電気使いは今日もノリで生きる
乱戦開始
???
クレアと位置を変える。で、えっと、僕はこれから何をすればいいんだ?
「ハルとミライの二人でこの龍を地面に縛り付けていてくれ俺は魔法の準備に移る。ヤマトは俺の警護、ツキとユキは龍に攻撃を・・・とにかく飛ばすなよ。しっかりと足を地面につけさせとけ」
「了解」
わかりました。さて、今はハルさんの力で地面に縛り付けられているわけなんですが、それもそろそろ限界だと、飛ばさないようにするためには押さえつけるのが一番楽だけど飛んでしまったら撃ち落とさなければならない。・・・あ、そういえば
「ツキさん、僕を龍の真上まで飛ばすことは可能ですか?」
「?もちろん可能だ。だがそれで・・・ああ、そういうことか。了解だ。次に飛び上がった時に準備しておけ」
「はい、ありがとうございます」
すぐに理解してくれる。さすがだ。つまりこの人たちは僕以上に頭の回転が早いってことだね。いやあ、安心するな。僕がどんだけバカをしてもこの人たちがその意を汲んでくれるなんてなんて楽なんだ
「でもそれは切り札だから使いたくないんだけどね『地雷』」
ハルさんの援護をするように罠を仕掛ける。てかもはや簡易麻痺魔法になっているんだけどこれ本来の使い方とは全く違うよね?そりゃあ確かに発動時間が短いからこんな感じだけどさ。
「助かるミライ・・・だが悪い、限界だ」
ドラゴンがその束縛から放たれ、空気を吸い込み始めた。あ、これ間違いなくブレス攻撃が来るやつだ。このタイミングではまずい、僕は今『領域』を使うわけにはいかないのに
「大丈夫よ。私に任せなさい『反射』」
僕らの前に巨大な鏡が出現したかと思うと、ブレスが反射されドラゴン自身がダメージを受けている。これは・・・ユキさんの力?でもすげえ何この力
「ユキのスキルは本当に珍しい『理』スキルだからな。魔法ひとつひとつはかなり強力なんだがいかんせん燃費とか諸々かなり悪くてな」
「しょうがないでしょ、珍しすぎてどんなスキルかなんて全くわからなかったんだから」
『理』スキル。これまたかなりレアなスキルが現れたな。でもブレス反射はかなりありがたい。これならこの攻撃はほぼ無力化されたと言っても過言でもない。
「でもしばらく使えないからすぐに来たらどうしようもないわよ」
僕の『領域』と同じ感じなんですね。「むしろ劣化よ。一方向からのしか返せないんだし」でも僕のは跳ね返すわけでもなくただ消すだけですからね
「よっしゃあ次は俺の番だな『居合切り』」
龍が飛び立とうとする瞬間、その足に力が入った瞬間によこから切りつける。まさに達人の一撃。コンマ何秒かの世界で行われた一撃は龍がバランスを崩すという結果に落ち着いた。
「『放電』『創造』『爆発』」
この隙を見逃してしまったらきっとまたさっきと同じことになる。ハルさんは今は魔力切れ、だから回復までに少しだけ時間がかかる。その間僕がしっかりとしなきゃ。連続攻撃で僕のところに意識を向かせて
「『電気の領域』」
感知能力を高める。これで、ドラゴンの攻撃をなんとかかわすことができる。飛ぼうとすればヤマトさんが阻害してくれるので今は時間稼ぎに専念しなきゃ。
「またブレスが来る!ユキ」
「無理です」
「ならツキ」
「はい『桜嵐』」
「俺も一発入れておくぜ!」
ヤマトさんが飛び上がったかと思ったらドラゴンの顔を横から剣で切りつける。その結果、顔がかなりぶれたことによって吐かれた炎が僕らから外れる。もともとのズレが大きくなったことでツキさんの逸らしも安定して行うことができたみたいだ
「グルルルルルル」
「やっば、大回転がくるぞ、引け!」
「大回転?」
「尻尾を下から上に高速で叩き上げる攻撃だよ。あれに巻き込まれたら上空に放り投げられてしまうぞ」
なにその危険な技。感知能力を最大にして避けることに専念しなきゃ。こういう攻撃って大抵尻尾と同一直線状にいなければなんとかなるよね。
「グルアアアア」
「うわっ」
回転のさいに巻き起こった風によっって吹き飛ばされる。やっば体制を崩した。次に攻撃されると防ぎようがない。・・・こない?
