最強剣士異世界で無双する
第73話 最終戦 1
魔族が少しずつこちらへと近づいてくる。
「そう言えばまだお前の名前を聞いてなかったな」
「聞きたいか。自分を殺す者の名を」
「いや、ただ倒した相手の名前を知らないのも嫌なんでな」
魔族は歩みをやめずに話し続ける。
「私の名は、レイク。人間お前のも教えよ」
「俺はケンイチだよ。覚えときな」
「ああ」
それだけ言うと、急激にスピードを上げて近づいてくる。そして、次の瞬間レイクは俺の目の前にいた。
「その顔を見たかった」
俺の驚いている顔を見てにやりと笑うレイク。それと同時に俺の体壁に激突していた。
何が起きたか分らない俺は、レイクの方を見るがそこには彼はいなかった。
「何処に行きあがった」
当たりを見渡しながら立ち上がる。だがレイクの姿が見つからない。
「こっちだよ」
すると、左横から声がする。その方を見ようとした瞬間、左脇に蹴りが加えられそのまま吹き飛ばされた。
「こんなものか。もう少しやると思ったんだがな」
倒れている俺を見ながら言ってくる。
さすがに動きが速すぎてとらえきれない。しかも魔法を使わずにやっているのだとしたら驚異だ。
「その早さは一体何なんだ!!」
レイクを見ながら言ってみるが奴は何も答えない。
にやりと笑う顔を見せると、視線は俺ではなくシェリーの方を見ている。
「やめろ。お前の相手は俺だ」
何とかこちらを見るように声を出す。だが、こちらを見ようとしない。
「シェリー逃げろ。そいつはマジでやばい」
「大丈夫よ。私だってただ守られているだけじゃないんだから」
笑顔でこちらを見ているシェリー。
俺は立ち上がり、急いでシェリーの元へと向かう。
何とか間に合ってくれそう願いながら。
だが次の瞬間その願いは消えていく。
俺が動き出した瞬間、レイクはシェリーの目に接近していた。
シェリーも魔法を放ち対抗しているが、レイクの顔から笑みが消える事は無かく、魔法を難無く受けている。
まだ間に合うかも知れない。俺は体に強化魔法を使い動き出そうとするが、レイクはそれを見ていたようかの用にシェリーを殴り飛ばす。
「シェリー、シェリー大丈夫か!!」
声を掛けるが反応がない。気配察知に気配を感じるため、意識を失っているだけだと思う。
「お前、絶対に許さないぞ」
レイクをにらみつけながら言う。
「いいね。まだそんな顔が出来るなんて。この絶望的な状況でどうするって言うんだ?」
「何本気を出すだけさ」
「面白い、見せてもらおうか」
俺は、地面を全力で蹴り勢いをつけて近づく。異空間収納から氷魔剣を取り出しながら切りかかっていく。
剣には魔力を流し、強度アップと切れ味アップを付与しながら近づいていく。レイクは剣を抜き構え、俺を迎え撃つ体勢を取る。
だがそんな事を関係ないと防いでくるならその剣ごとたたき切ってやる。
そう思いながら、剣を振り下ろしていく。俺の剣とレイクの剣がぶつかり合い、氷魔剣からでる冷気でやつの手を凍らせていく。それに気づいたレイクはすぐに俺との距離を取る。
「あぶね~な。もう少しで凍らされるところだったぜ」
余裕の表情を崩さずに言ってくる。
今度はレイクから攻めてきた。左から剣を振り下ろして来るが、俺はそれをかわして一旦距離を取ろうとする。だが、俺が離れるとすぐに間合いを詰めてくる。
間合いを詰められると、今度は剣ではなく蹴りで攻撃してくる。それを氷魔剣でギリギリで防ぐがそのまま蹴り飛ばされていく。
「ぐっは」
壁に激突してしまう。
「確かに先程よりはやるようですね。」
笑いながこちらを見て言ってくる。
「ですが、その程度で勝つおつもりだったとは面白いですね人間と言う生き物は」
レイクの言葉に対して何も言い返せなかった。
「それでは終わりにしましょうか」
こちらに向かっていゆっくりと近づいてくる。もう勝ちを確信しているのであろう。
俺は何処かで魔族達をなめていたのか知れない。ミリセレス村で最初に戦った魔族。あいつに圧勝してこの程度かと思ってしまった。それに、王都に着いてからも少し危ない場面もあったが一対一では負けなかった。だからだろう今回も少しは苦戦するかも知れないが勝てると持っていた。今のままで。
だがこいつには今の俺では通用しない。それはここまでの戦いで思い知らされた。だから本当は使いたくないがもう使うしかない。じゃないとシェリーを助けることが出来ない。
「止めを指すなら早くしたほうがいいぜ」
「何を言っているんだい? もう君戦えないだろう」
そうだよな。そう見えるよな。
でもなこっちにだって奥の手がるんだよ。
意識を心の奥底へと集中させていく。
「これで最後だ」
レイクが俺めがけて剣を振り下ろされる。それを俺は右手で受け止め反撃に転ずるのだった。
