科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第二十三話 3つの島の会議とサガナ島のリーダー倒れる

 サガナ島の近くにある3つの島のリーダーが1つの島に集まりサガナ島で起きた出来事の会議を行っていた。
「スパイは死んでしまったから仕方がないが、逃げてきた者達からの情報は、謎の攻撃で船が約30隻、港町の1/3が壊滅、そしてこの被害の元凶と思われるのは謎の全身白い甲冑の存在か」
「ダンジョンのモンスターだと考えられるがそれよりも難民はどうするかが先決だ」
「そこは、我々の島だけでは収まらないから余裕がある島に難民の受け入れをしてもらうとして、ダンジョンの可能性があるなら周りから軍隊の要請をした方がいいな」
「難民の対応をしながら他の島にも助けてもらうとして、ダンジョンと決まったわけではないが危険な存在がいるのは確かだ、ダンジョン攻略レベルの大部隊は用意されないだろうが援軍は来るだろう」
「そうだな、それがいいかもな」
 3人の各島のリーダーは悩みながらも会議を続ける、彼らは異世界の住民で転移者であるために長い事生きているのだ。
「それでは、援軍要請と難民受け入れを各島に要請して細かい話は後からにする事でいいな」
「賛成だ」
「それでOKだ」
 話がまとまり、3人は自身の持ち場で仕事を行うために動く。
 こうしてサガナ島に傭兵ではなくちゃんとした軍隊が向かう事になるのであったが軍隊を動かすのに時間が掛かったの言うまでもなく、1カ月は準備と移動・作戦などで掛かる。


 一方サガナ島の港町では住民の多くが島から離れていき、港町の人口は約100人と少なくなっていた。
「私のやり方が間違っていたのか」
 一室で項垂れるように頭を抱えて悩むサガナ島のリーダーの異世界人の周りにはカラになった酒瓶が多く転がっていた。
 やけ酒をしていたのだろうサガナ島のリーダーの異世界人の部屋に一人の男性が入ってくる。
「失礼します、キャリー・アレク様、落ち着いて聞いてください、トウマ島から各島の代表としての通達がありまして、明後日の一二丸丸にキャリー・アレク様の身柄確保をして尋問するようです」
 キャリー・アレクと言われた人物(男性)は更に頭を悩ませて、吐血して倒れる。
「!!誰か!医療班を読んでくれ!」
 報告しに来た男はキャリー・アレクが吐血して倒れた事に驚き、医療班を呼んでもらうように助けを呼び、キャリー・アレクを背負うようにして近くにあるベットに寝かせる。
「どうしたの!」
 一人の女性と共に医療班の男性二人が来て、キャリー・アレクがベットで横になっているのと、血の跡が地面とキャリー・アレクの口にある事から吐血したと判断して、キャリー・アレクの状態確認をする医療班の2人、女性は報告しに来た男性になんでこうなっているのか問い、状態と報告しに来た男性の答えからストレスや不満などからの吐血と判断して、安静するようにするのと心身に負荷を与えないように仕事の休みを言い渡されるキャリー・アレク。
 キャリー・アレクは大人しくベットで横になりながら「わかった」と言い、水でうがいをして歯を磨いてから眠りにつくのであった。

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