「さすがドラゴン知恵があるな」
「人間の言葉を話していなくてもここまでとは」
空中に浮いていた。回転の運動を利用してそのまま飛び上がったのだ。なんという二段構え。回転に巻き込まれればそれでよし、また避けられても距離を取った分次の動作に対して一歩遅れてしまう。多分僕が一番素早く動けたのだろうけど風圧のことを考えていなくて近くで避けようとしたからかなり吹き飛ばされている。僕らがドラゴンに空に飛び上がらせないようにしていたことに気がつかれていたのだ
「ツキさん」
「頼みますよ『桜嵐』」
ツキさんの魔法によって僕は上空へと飛び上がる。こうなってしまったら仕方がない。さっき確認したことを実行しよう。このために僕はしばらく『領域』を使うことを避けていたんだ
「『電気の領域』」
「ぐぎゃ!?」
ドラゴンよりもさらに上、そこで『領域』を展開し、周りにいるものを吹き飛ばす。さっきユンさんが見せてくれた。直接的に叩き落すことができなくとも下の空気を削ることで間接的に落下させようとしたことを。それと同じことを僕のやり方ですればいいだけだ。真上から吹き飛ばすことで必然的にドラゴンが吹き飛ばされる先が真下のみ。つまり飛んでいたとしても地面に叩きつけることが可能なのだ。
試みはうまくいったもののまだ少しだけ宙に浮いている。これではユンさんの指示を完遂できない・・・なんやかんやで僕はツメが甘いんだよな
「ユンさん、あとどれくらい?」
「いつでもいけるよ」
「了解!なら僕の全魔力を使い切るね。ミライ!乱戦は頼んだ・・・正直貯めときたかったけどね『雷』」
ハルさんはこのあとの流れがわかっているみたいだ。あの、よかったら僕にもわかるように教えてくれませんかねー。どうすればいいのかわからなくて右往左往しているんですよ。空中にいますけど
「うお!」
自分のすぐ横を雷が落ちていったんだけど。何か来る!って予感がしたから回避することができたけどハルさん、今下手したら僕に当たっていましたよ
「グルルルルルル」
落ちた雷はそのままドラゴンに命中し、最後の一押しとなる。そういえばかなり魔力を込めることでドラゴンの対魔力を上回ることができるって言っていたっけ。
「すまないみんな!浮遊感に備えろ!乱戦開始だ!『空間切断』」
ドラゴンが地面に激突した瞬間、ユンさんの魔法がここら辺一帯の地面に広がり、そして一気に消しとばした
「は?」
いきなり地面が消えたんですけど、そしてそこから見えるのは・・・・うげえ、キメラアントの大群。さっきの比じゃないぐらいやまほどうじゃうじゃいるんですけど。ドラゴンも足場が急に消えたことで飛ぶことができず、その群れの中に突っ込んでいく。あ、衝撃でふつうにやまほど潰されていった。でもそれ以上の数がドラゴンの足を這い上がって言っている。ってのんびり僕も観戦している場合じゃない。乱戦になるっていうのはこれかよ。
「『放電』」
下に向かって電撃を放ちつつ着地地点を探す。どこだどこなら安全に着地できる。てかユンさんたちどこに行った。ドラゴンに集中しすぎて見失ってしまったんだけど
クレアと位置を変える。で、えっと、僕はこれから何をすればいいんだ?