「そう言えばまだお前の名前を聞いてなかったな」
「聞きたいか。自分を殺す者の名を」
「いや、ただ倒した相手の名前を知らないのも嫌なんでな」
魔族は歩みをやめずに話し続ける。
「私の名は、レイク。人間お前のも教えよ」
「俺はケンイチだよ。覚えときな」
「ああ」
それだけ言うと、急激にスピードを上げて近づいてくる。そして、次の瞬間レイクは俺の目の前にいた。
「その顔を見たかった」
俺の驚いている顔を見てにやりと笑うレイク。それと同時に俺の体壁に激突していた。
何が起きたか分らない俺は、レイクの方を見るがそこには彼はいなかった。
「何処に行きあがった」
当たりを見渡しながら立ち上がる。だがレイクの姿が見つからない。
「こっちだよ」
すると、左横から声がする。その方を見ようとした瞬間、左脇に蹴りが加えられそのまま吹き飛ばされた。
「こんなものか。もう少しやると思ったんだがな」
倒れている俺を見ながら言ってくる。
さすがに動きが速すぎてとらえきれない。しかも魔法を使わずにやっているのだとしたら驚異だ。
「その早さは一体何なんだ!!」
レイクを見ながら言ってみるが奴は何も答えない。
にやりと笑う顔を見せると、視線は俺ではなくシェリーの方を見ている。
「やめろ。お前の相手は俺だ」
何とかこちらを見るように声を出す。だが、こちらを見ようとしない。
「シェリー逃げろ。そいつはマジでやばい」
「大丈夫よ。私だってただ守られているだけじゃないんだから」
笑顔でこちらを見ているシェリー。
俺は立ち上がり、急いでシェリーの元へと向かう。
何とか間に合ってくれそう願いながら。
だが次の瞬間その願いは消えていく。
俺が動き出した瞬間、レイクはシェリーの目に接近していた。
シェリーも魔法を放ち対抗しているが、レイクの顔から笑みが消える事は無かく、魔法を難無く受けている。
まだ間に合うかも知れない。俺は体に強化魔法を使い動き出そうとするが、レイクはそれを見ていたようかの用にシェリーを殴り飛ばす。
「シェリー、シェリー大丈夫か!!」
声を掛けるが反応がない。気配察知に気配を感じるため、意識を失っているだけだと思う。
「お前、絶対に許さないぞ」
レイクをにらみつけながら言う。
「いいね。まだそんな顔が出来るなんて。この絶望的な状況でどうするって言うんだ?」
「何本気を出すだけさ」
「面白い、見せてもらおうか」
俺は、地面を全力で蹴り勢いをつけて近づく。異空間収納から氷魔剣を取り出しながら切りかかっていく。
剣には魔力を流し、強度アップと切れ味アップを付与しながら近づいていく。レイクは剣を抜き構え、俺を迎え撃つ体勢を取る。
だがそんな事を関係ないと防いでくるならその剣ごとたたき切ってやる。
そう思いながら、剣を振り下ろしていく。俺の剣とレイクの剣がぶつかり合い、氷魔剣からでる冷気でやつの手を凍らせていく。それに気づいたレイクはすぐに俺との距離を取る。
「あぶね~な。もう少しで凍らされるところだったぜ」
余裕の表情を崩さずに言ってくる。
今度はレイクから攻めてきた。左から剣を振り下ろして来るが、俺はそれをかわして一旦距離を取ろうとする。だが、俺が離れるとすぐに間合いを詰めてくる。
間合いを詰められると、今度は剣ではなく蹴りで攻撃してくる。それを氷魔剣でギリギリで防ぐがそのまま蹴り飛ばされていく。
「ぐっは」
壁に激突してしまう。
「確かに先程よりはやるようですね。」
笑いながこちらを見て言ってくる。
「ですが、その程度で勝つおつもりだったとは面白いですね人間と言う生き物は」
レイクの言葉に対して何も言い返せなかった。
「それでは終わりにしましょうか」
こちらに向かっていゆっくりと近づいてくる。もう勝ちを確信しているのであろう。
俺は何処かで魔族達をなめていたのか知れない。ミリセレス村で最初に戦った魔族。あいつに圧勝してこの程度かと思ってしまった。それに、王都に着いてからも少し危ない場面もあったが一対一では負けなかった。だからだろう今回も少しは苦戦するかも知れないが勝てると持っていた。今のままで。
だがこいつには今の俺では通用しない。それはここまでの戦いで思い知らされた。だから本当は使いたくないがもう使うしかない。じゃないとシェリーを助けることが出来ない。
「止めを指すなら早くしたほうがいいぜ」
「何を言っているんだい? もう君戦えないだろう」
そうだよな。そう見えるよな。
でもなこっちにだって奥の手がるんだよ。
意識を心の奥底へと集中させていく。
「これで最後だ」
レイクが俺めがけて剣を振り下ろされる。それを俺は右手で受け止め反撃に転ずるのだった。
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