神に進化したので世界で最強になりました

アスラル

第17話ダンジョン攻略


「連!起きろ!」
「ん?  う~ん……あ  神矢どうしたんだ?」
神矢が寝ていた俺を起こしてくれた。
「どうしたって連お前なー。そんなことよりも連良く寝てたから起こしただけだよ」

「は?俺ってそんなに寝てたのか?」
「うん良く寝てたよ」
「マジか」
「マジで」
ナニコレこの状況を第三者から見てみると凄い絵になる!っていう状況だ。
そんなことよりも、シエル俺どのくらい寝てた?
《約10時間32分です。ちなみにとても爆睡していましたよ。それも気持ち良さそうに》
はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
10時間!?
俺ってそんなに寝てたのかよ?!
《それから長時間睡眠していたことにより、精神的な疲労が回復しました》
そういえば、なんか楽になってるし。
まぁ結果オーライだな!

そんなこと考えていると優真達がこっちにきた。
「それで?ダンジョン攻略行くのか?」

と聞いて来たのは優真だ。
その答えを返したのは俺だ。

「あぁ 多分それしかここからの脱出は無理だろうな」
「そうか」
「そんじゃあ行こうぜ!」
はぁ~なんでコイツはこんなにも能天気なんだよ。もう少し状況を考えてからものを言えよ。
「……そうだな  ハァ」
「あっおいっ!なんてここでため息がでんだよ!」
「いや、な?速く外に出たいなーって思ったらため息が勝手に出たんだよ」ハァ
「あっそう?まぁ俺も同意見だよ」
こんな感じにいつもの俺たちの会話を聞いていた優真達がさっさと行くぞって言って俺達を置いて先に行こうとしている。
っておい!
待てよ!
「ほら!神矢あいつらに置いていかれただろうが!?お前のせいだかんな!」
「なんで!?」
コイツを置いてさっさと行こ。

はい
出発してからどのくらいしたんだろうな。
大体だが、俺の体内時計は午前9時位だと俺は思う。
そして今は、ダンジョンの68階層だと思われる部屋の中でモンスターと戦っている。
この辺りのモンスターのレベルは大体このくらいだと俺は思う。
レベル50~レベル60位だと思う。
これはあくまで、予想だ。
まぁ予想外のレベル100とか出てきても俺が要るからまぁ、大丈夫だけどな。
それより、他のクラスの奴等生きて帰ったのか?
まっ、俺はどちらでも良いんだがな。興味ないし。
それに、俺は既に人ですら無いし。
人ですら無い俺に慈悲とかあんのか?
その前になんか、人だった時よりも感情が薄くなったような。いや。薄くなったと言うよりも、ほとんど無くなっている?
そんなこと無いよな。あったらまぁ困るけどよ。
とそんな時に誰かの声が頭の中で響く。

《君は人ですらないんだからもう感情がほとんど残っていないのは当たり前でしょ?それともまだ、実感してないだけなのかい?》

「わっ!」
と俺がビックリし過ぎて声に出してしまった。そのお陰で、全員こっちを向いて心配そうに見ている。
「あーえっと 何でもない。あはははは」
「そう?ならいいけど。もし困ったことがあったら遠慮なく言ってね?」
そう姫ノ井が言ってきた。
「あぁ」
と答えると皆が前を向いてダンジョン攻略に意識を戻した。

《んで、誰だよお前いきなり頭に話し掛けてくんな!》
《アハハハ!ごめんね?僕はね君を神にしたソルーシュだよ?覚えてるかな?》
ソルーシュ ソルーシュ ソルーシュ

思い出した。確かにそんな奴がいたな。
すっかり忘れてたわ。
《えーと、ソルーシュなんで話せるんだよ?やっぱ神同士だから情報交換は大切なのか?》
《う~ん情報交換ではないんだよね。前君を神にしたときに、言うことを忘れちゃってさ。だから、今言うことにした。》
《は?忘れたって…  はぁまぁ良いや。そんでなんだよ言うことって》
《うんそれはね?前さ僕が君にしてほしい事2つ言ったよね?覚えてるかな?》
あれだろ?
たしか神の暇潰しと世界の理を作ることだったっけ?
《そうそれだよ。それでね?理の事で良い忘れたんだけどさ~。世界の理は3つ作ってほしいんだよね~出来る?》
なんかもう強制に聞こえてくるんだけど、気のせいかな?
それは置いといて。
世界の理3つか
《なぁ因みに世界の理3つとはなんだ?》
《それは天使達と悪魔達と精霊達が自由に生きれる世界を作ってほしいんだよ。でも人の住む世界に一緒に住ませよう等と考えないでよ?後がめんどくさいからさ》
《あー分かるかもしれんな。でも、俺にそんな事が可能なのか?》
《う~ん今は無理かな。今の君の体は完全な神の体ではないからだよ》
《それじゃあ何時になったら完全な神の体になれるんだ?》
《うんそれがね?僕も分からない》
《は?何言ってんだよ。創造神たるお前にも出来ない事があるんだな》
《いやね?この事は僕が手を出すとその子死んじゃうからさ。だから、自然とそれでいて完璧にさせるんだよ?分かった?》
《そういうことか。了解だじゃあな!》
《うんバイバイ!あっ待って!》
《うん?》
《何時でも話せるから心の中で僕の名前を呼べば話せるからね》
《そうかありがとな》
《ううんこっちこそ同じ神になってくれて有り難うね!》
と言いソルーシュとの会話が終わった。
俺がソルーシュとのんきに話していると、いつの間にかダンジョン90階層まで来ていた。
俺はつい速って思ってしまった。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品