科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第十九話 ダンジョン内から生まれた悪魔

 2層目次々と集まる傭兵達、数は約300人ほどまでおり、さらに後方には1000人以上が待機しており、外に20人が待機している、さらにまだ到着してない傭兵が次々と来ているために数は優勢な状態である、参加不可能になったのは負傷者は136人と76人の軽傷が参加不可能になった負傷者と共に行動している。
 この時代、医学が大きく発達しているために命を落とさない限り大きな病院で医療ミスしない限り元通りの体になるのだ、小さな病院では吹っ飛んだ体の一部を再生することは不可能だが命を落とさないように応急処置をすることが可能である。
 そのために死ななければ生きれるという考えがこの世界の考えであったために、無茶な行動もする人がいるのだ。
 準備を終えた傭兵達は3層目に突入しようと階段に向かうが、階段から全身白い甲冑に身を纏っている存在が現れる。
「貴様は誰だ!」
 警戒した傭兵達の一人が問うと。
「お前たちを殺す存在だ」
 白い甲冑の存在がそう答えると同時に、傭兵達が殺意を持ってそれぞれの銃を白い甲冑の存在に乱射する。
 白い甲冑の存在は剣を右手に持ち、左手にマシンガンを持ちながら横に避けて、避けられない弾丸は右手の剣で高速に弾く。
 弾かれた弾丸は地面や壁に飛んでいくだけでなく、傭兵達の方にも飛んでいき次々と弾かれた弾丸に殺されていく。
「手を休めるな!こちらの方が数が多い!」
 どこからかそう発言する者の声が聞こえて、傭兵達は銃の射撃を止めず数の力で押し込もうとする。
「その考えが甘い事を教えてあげます」
 白い甲冑の存在が言い終えると同時に一気に剣で飛んでくる銃の弾丸を先ほどの速さよりも高速に弾きながら接近していき、傭兵の一部が手榴弾や数名の傭兵が火炎放射器などで攻撃してくる。
 白い甲冑の存在は手榴弾を回避しながら火炎放射器から放たれる炎を突っ切る、傭兵達は火炎放射器でやったかと見ながら油断せずに銃での攻撃を止めない、何故なら悲鳴が聞こえないからだ。
 炎中に向かって放った銃の弾丸が弾かれる音と共に火炎放射器を使っている傭兵に向かって飛んでいき傭兵に着弾すると共に火炎放射器に弾丸が貫通して炎が噴き出す。
「全員離れ」
 傭兵達が火炎放射器から逃げるように退こうとするが、間に合わずに連続するように火炎放射器が爆発していき、爆発が傭兵達に襲う。
「急いで負傷」
 負傷者を運ぼうとしながら手伝ってくれと言う風に言い放とうとした傭兵が言葉の途中で頭と胴体が白い甲冑の存在の剣によって別れる。
 傭兵達は白い甲冑の存在との距離が近く銃だと味方に誤射する可能性が高いためにそれぞれの近接武器を持って襲い掛かる。
 しかし、誰一人も白い甲冑の存在に攻撃が当てられずに胴体が真っ二つにされたり、腕を切られて戦闘断続が不可能になったり、足を切られてから頭や体を踏み抜かれて圧死したりと傭兵達にとって悲惨な状態となり、後方から次々とやって来る傭兵と逃げようとする傭兵がぶつかり合い混乱し始める。
 白い甲冑の存在は傭兵達の様子を気にせずに次々と致命傷又は殺していく。
 そして白い甲冑の存在との戦闘が起きて約2時間で1層目までに着くまでに約500人ほどがやられて1層目にいた傭兵達は迫って来る白い甲冑の存在に向けて銃を撃つ。
 白い甲冑の存在は2層目の多くな部屋では突破されても気付いてすぐに殺せると考えていたが、1層目は迷路でいくつものルートがあるために階段の近くで動きながら飛んでくる弾丸を剣で弾きながら、次々と傭兵を殺していく。
 1層目戦闘が起きて1時間、傭兵は死者と負傷者合わせて400人を超えるがまだ諦めない、白い甲冑の存在がそろそろ体力の限界になって倒せる隙が生まれると考えているからだ。
 更に、2千の傭兵が島に到着しており、ダンジョン内に多く侵入しているのだ、ダンジョンに入ってない傭兵は暇つぶしと動物狩りをしており白い甲冑の存在だけなら数で押せば勝てる感じやすくしている。
「私の力を舐めるな!」
 白い甲冑の存在が剣に魔力を込めて、剣のリーチを伸ばして傭兵達を真っ二つに切る。
 傭兵達で重装備をしていた傭兵すら真っ二つにする白い甲冑の存在を見た傭兵は恐怖に陥り、逃げようとする者、銃を乱射して無駄撃ちする者などパニックになる。
 白い甲冑の存在は誰一人逃がさないと意志を込めて、逃げる相手にはマシンガンで撃ち抜き、そうでない者は魔力を込めた剣で切る。
 1層目の戦闘が起きて更に5時間経ち、白い甲冑の存在は傭兵を1千人以上を殺して300人以上を再起不能にする。
 流石に1千もの仲間を殺された事を知る傭兵達は逃げ始め、ダンジョン内から次々と逃げようとして、途中でこけた人を踏みつぶしてまで梯子まで殺到する。
 ダンジョン内に侵入していた傭兵達が逃げだすのに気付いた白い甲冑の存在は急いで傭兵達に襲い掛かる、大きく複雑な迷宮から梯子まで着くのに遠回りしながら。
 そして、ダンジョン内で殺された傭兵は2千人を超えてダンジョン内の戦闘は終わる。
 しかし、白い甲冑の存在は止まらない外の仮拠点にいる者の殺害と逃げた者の殺害をしなくてはいけないと考えて動いているからだ。

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