電気使いは今日もノリで生きる
魔王登場・裏
神無月一週目土曜日
『ふう、これであらかた片付いたわね』
「ミライは大丈夫かな…」
『…』
僕とイフリートは自分の分担の分の敵を倒し終えて少しだけ休憩をしていた。まあ休憩といっても次のところに移動する間休んでいる感じだけどさ。
「でもまさかゴブリンキングがいたなんてな」
『でもちゃんと一人で倒すことができたじゃない』
でも時間がかかりすぎた。予定ではもう少し早く全部終わらせてミライのところに向かっているはずだったのに
「それで…王が出たって本当なのか?」
『間違いないわ…やっぱりあのイガナ…いいえ、この気配はおそらくイワナガね』
「イワナガ?」
あのイナガという少年がやっぱり魔王の一人だったのか。全くそんなふうには見えなかったんだけどな。イフリートが気が付かなかったということはうまいこと隠していたということなのだろうか
『そういえばあいつ偽装魔法がうまかったわ…』
「偽装魔法なんてあるのか」
『ええ、水は鏡だから…って言ってミライみたいにオリジナルの魔法をどんどん作っていたわ』
「まさかとは思うけど」
『ええ、あいつもミライと同じ、かつてこの世界に召喚された転移者よ』
「まじかよ」
ということはこの世界にはミライと同じように召喚された人が時々いるということになるわけか。まあ考えてみれば当たり前の話だね。
「それじゃあミライはかなり苦戦していることになるだろう…僕が頑張らないと」
『えぇ…でもミライはもう村に到着しているみたいよ』
「そうか」
村が襲われていると知った時は少し焦ってしまったけどもうすでにミライが行っているのならまあ安心かな。あいつは自分では気がついていないのだがすごいやつだ。あいつがいればなんとかなるんじゃないかって思わせてくれる。
「それじゃあ遅れないように急ぐか」
『ええ、最後の一匹だけ横取りしましょ!』
そんなことをイフリートと冗談を言いながら僕たちは村へと急いだ。でも、この冗談は冗談として終わってしまった。
「あの光は?」
『え?…まずい!』
村へと戻っている途中に村の方角が急に光りだした。あれって…確かミライの『世界』?それほど緊迫した状況になっているのだろうか。イフリートの焦り具合からもそれがうかがえる
『あいつ…これが狙いか!』
「どういうこと?」
『村に行けばわかるわよ!』
それいこう、イフリートはほとんど黙りっぱなしだった。ただ一言だけ『ミライが全て倒した』とだけ教えてくれた。それなら急ぐ必要なんてないのだろけど…言外で急げと言っているような気がして、僕は村への道を急いだ。
「これは…」
村について僕はいくつかの点で驚いてしまった。それはまず、村中に広がっているこの血の匂いだ。魔物の肢体をみたけれど全部なにかに貫かれたように死んでしまっている。これが…ミライの魔法だというのか
それから村の人は何かを運んでいた。近づいてみてみればそれは死んだ村人の遺体だった。どうやらまとめて埋葬するらしく一箇所に集めているらしい。…そういえば救護者は?!けが人は、ミライはどこにいるんだ?
