科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第二十二話 小さな戦争後の処理と新たなる仲間の創造

 アポストル・ゴットは考える、どんな仲間を創造召喚するべきか。
「ん~、創造召喚するなら食費の掛からないゴーレムやアンデット系にするべきだが現場の判断できるレベルにはならないからなー」
 アポストル・ゴットは悩む、ゴーレムやアンデット系で簡単に創造召喚すると知識が無く、指示が無ければ接近して殴りかかりに行くだけで指示しないと細かい動きができないのだ。
 ゴーレムが奇襲をしたりスケルトンとゴーレムが銃を使ったのは、事前にアポストル・ゴットが指示していて動いていたが、町とかに攻める場合や防衛で反撃に攻める場合は新たな指示を出さないといけないのだ。
「アポストル・ナイト、指示はできるか?」
 全身白い西洋の甲冑は一人で多くの侵入者を殺し、外でも港町に被害を与えたために側近として名前を与えたのだ。
「我が主、すみませんが私には指揮するほどの戦略的能力はございません」
 アポストル・ナイトは申し訳ないように謝る。
「そうか、なら鎧騎士と鎧武者を創造召喚してアポストル・ナイトに指示を任せよう、戦略知識は使わずに今は思うように使ってくれ」
 アポストル・ゴットが鎧騎士と鎧武者を200体創造召喚してアポストル・ナイトに与えて、守備用に人型のゴーレムを100体創造召喚する。
「さて、アポストル・ナイトは雑用になるが、殺したりその場で捨てられた戦利品の回収と遺体の処分をお願いするよ」
「かしこまりました」
 アポストル・ナイトは指示を受けて、すぐに鎧騎士と鎧武者200体を連れて作業に向かう。
 アポストル・ゴットは新たな仲間として指揮ができる存在を仲間にしようと考えながら、4層目と5層目をついかして4層目に創造召喚した動物を放し飼いにして魔力の回復と成長の場にして5層目を核部屋にする。
 動物は創造召喚した牛や鶏などの家畜動物だがちゃんと育てて、子孫を作らせれれば少しではあるが魔力の回復と成長が可能になるのだ、そのために4層目はとてつもない広さで半径はサガナ島ぐらいはある。
 階層を作り終えたアポストル・ゴットは新たな仲間の創造召喚を開始する、新たな仲間として創造召喚されたのはアンデットのリッチである。
「我を創造してくださりありがとうございます」
 リッチは忠誠心を見せながら礼儀正しく礼を言う。
「リッチよお前を指揮官に任命するから、後でその力を見せてくれ」
「了解しました」
 アポストル・ゴットはリッチの指揮能力に期待しながらアポストル・ナイトが戻るまで核部屋で待つのであった。
 小豆柴犬はそのまま偵察に行かせており、まだ戻ってないという事は問題は起きていないだろうと気長に待つアポストル・ゴットだが後で急ぐことになるとは思は無かった。

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