第十話　第一陣の調査団の行動

　調査団の行動
　調査団の12人は島の地図作成のために動く、それは港を発展させて次世代の者達の生活を豊かにさせたいからだ、そのためには島の全体の地形を地図を描いて把握しようと考えたのだ。
　科学と魔法が発展していてもまだ宇宙技術の開発は進んでおらず、今は計画が中止になっている、それは実験事故による問題が大きかったからだ、燃料補給中に突然爆発してしまい多くのケガ人を出したためである、死者が出なかったのは遠隔操作でやっていたためで出なかったがキノコ雲ができるぐらいの爆発規模のため見直しがさせれているのである。
　編成の種族割合は各種族3人の編成であり人間とドワーフが火器と近接武器の装備をしていた。
「そろそろ山頂につくな」
　リーダーのエルフの男が言うと皆はやっと三兆かと感じる、それは山を登る途中で熊1頭に襲われたが難なく討伐するがまた襲撃があるかもしれないと警戒しすぎて予定より遅れていたのだ。
「ここから先は動物たちの匂いはしないが何かの匂いはするな、これは血の匂いか？」
　犬の獣族の女性が人物が匂いがする方に進むと。
「オエェェ」
　何を見たのか分からなかった11人は突然、犬の獣族の女性が吐いたのを見て慌てて駆けつけるが何を見たのか嫌でも目に入る。
　それは小さな子の数体の死体である。
　詳しく表せないが全て、無残な食べられ方をしており、11人の調査団も吐いたり気持ち悪くなったりする。
「こんな所に死体があるなんて、前に襲撃があった時にさらわれたのか？」
　人族の男が気分を悪くしながらも確認するが損傷が激しく分からないが襲撃時期を考えてもおかしいぐらいの死体だと気付く。
「どこかから攫われてきたのか？」
　疑問に思う調査団だが見ていてよいものではない、調査のため死体を埋めることはできないが報告はした方がいいだろうとエルフのリーダーが無線機で連絡をする。
「どうだった？」
　無線機で連絡を終えたのを確認したドワーフの男が聞くが。
「各島に確認はするらしいが調査は難しいと言われた」
「そうか、この子たちをここに置いとくのはかわいそうだが別の調査隊が来るまでこのままにした方がいいな」
　エルフのリーダーが残念そうに言い、皆が残念な気持ちになる中でドワーフの男は近くに生えていた花を摘んできて。
「今はこれだけしかできないのはすまんが許してくれ」
　花を供えて涙ながらに言う。
　皆で死者の弔い、それから作業を開始しようとしたら。
「ここに梯子があるぞ！」
　人族の背の高い人が地下に続く道を発見する、それは確実に人工物でできた者であったからである。
　何者かかいるかもしれない、そう考えて話し合いの結果、武装した4人は探索のために梯子を使って降りるのであった。