「あの」
「…」
僕は近くにいた村人に尋ねた。ミライがどこにいるのかを。しかしながら帰ってきた答えは僕の予想をはるかに超えるものだった
「お前は…おい、お前ら!敵の片割れがやってきたぞ」
「え?」
僕の姿を認めた瞬間、みんなが一斉に立ち上がり、遺体を運んでいた人達は一旦死体を置いてなにか武器とかを手に持って僕に向かって立ちふさがった。
「これは…どういうことですか?」
僕は意味がわからなくて叫んだ。帰ってきたらいきなりこの対応をされたっていうのなら、そりゃ誰でも驚くことだろ思う。
「はぁ?あいつもそうだけどお前も自分がしたことをわかっていないのかよ」
「ソニアの嬢ちゃんに聞いたぜ…お前らがシバさんの結界を解くように頼んだんだってな」
「それはそうだけど…その二人は?」
「けっ死んだよ」
「え?」
「なにぼけっとしてんだよ。お前らが仕組んだことだろうが!」
その言葉とともにそいつは殴りかかってきた。慌てずに僕はそれを振り払い、あたりを確認する。死体が置かれているところに、ソニアさんとシバさんの姿があった。そっか…二人とも魔物が襲ってきたときに戦って…そして死んだのか
『その腹いせに原因としてあなたたちを恨んでいるのよ…これほどわかりやすい生贄はいないもの。あなたたちが来たからシバもソニアも死んだ』
「それは…」
確かにそうなんだけどさ。僕たちがこなければこんなことにはならない。少なくとも結界を解くなんてことが発生することはなかっただろう。そういう意味では原因が僕たちにあるというのは間違っていないのかもしれない
『違うわよ…もっとよく見てご覧なさい』
「え?」
イフリートに言われて村人たちの奥をみてみた…そこには倒れているミライがいた
「ミライ!!」
慌てて駆け寄る。ミライの様子を確認する。口から少しだけ血を吐いていて、頭とかが切れているのかそこでも血を流している。
『これは…魔力の使いすぎね』
「大丈夫なのか?」
『まあ…死ぬことはないでしょう』
その言葉に安心する。ひとまず良かった。でも…なんでミライがここで倒れているんだ?まさか…
「あなたたちここで放っておいたんですか?」
「…」
「どうして!どうしてそんなことを」
「そいつがこの魔物たちが村を襲った事件の主犯だからだ…いや、お前か?」
「そんな…僕たちはこの村を守ろうと…だからあの蛇だって」
「それも我々を騙すための作戦だったのだろう?」
「まんまと騙されたぜ」
「そんな…」
村人たちの言葉に衝撃を受ける。昨日は…こないだはあんなに暖かく迎えてくれたのにこんな対応を取られるなんて思ってもみなかった。改めて村人たちの顔を見てみる。どの顔も…どの目も僕に対して敵意ある視線を向けてきている。
「お前も出て行け!」
「ふぜけんな!俺の娘を返してくれよ!」
「パパが…お前のせいで、死んだんだぞ!」
村人たちの容赦ない罵倒が飛んでくる。でも…それでも、そんなときでも僕の心はすごく静かだった
「そっか…」
そっか、ミライも、あの時、こんな感情だったんだね。周りの人たちに対してそんなことを思ったのかな。
ふざけるな、と
勝手に僕たちに期待して、それで少しでも嫌なことがあったらすぐに悪者扱い。そんなのふざけてるとしか言いようがない。
「死んで詫びろ!」
「こいつはそれでも最後に役に立ったんだお前もなんかしろよ」
「…」
口々にそんなことを言っている。なんでそんなことを言うんだよ…言えるんだよ
「お前らは…それでいいのか?」
「は?」
辛いのはわかる。親しいものを殺されてその恨みをぶつけたいのもわかる。でも、それじゃあダメだろ。頼む、少しでも考え直してくれ…そんな思いで放った言葉は、逆に僕を追い詰める
「いいに決まってるだろ」
「何を言っているんだ?」
「わけわからないことを言うのなら…息子を返してよ!」
『さあ、約束の時よ』
イフリートの言葉が僕に聴こえてくる
『選びなさい…』
何を、とは言っていない。でも、それでも、何を言おうとしているのかは、わかった
「なあ」
「は?」
「お前らに言ってねえよ」
『…』
「結局どこにいってもこんな感じなのかな?」
『…そうね、悲しいけどこれが事実よ』
つまり…ちょっとしたことで全部手のひらを態度を返すようなそんな人たちであふれているのかよ。そんな…そんな…
そんな『世界』なんていらない
その感情だけが浮かんでくる。どこにいっても、結局くだらない人間の揉め事。自分たちの利になるとおもったらちやほやしてそうでないとわかった瞬間に切り捨てる。村人の言葉が正しいとするならば、ミライは…疑いの目を向けられながらも、この村のために魔物を全部殺したというのに
「僕が、自分の望む『世界』を作り出してやる」
「何が言いたいんだ?」
「…」
