科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第四十一話 3つの島の進撃作戦の最終調整

 ダンジョン内の核部屋でアポストル・ゴットと配下三人が集まり、椅子や机が無い状態で座り、3つの島の進撃作戦について話あっていた。


「最初に魚人兵を均等に分けて戦うとして、各島に駆逐艦は10隻で進撃して輸送船はサガナ島に待機にしたいが、君たちの意見を聞きたい」


 アポストル・ゴットは3人に問うと、それぞれの意見を3人が言う。


「私としましては反対はありませんが、この先の防衛や進撃のためにスケルトンを召喚してほしいのですがよろしいでしょうか?」


 リッチの意見は進軍の作戦には問題ないが、この先の事について扱いやすいスケルトンの創造召喚をしてほしいと頼む。


「私としては、問題ないですが鎧騎士や鎧武者の仕事が無いと暇でならなくてたまには進撃に参加させたいが、参加をしてもいい許可を頂けないだろうか」


 アポストル・ナイトは自身は問題無いが、兵士に戦いをさせたいと頼む。


「私としましては偵察をもう一度して見たらどうでしょうか?各島に攻める前に必要な戦力を分けれると思いますわ」


 アポストル・クロウディはもう一度、偵察をしてから部隊編成をして攻めるべきと意見する。


「賛成2の再偵察1か・・・なら偵察を先に送りながら各部隊を進撃、現地の指揮をする司令官に判断を任せる事にする」


 アポストル・ゴットは現場で指揮をする司令官に任せる事にして、各島に偵察をさせるカモメを送る。

 最初から偵察しているカモメはいるはずなので同時に帰還させるのがいいと判断したのだ。


「今から各島や大陸に向けて進撃をするが、厳しい戦いが続くだろう、そして進撃しながら武器の製造や資源や食料の生産をしなくてはならない」


 アポストル・ゴットは厳しい状況になると言いながら、武器の製造や生産、物資の運搬ルートや食料難について考えていた。

 今は海で採れる食料でなんとかなっているが無限ではないのだ、そのために家畜や養殖・農場の方法を教えて食料難から脱しないといけないとしていた。

 家畜に関しては牛や豚・鶏などダンジョン内で育ており、農場もダンジョン内でやっているが、養殖に関しては創造召喚した魚をダンジョン内のため池みたいな場所で養殖しており海での養殖方法は分からないのだ。

 家畜や農場も分からないが、柵を作って動物の育てる場所を考えたり、農場で雑草や試行錯誤して多くの実と美味しくなるようにしているのだ、しかし、養殖は何もしていなくて色々試さないといけない状態なのであった。


 進撃作戦の会議は終わり、解散しようとした時にアポストル・ナイトがアポストル・ゴットに後から危険になるかもしれない亡霊がいる事について報告すると。


「地縛霊みたいな存在か、リッチ、霊を倒したりこちら側に引き込めるか?」


「話を聞いた限り、仲間にするのは難しいでしょう、倒すには見つけないといけないでしょうが各場所にスケルトンを通して見ていても見つからないために見つけにくい存在だと思います。ですので後回しにしながら、見つけたら倒すでいいと思います」


 アポストル・ゴットの言葉にリッチが答えいて問題は薄いと感じたがアポストル・ナイトはどうしても後から厄介な事をしてくると感じてならなかったのであった。

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