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剣帝と魔法帝の最強ライフ

ノベルバユーザー341003

始めての友達2

僕達はジュリアさんについていき館に入った。館の内装はとても綺麗な家具で統一されていて、とても心地が良さそうだった。僕とお母様は一通り館の中を見たあと豪華な客室に案内され、近くにあった茶色いソファーにすわった。すると

「ごめんねー！私の可愛い息子を連れてくるから待っててねー、執事君！紅茶を用意しといてね！」

ジュリアさんはこう言うと急ぎ足で部屋を出ていった。そして執事の人は

「かしこまりました」

と一言言うと、若い執事の人はとんでもない早さで紅茶を用意し始める。まるでダンスでも踊るように紅茶を注ぐその姿は、とても綺麗だった。

「どうぞ」

気づいたらあっというまに紅茶が机の上に二人分置いてあった

「あら、ありがとう。」

「ありがとうございます。」

お母様は当然のようにお礼をいい紅茶を飲み始める。僕も不慣れながらもお礼を言って紅茶を一口飲んだ。

「美味しいですね！」

これは本心だお世辞ではない。この紅茶は一口飲むと、あっとゆうまに口の中に味が広がり落ち着いた気分にしてくれる。相当出来る執事なのだろう

「ありがとうございます。」

執事は一言だけお礼をいいそのまま部屋を後にした。

執事がさってから五分位するとジュリアさんが黒で髪の先だけ赤みがかった赤い目の男の子を連れて戻ってきた、

「お待たせ～、ほら、レオ！挨拶して！」

その子は僕のことをジーと見たあとに笑った

「こんにちは！俺はレオナルド・ディア・スコールドと言う！愛称はレオだ！よろしくな！」

レオか！なんかどこかであった気がする…何だろう雰囲気がどことなく知り合いに似ている…いや、気のせいか、この世界に知り合いはいないしなとりあえず僕も自己紹介をしよう

「はじめまして！僕はアレクと言います！これからよろしくね！」

お母様も自己紹介をする

「こんにちは、レオ君！私はアイナールよ、知ってると思うけど、この国の女王に当たるわ」

あらかた自己紹介が終わり、ソファーに座ってお母様達が話していると、そわそわしていたレオが我慢できなかったのか

「なぁアレク！これから外の庭に行かないか？」

といってきた。外の庭かー、確かに行ってみたいかも！

「行きたい！お母様！行ってきていいですか？」

「いいわよー私もジュリアと話したいしねー」

「よし！行こうアレク」

返事を言う前にレオは僕のてを引っ張り外に連れ出した。そして庭につくとそこにはたくさんのバラが咲き乱れていた

「うわぁー！凄いね！」

「あぁ」

僕はなるべく丁寧に言う、元からあまりコミュニケーション力が高くない僕は初めから馴れ馴れしくするのに抵抗があった。

「なぁ、アレクお前それが素じゃないだろ！」

「えっ、よくわかったね」

本当にビックリした、僕は前世でも普段はこんな感じだった前世で僕の素を見抜いたのは親友のしょうごだけ、何故分かったのか聞いてみたらあいつは只の勘だと言っていた。

「折角の友達なんだ！素で話そうぜ！」

レオは笑顔でそう言った、どうやら素じゃなかったことに怒っている訳ではないらしい。

「はぁ、分かったよ、レオそれにしてもよくあれが素じゃないって分かったな。」

いやー、なんでバレたんだろ別に素で話すのは全然構わないんだけど素がバレるのはあまり無い何せ家族にすら丁寧に話していることがバレていない位だ、するとレオからどこか聞いたことのあるような答えが返ってきた

「いや、只の勘だ！」

「ふーん、勘か」

ちょっとだけ寂しくなった、何故ならレオがしょうごと重なってしまったから、もうしょうごには会えないと言うことをあらためて実感した。でも今目の前にいるレオとは仲良くなれそうな気がした

「どうしたんだ？アレク」

「いや、何でもない！それより何かしない？」

「うーん、そうだなー、あっ、そうだ！俺と剣の勝負をしないか？」

「えっ？」

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