村人たちを睨みつける。僕の胸のうちにあるのは…激しい怒り。ミライをここまで追い詰めた村人たちへの怒り。なにより…そんな状況にしてしまった自分自身への怒り。そんなことが日常的に起きてしまうことへの怒り。本来なら全く無関係であるミライを巻き込んでしまったことへの怒り。それらが溢れ出してしまう。
僕たちはこんな思いをするために魔物と戦ったんじゃない。そんな感情を向けられたいからしたんじゃない。そりゃあ感謝を求めるのも違うのだと思う。でも…それでも…こんな思いなんてしたくなかった
ああ、きっと、きっとこの世界には必要なんだ。絶対的な『悪』が。この状況を打破するためには必要なんだ。圧倒的な『悪』が。村人たちの心の支えとなるべき圧倒的な『悪』と絶対的な『光』が。
イフリートは言っていた。これが世界中で起きている現象だと。このことが広まれば…いやもう僕とミライの悪評は広がっている。それを止めるためには…僕が取るべき手段は…
「お前らには…ミライや僕を問い詰める資格なんてあるわけないのに」
「は?」
「お前らなんてこの『世界』に要らないって言ったんだよ!」
次の瞬間、僕を中心にして炎が発生する。これは…『領域』…いや違う。さすがに僕でもわかる。これは、『世界』だ。ミライが使っていた魔法、魔族の王たちが使っていた魔法。それを…僕も使うことができるようになったみたいだ。
君たちには申し訳ないけど…悪いけど、ここで死んでもらうよ。僕のやりたいことを為すために
ごめんね、ミライ。君との約束を…守ることはできなかったよ。
『やっぱり、こうなってしまったのね。友人のために…この世界のために…あなたは魔王となるのね、クレア』
「『火の世界』」
『ふう、これであらかた片付いたわね』
「ミライは大丈夫かな…」
『…』
僕とイフリートは自分の分担の分の敵を倒し終えて少しだけ休憩をしていた。まあ休憩といっても次のところに移動する間休んでいる感じだけどさ。
「でもまさかゴブリンキングがいたなんてな」
『でもちゃんと一人で倒すことができたじゃない』
でも時間がかかりすぎた。予定ではもう少し早く全部終わらせてミライのところに向かっているはずだったのに
「それで…王が出たって本当なのか?」
『間違いないわ…やっぱりあのイガナ…いいえ、この気配はおそらくイワナガね』
「イワナガ?」
あのイナガという少年がやっぱり魔王の一人だったのか。全くそんなふうには見えなかったんだけどな。イフリートが気が付かなかったということはうまいこと隠していたということなのだろうか
『そういえばあいつ偽装魔法がうまかったわ…』
「偽装魔法なんてあるのか」
『ええ、水は鏡だから…って言ってミライみたいにオリジナルの魔法をどんどん作っていたわ』
「まさかとは思うけど」
『ええ、あいつもミライと同じ、かつてこの世界に召喚された転移者よ』
「まじかよ」
ということはこの世界にはミライと同じように召喚された人が時々いるということになるわけか。まあ考えてみれば当たり前の話だね。
「それじゃあミライはかなり苦戦していることになるだろう…僕が頑張らないと」
『えぇ…でもミライはもう村に到着しているみたいよ』
「そうか」
村が襲われていると知った時は少し焦ってしまったけどもうすでにミライが行っているのならまあ安心かな。あいつは自分では気がついていないのだがすごいやつだ。あいつがいればなんとかなるんじゃないかって思わせてくれる。
「それじゃあ遅れないように急ぐか」
『ええ、最後の一匹だけ横取りしましょ!』
そんなことをイフリートと冗談を言いながら僕たちは村へと急いだ。でも、この冗談は冗談として終わってしまった。
「あの光は?」
『え?…まずい!』
村へと戻っている途中に村の方角が急に光りだした。あれって…確かミライの『世界』?それほど緊迫した状況になっているのだろうか。イフリートの焦り具合からもそれがうかがえる
『あいつ…これが狙いか!』
「どういうこと?」
『村に行けばわかるわよ!』
それいこう、イフリートはほとんど黙りっぱなしだった。ただ一言だけ『ミライが全て倒した』とだけ教えてくれた。それなら急ぐ必要なんてないのだろけど…言外で急げと言っているような気がして、僕は村への道を急いだ。
「これは…」
村について僕はいくつかの点で驚いてしまった。それはまず、村中に広がっているこの血の匂いだ。魔物の肢体をみたけれど全部なにかに貫かれたように死んでしまっている。これが…ミライの魔法だというのか
それから村の人は何かを運んでいた。近づいてみてみればそれは死んだ村人の遺体だった。どうやらまとめて埋葬するらしく一箇所に集めているらしい。…そういえば救護者は?!けが人は、ミライはどこにいるんだ?
