科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第三十三話 少しだけ戦力確保と作戦会議

 アポストル・ゴットはダンジョンがバレていたと思って行動していたが、ダンジョンの出入口の場所に数分間いて帰っていった事から今まで気づかれておらず今となって気付かれたと感じて、他の島の情報収集のために鳥の創造召喚をした。
 創造召喚で召喚したのはカモメで近くの島の発見と情報収集をさせに向かわせる。
「さて、これからどう守るべきか」
 アポストル・ゴットは悩む、アポストル・ナイトに頼って戦う事は考えているが、流石に数の力で押されると突破されるのではないかと考えていたからだ、リッチは敵を殺せばその場で遺体をゾンビにするが対策はされているだろうし、スケルトンや人型のゴーレムは戦力外に近い。
 核部屋で頭を悩ませていたアポストル・ゴットにリッチが入室してきて。
「我が主、失礼だと思いますが案を言ってもよろしいでしょうか」
 申し訳なさそうに言うリッチに。
「なんだ?言ってみろ」
 アポストル・ゴットは発言の許可を出す
「自爆型の短命で大繁殖の生物を創造してみたらいかがでしょうか」
「それは考えたが食料の問題がある」
「食料をいらなくするのは厳しいのでしょうか?」
「厳しいな、流石に食料無しで生きるようにすると神が出てくる可能性もある」
「でしたら高威力の自爆で繁殖しにくいのはどうでしょうか」
「高威力の自爆する仲間か…それならいいが規模はどうする?」
「規模は核爆弾レベルでいいと思います、自爆と共に生物に害があるのをばらまく方が効果的だと思いますが」
「それは今後仲間にするのが、生物系なら問題だが考えあっての事か?」
「はい、このまま奴らが黙っているはずはないと考えています、ですので最低でも50万の兵士をしのぐ強さの仲間が今は必要かと思いますので」
「そうか…なら即死トラップの階層以外の配置はしない事にして召喚するぞ」
 アポストル・ゴットはリッチとの話し合いで核ネズミを創造召喚する。
 核ネズミは繁殖力は普通のネズミより低く、生存は普通だが、踏みつぶしたり火器類を使うと核爆発が起きるように創造したのである。
 核ネズミを創造した以外は何もせずに武器の手入れとダンジョン内の管理、サガナ島の見張りの周回を1か月していたのであった。
 1か月の間に5回カモメ達から報告に来て知った事だが、近くに3つの島があり、そこに戦艦や空母などが次々と集結している事が分かっため、何回かアポストル・ナイトとリッチを呼んで会議を行い作戦を決めたのであった。
 そして、カモメが報告に戻ってきて、サガナ島に向かって進行したと報告がされる、この戦いは今までの甘い攻撃ではなく本格的な攻撃と予想するのであった。

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