると、
「そうか。面白い芸を持っているな」
何とか余裕を見せつけようとしているが無理がある。
「もう諦めたどうだ。実力の差は明確だろ」
「そうだな。今のままでは勝てないな」
あっさりと負けを認めた。
「だから、今日はこれでおいとまさせてもらうよ」
その言葉と同時にやつの姿が消えた。
「霧化しやがったか」
なんとか奴の気配を探れないかとやってみるが見つけることは出来なかった。
とりあえずこれで終わったのかと思い急いでシェリーの元へと近づいた。
「シェリー、シェリー大丈夫か!!」
シェリーを抱き上げながら声を掛ける。反応はないが何とか呼吸はしている。
「フルヒール」
上位回復魔法であるフルヒールは、瀕死の状態からでも完璧に治すことが出来る。
傷はこれで塞がったがまだ意識は戻らない。
「とりあえずここを離れないとな」
俺は、お姫様だっこでシェリーを抱え上げると急いで城をでてエレナ様達のいる場所へと戻るのだった。
これを使うといつもこうなる。だからこそ強い。
「さっきまでと違うようだな」
振り下ろされた剣をかわしたのを見て何か気づいたようだ。
「ああそうだ。ここからが本番だ」
俺から仕掛ける。それを見ながらもまだ表情に余裕があるだが、気を遣い瞬間的に速度を上げて間合いを詰める。
「やるな」
それを見ても笑顔が消えない。
俺は奴の頭上から剣を振り下ろす。奴はそれを剣で受けようとしてくるが今度は違う。俺は足に集めていた気を全て腕に集めて力を上げる。そのまま剣を振り下ろしてレイクの剣をたたき折る。
「すげ~な。さっきまでとは別人みたいだぜ」
先程までと違いレイクから余裕が消えた。ここからが本番になる。
俺はもう一つの剣を異空間収納から取り出し構える。レイクは折れた剣を投げ捨てて、新しい剣を腰から抜き構える。お互い動かずにら見合っていた。
その静寂がしばらく続いたが、先にこの静寂を破り動き出したのはレイクの方だ。奴は一瞬で間合いを詰めて切りかかってくる。だがそれを左手の剣で受け止める。
レイクは俺に蹴りかかってくるがそれをかわした瞬間左手から剣を離してしまった。その瞬間に奴は俺とのきょろをとる。
「すげ~な、どうやったらそこまで変われるんだ」
「別に、ただ本気になっただけだよ」
今俺はゾーンと呼ばれる状態になっている。元々人間は自信力の二十パーセントから三十パーセントくらいしか出していない。でもこのゾーンと呼ばれる状態はそのリミッターを解き放っている状態である。よくスポーツ選手とかでたまに起こる現象である。
俺はこの状態に自分の意思であることが出来る。だがこの世界に来てからはなったことがなかった。それに心の中に怒りの感情が渦巻いていた。そのため少し自身はなかったが何とか成功してよかったと思っている。
「ならこちらも本気を出そう」
その言葉と同士にレイクの姿が消えた。そして次の瞬間、俺の後ろから切りかかってきていたが、それを簡単にかわす。
「何故!!」
レイクは少し驚いた顔をしていた。先程までよりも速度を上げて近づいたのに何故かわされたのか。
この状態のとき身体能力だけじゃなく、感覚も強化される。そのため小さな周りの空気の変化もつかむことが出来る。そのため先程のレイクの攻撃をかわすことが出来た。
「ならこれでどうだ!!」
また、一瞬で間合いを詰めてきて連続で切りかかってくる。その剣速はかなり早く目で追い切れない。だが剣を動かすことで周りの空気が揺れる。それにより攻撃を読み切ることができ全てをかわしきる。
「それがあなたの本気ですか? そうでしたとても残念です」
何も答えない。いや、答えられないのだろ。人間にここまでこけにされているのだから。
「こちらもそろそろ攻めさせていただきましょうか」
俺はその言葉と同士にレイクとの間合いを一瞬で詰めると右から切りかかっていく。奴はそれを剣で受け止めようとするが、その瞬間に正面にいた俺は消えた。
「ちっ!!」
それをみてレイクは舌打ちをして意識を後ろへと向けようとするがそれよりも先に俺の剣が奴の脇腹絵と突き刺さった。
「ぐっは」
奴はすぐに俺との距離を取った。
「っち!! 何をしやがった」
脇腹を押さえながら聞いてくる。
「ただあなたの後ろに回り込んで切りかかっただけですよ。さすがに正面からだとまた防がれそうだったので」
俺が答えると、
「そうか。面白い芸を持っているな」
何とか余裕を見せつけようとしているが無理がある。
「もう諦めたどうだ。実力の差は明確だろ」
「そうだな。今のままでは勝てないな」
あっさりと負けを認めた。
「だから、今日はこれでおいとまさせてもらうよ」
その言葉と同時にやつの姿が消えた。
「霧化しやがったか」
なんとか奴の気配を探れないかとやってみるが見つけることは出来なかった。
とりあえずこれで終わったのかと思い急いでシェリーの元へと近づいた。
「シェリー、シェリー大丈夫か!!」
シェリーを抱き上げながら声を掛ける。反応はないが何とか呼吸はしている。
「フルヒール」
上位回復魔法であるフルヒールは、瀕死の状態からでも完璧に治すことが出来る。
傷はこれで塞がったがまだ意識は戻らない。
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