もしかしなくてもチート

「アレク様おはようございます。奥様と主様がお呼びですのでお越しに参りました。」


朝７時位だろうか、ライナが僕を起こしにきた、ベットはとてもふかふかで安心して眠ることができた

「ふぁー…おはよう！わかった。すぐに行くって伝えておいて」


「かしこまりました」


今日はいい天気だ！そう思いながら服を着替える。さすが王族というべきだろか、家で着るはずの服にも様々な装飾がされている、どれも高そうだ、っとここでふと思い出した


(あっ、そういえば昨日の本の事何て言おう…まぁ、ばれなければダイジョブなはず)


そんな事を自分に言い聞かせながら私服に着替えてリビングへ向かう


コンコン


「アレク来ました！」


「来たか！入れ」


僕は言われたとうり、重そうな木のドアを開けた


「何の御用ですかお父様」


「アレクお前魔法に興味があるか？先日メイドが魔法の本を持っていったのを見かけてな」


「もちろんです！」


そりゃあないわけないだろう！僕は異世界人魔法を使うなど前世ではできなかった！


「そうか、なら分かった今日から俺がお前に魔法を教える」


おおっ！やった！でも、いいのだろうか一国の王様が仕事をしないで指導など…まぁ、教えてくれるんだしいいか！


「それでは早速だが訓練場にいくぞ」


「はい！」


僕たちは訓練場に歩きだす、それにしても…相変わらずこの家(王城)は広いな！


6分位歩くとやっと訓練場についた


「ついたぞ」


「おおーっ！ここが訓練場ですか！すごく大きいですねお父様！」


そう僕の想像していた以上に大きかったのだ！うーん今風にあらわせば東京ドーム1個位だろうか？うん、とりあえずデカイ


「そうだろう、ここでよく騎士団も訓練をするからな」


「そうなのですか、今日はいないようですね…残念です」


やっぱり異世界にきたなら一度でいいからみたいよね生騎士団！


「ああ、今日はアレクと訓練するために貸しきりにしてもらったからな」


ええっ、僕のために貸しきり？威厳があるなと思っていたけど実は親バカだったりするのか？


「そ、そうなのですか僕のためにわざわざありがとうございます」


「まぁ、多分だがアレクの魔法はすごいからな一応騎士団を避難させておいたのだ」


そうなのか？まぁ、一応上級魔法まで習得しているけど…でも、あんな簡単に魔法が習得できるのだからそんなに心配する必要ないのでは？


「ところで、アレク、今アレクどこへんまで魔法を使える？」


魔法か、習得はしてあるけど使い方はよくわからんな…


「いいえ！魔力操作はできますが、魔法は使い方がよくわかりません」


「そうか！もう魔力操作が使えるのか！凄いな！アレク！」


お父様目を見開いて誉めてくれた、えっ、めっちゃ簡単に手に入ったけどそんなに驚くことかな？


「魔力操作が使えるのなら後は簡単だ、まず手に魔力を移動させ、その状態をキープして詠唱を言うだけだ、じゃあ、まずお手本を見せるからお前もやってみろ、ちなみに基本魔法の詠唱は名前だけだぞ」


お父様は手を前にだした


「ではいくぞ！ファイヤーボール！」


そういうとお父様の手の上に野球ボール位の火の玉ができていた！


「おおっ！これが魔法ですか！」


「そうだぞ！制御が出来るようになれば大きさも自由自在だ！まぁ、アレクはまだできんだろうが、まぁものは試しだ！やってみろアレク」


お父様はそういってファイヤーボールを手で潰し消した


「はい！やってみます！ファイヤーボール！」


僕が詠唱すると僕の手の上にはお父様の何倍もあるファイヤーボールがあった。前世では火傷したことがあり、今その時のことがフラッシュバッグして怖くなった


「やばっ！こわい！お父様！」


「お、落ち着けアレク！冷静にしていればそれが崩れることはない！」


そ、そうなのか良かった…ふぅぅ…落ち着け僕…


「それにしてもこれほどとは、これは考えものだな…どうしたものか」


「どうしたのですか？お父様」


「いいや、何でもない、そうだアレクそれをあっちに向けて打ってみろ」


お父様は何もない訓練場の床を指差す床は土でできていてけっこう固そうだった


「えっ！打ってもいいのですか？」


「いいぞ！基本魔法位ならそんなに壊れることはないだろうしな…」


そうなんだ！やっぱり基本と言うだけあって威力は低いんだな


「分かりました！うってみます！ていっ！」