「あの」
「…」
僕は近くにいた村人に尋ねた。ミライがどこにいるのかを。しかしながら帰ってきた答えは僕の予想をはるかに超えるものだった
「お前は…おい、お前ら!敵の片割れがやってきたぞ」
「え?」
僕の姿を認めた瞬間、みんなが一斉に立ち上がり、遺体を運んでいた人達は一旦死体を置いてなにか武器とかを手に持って僕に向かって立ちふさがった。
「これは…どういうことですか?」
僕は意味がわからなくて叫んだ。帰ってきたらいきなりこの対応をされたっていうのなら、そりゃ誰でも驚くことだろ思う。
「はぁ?あいつもそうだけどお前も自分がしたことをわかっていないのかよ」
「ソニアの嬢ちゃんに聞いたぜ…お前らがシバさんの結界を解くように頼んだんだってな」
「それはそうだけど…その二人は?」
「けっ死んだよ」
「え?」
「なにぼけっとしてんだよ。お前らが仕組んだことだろうが!」
その言葉とともにそいつは殴りかかってきた。慌てずに僕はそれを振り払い、あたりを確認する。死体が置かれているところに、ソニアさんとシバさんの姿があった。そっか…二人とも魔物が襲ってきたときに戦って…そして死んだのか
『その腹いせに原因としてあなたたちを恨んでいるのよ…これほどわかりやすい生贄はいないもの。あなたたちが来たからシバもソニアも死んだ』
「それは…」
確かにそうなんだけどさ。僕たちがこなければこんなことにはならない。少なくとも結界を解くなんてことが発生することはなかっただろう。そういう意味では原因が僕たちにあるというのは間違っていないのかもしれない
『違うわよ…もっとよく見てご覧なさい』
「え?」
イフリートに言われて村人たちの奥をみてみた…そこには倒れているミライがいた
「ミライ!!」
慌てて駆け寄る。ミライの様子を確認する。口から少しだけ血を吐いていて、頭とかが切れているのかそこでも血を流している。
『これは…魔力の使いすぎね』
「大丈夫なのか?」
『まあ…死ぬことはないでしょう』
その言葉に安心する。ひとまず良かった。でも…なんでミライがここで倒れているんだ?まさか…
「あなたたちここで放っておいたんですか?」
「…」
「どうして!どうしてそんなことを」
「そいつがこの魔物たちが村を襲った事件の主犯だからだ…いや、お前か?」
「そんな…僕たちはこの村を守ろうと…だからあの蛇だって」
「それも我々を騙すための作戦だったのだろう?」
「まんまと騙されたぜ」
「そんな…」
村人たちの言葉に衝撃を受ける。昨日は…こないだはあんなに暖かく迎えてくれたのにこんな対応を取られるなんて思ってもみなかった。改めて村人たちの顔を見てみる。どの顔も…どの目も僕に対して敵意ある視線を向けてきている。
「お前も出て行け!」
「ふぜけんな!俺の娘を返してくれよ!」
「パパが…お前のせいで、死んだんだぞ!」
村人たちの容赦ない罵倒が飛んでくる。でも…それでも、そんなときでも僕の心はすごく静かだった
「そっか…」
そっか、ミライも、あの時、こんな感情だったんだね。周りの人たちに対してそんなことを思ったのかな。
ふざけるな、と
勝手に僕たちに期待して、それで少しでも嫌なことがあったらすぐに悪者扱い。そんなのふざけてるとしか言いようがない。
「死んで詫びろ!」
