科学と魔法が発展した異世界VSダンジョンマスター

傭兵

第九話 戦力強化と最初の敵の発見報告

 隠し部屋や階層追加・ゴーレムの創造召喚を召喚生産して約2ヶ月が経った時期に小豆柴犬がアポストル・ゴットに何か訴えるかのように行動する。
「何かあったのか」
 そう考えて念話で話すとダンジョンに向かってくる者達がいるそうだ。
 分かったのは獣族・人間・エルフ・ドワーフの種族で12人行動だ、6人は武装をして残り6人は島の地形確認か、武装をしていない。
 バレる、そう心に感じて配置してないゴーレムの配置を急ぐ、小豆柴犬にはもしダンジョンに侵入してきた際に外で待機した人がいたら相手をしてもらうのと他の動物にやってもらうことはできないかの交渉を任せる。
(階層は3階層まで作って核は2階層の別部屋に置いてあり、1階層から順番に2・3と進んで3階層から2階層まで進まないといけないようにしているから時間も余裕があるはずだ)
 アポストル・ゴットは自信を落ち着かせるように心の中で言いながら準備するのであった。
 1階層は洞窟の複雑な迷路で何か所かは道をつなげているためにいくつかの正解ルートができてしまっているが間違って戻る可能性もある、そして6つの部屋に続いているが1つ以外はハズレであり各部屋につくまでに隠し部屋からの奇襲を何回かできる仕組みにしてある。
 2階層は大きな部屋で最終防衛層とも言える、まだ準備段階のために設備や防衛施設は何もできていないが訳200体のアンデットのスケルトンと数体のゴーレムを用意しておいた。
 3階層は食料生産中心のために防衛に向いていないが魚の養殖や植物育成・家畜をやっており食料難は今のところ無しである、そして植物の中には植物モンスターを潜ませており3階層まで突破された場合を考えて配置させていた。
 準備を終えたアポストル・ゴットは勝てるように自身の幸運を祈るのであった。

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