科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第二十六話 海の戦力作成

 サガナ島を占領したアポストル・ゴットはアポストル・ナイトにおぶられながら浜辺まで連れていってもらい。
「さて、この島に上陸されないように凶暴な魚を放つが単体と数、どちらがいいか」
 悩みながら質問するアポストル・ゴットに対して二人が意見を言う。
「個の力がある方がいいかと思います、相手は泳いでくるわけではないはずなので」
「私目は数が多く移動用の船を沈めれるレベルがいいと言わせてもらいましょう」
 アポストル・ナイトは単体の力が必要と言い、リッチは上陸用の船を沈めれればいいのではないかと言う。
 小豆柴犬も一緒にいるが砂浜で遊んでいるために聞いても無駄だろうと見ていたアポストル・ゴットは考えた結果、両者の意見を尊重して戦艦クラスを沈めれる力を持ち、複数体の数を召喚する事にした。
 創造召喚したのは鱗は戦艦30隻分の堅さ・ホホジロザメレベルの獰猛さ・メガロドンのレベルの大きさ・時速50Kmの速さで動くサメである。
 召喚した数は4体だがすぐに繁殖できるようにしたために繁殖の行動を開始している。
「こいつらの名前はホホロドザメにしよう」
 アポストル・ゴットは創造召喚したサメをホホロドザメと命名して満足する。
 命令は創造召喚した時に済ませており集中して船を襲いながら海を泳ぐ存在を食べる習性にした、ただし共食いは周りの環境が壊れる前にする形にしているために大丈夫なはずである。
「あれは船ですね」
 リッチは何かを見つけたらしく見つけた方向に指を指して教えてくれる。
 アポストル・ゴットは双眼鏡を持って確認すると船は元港町の更地に向かっていくのが分かる。
「ちょうどサメの繁殖行動が終わって狙っているみたいだから様子を見よう」
 アポストル・ゴット達はホホロドザメに任せて観察する事にした。


 ボートの上でサガナ島の港町に向かう者達が進んでいる途中で壊滅して更地になったサガナ島の港町を遠くから見る事になる。
 ボートに乗っているのは4名で兵士2人と船の操縦士2人である。
「全滅したのか?サガナ島の港町の住民は?このままいくか帰還するかどうする」
 双眼鏡で見る兵士の一人は疑問を持ちながらも相方の兵士に聞くと。
「このまま行って、生き残りがいないか確認しよう、俺は無線で連絡するからお前は見張りをしといてくれ」
 そう答えて無線機を取り出して連絡をする相方の兵士、双眼鏡を持っていた兵士は周りを警戒する事にして見ると、こちらに向かう背ビレが4つ発見する。
「おい!こちらに何か向かってきているぞ!」
 全員が背ビレが見える方向を見て嫌な予感がして、操縦士が離れるように船を操縦すると背ビレは海の中に潜っていった。
「なんだったんだ、あれは」
 操縦してない方の操縦士は寝起きでありながらも4つの背ビレが向かっていたのをハッキリと見ており、何だったのか考えるが分からずに仮眠室に戻りまた眠りにつく。
 背ビレが海中に潜って数分後、船を囲むように背ビレが現れる。
「こいつら!この船よりもでかいぞ!」
 船の操縦士は驚きの声を上げながらも逃げるように操縦しようとするが4方向から一斉に襲い掛かってくる背ビレ。
「なんなんだあれは!」
 持っていたマシンガンで進んでいる方角から来る背ビレの2体に向かって撃つが弾丸は弾かれる。
 兵士の抵抗は虚しく、4方向から襲ってきたホホロドザメによって船はバラバラに砕かれながら4人は海に投げ出されて、食われるのであった。

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