「こいつはそれでも最後に役に立ったんだお前もなんかしろよ」
「…」
口々にそんなことを言っている。なんでそんなことを言うんだよ…言えるんだよ
「お前らは…それでいいのか?」
「は?」
辛いのはわかる。親しいものを殺されてその恨みをぶつけたいのもわかる。でも、それじゃあダメだろ。頼む、少しでも考え直してくれ…そんな思いで放った言葉は、逆に僕を追い詰める
「いいに決まってるだろ」
「何を言っているんだ?」
「わけわからないことを言うのなら…息子を返してよ!」
『さあ、約束の時よ』
イフリートの言葉が僕に聴こえてくる
『選びなさい…』
何を、とは言っていない。でも、それでも、何を言おうとしているのかは、わかった
「なあ」
「は?」
「お前らに言ってねえよ」
『…』
「結局どこにいってもこんな感じなのかな?」
『…そうね、悲しいけどこれが事実よ』
つまり…ちょっとしたことで全部手のひらを態度を返すようなそんな人たちであふれているのかよ。そんな…そんな…
そんな『世界』なんていらない
その感情だけが浮かんでくる。どこにいっても、結局くだらない人間の揉め事。自分たちの利になるとおもったらちやほやしてそうでないとわかった瞬間に切り捨てる。村人の言葉が正しいとするならば、ミライは…疑いの目を向けられながらも、この村のために魔物を全部殺したというのに
「僕が、自分の望む『世界』を作り出してやる」
「何が言いたいんだ?」
「…」
村人たちを睨みつける。僕の胸のうちにあるのは…激しい怒り。ミライをここまで追い詰めた村人たちへの怒り。なにより…そんな状況にしてしまった自分自身への怒り。そんなことが日常的に起きてしまうことへの怒り。本来なら全く無関係であるミライを巻き込んでしまったことへの怒り。それらが溢れ出してしまう。
僕たちはこんな思いをするために魔物と戦ったんじゃない。そんな感情を向けられたいからしたんじゃない。そりゃあ感謝を求めるのも違うのだと思う。でも…それでも…こんな思いなんてしたくなかった
ああ、きっと、きっとこの世界には必要なんだ。絶対的な『悪』が。この状況を打破するためには必要なんだ。圧倒的な『悪』が。村人たちの心の支えとなるべき圧倒的な『悪』と絶対的な『光』が。
イフリートは言っていた。これが世界中で起きている現象だと。このことが広まれば…いやもう僕とミライの悪評は広がっている。それを止めるためには…僕が取るべき手段は…
「お前らには…ミライや僕を問い詰める資格なんてあるわけないのに」
「は?」
「お前らなんてこの『世界』に要らないって言ったんだよ!」
次の瞬間、僕を中心にして炎が発生する。これは…『領域』…いや違う。さすがに僕でもわかる。これは、『世界』だ。ミライが使っていた魔法、魔族の王たちが使っていた魔法。それを…僕も使うことができるようになったみたいだ。
君たちには申し訳ないけど…悪いけど、ここで死んでもらうよ。僕のやりたいことを為すために
ごめんね、ミライ。君との約束を…守ることはできなかったよ。
『やっぱり、こうなってしまったのね。友人のために…この世界のために…あなたは魔王となるのね、クレア』
「『火の世界』」
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