「ハルとミライの二人でこの龍を地面に縛り付けていてくれ俺は魔法の準備に移る。ヤマトは俺の警護、ツキとユキは龍に攻撃を・・・とにかく飛ばすなよ。しっかりと足を地面につけさせとけ」
「了解」
わかりました。さて、今はハルさんの力で地面に縛り付けられているわけなんですが、それもそろそろ限界だと、飛ばさないようにするためには押さえつけるのが一番楽だけど飛んでしまったら撃ち落とさなければならない。・・・あ、そういえば
「ツキさん、僕を龍の真上まで飛ばすことは可能ですか?」
「?もちろん可能だ。だがそれで・・・ああ、そういうことか。了解だ。次に飛び上がった時に準備しておけ」
「はい、ありがとうございます」
すぐに理解してくれる。さすがだ。つまりこの人たちは僕以上に頭の回転が早いってことだね。いやあ、安心するな。僕がどんだけバカをしてもこの人たちがその意を汲んでくれるなんてなんて楽なんだ
「でもそれは切り札だから使いたくないんだけどね『地雷』」
ハルさんの援護をするように罠を仕掛ける。てかもはや簡易麻痺魔法になっているんだけどこれ本来の使い方とは全く違うよね?そりゃあ確かに発動時間が短いからこんな感じだけどさ。
「助かるミライ・・・だが悪い、限界だ」
ドラゴンがその束縛から放たれ、空気を吸い込み始めた。あ、これ間違いなくブレス攻撃が来るやつだ。このタイミングではまずい、僕は今『領域』を使うわけにはいかないのに
「大丈夫よ。私に任せなさい『反射』」
僕らの前に巨大な鏡が出現したかと思うと、ブレスが反射されドラゴン自身がダメージを受けている。これは・・・ユキさんの力?でもすげえ何この力
「ユキのスキルは本当に珍しい『理』スキルだからな。魔法ひとつひとつはかなり強力なんだがいかんせん燃費とか諸々かなり悪くてな」
「しょうがないでしょ、珍しすぎてどんなスキルかなんて全くわからなかったんだから」
『理』スキル。これまたかなりレアなスキルが現れたな。でもブレス反射はかなりありがたい。これならこの攻撃はほぼ無力化されたと言っても過言でもない。
「でもしばらく使えないからすぐに来たらどうしようもないわよ」
僕の『領域』と同じ感じなんですね。「むしろ劣化よ。一方向からのしか返せないんだし」でも僕のは跳ね返すわけでもなくただ消すだけですからね
「よっしゃあ次は俺の番だな『居合切り』」
龍が飛び立とうとする瞬間、その足に力が入った瞬間によこから切りつける。まさに達人の一撃。コンマ何秒かの世界で行われた一撃は龍がバランスを崩すという結果に落ち着いた。
「『放電』『創造』『爆発』」
この隙を見逃してしまったらきっとまたさっきと同じことになる。ハルさんは今は魔力切れ、だから回復までに少しだけ時間がかかる。その間僕がしっかりとしなきゃ。連続攻撃で僕のところに意識を向かせて
「『電気の領域』」
感知能力を高める。これで、ドラゴンの攻撃をなんとかかわすことができる。飛ぼうとすればヤマトさんが阻害してくれるので今は時間稼ぎに専念しなきゃ。
「またブレスが来る!ユキ」
「無理です」
「ならツキ」
「はい『桜嵐』」
「俺も一発入れておくぜ!」
ヤマトさんが飛び上がったかと思ったらドラゴンの顔を横から剣で切りつける。その結果、顔がかなりぶれたことによって吐かれた炎が僕らから外れる。もともとのズレが大きくなったことでツキさんの逸らしも安定して行うことができたみたいだ
「グルルルルルル」
「やっば、大回転がくるぞ、引け!」
「大回転?」
「尻尾を下から上に高速で叩き上げる攻撃だよ。あれに巻き込まれたら上空に放り投げられてしまうぞ」
なにその危険な技。感知能力を最大にして避けることに専念しなきゃ。こういう攻撃って大抵尻尾と同一直線状にいなければなんとかなるよね。
「グルアアアア」
「うわっ」
回転のさいに巻き起こった風によっって吹き飛ばされる。やっば体制を崩した。次に攻撃されると防ぎようがない。・・・こない?
「さすがドラゴン知恵があるな」
「人間の言葉を話していなくてもここまでとは」
空中に浮いていた。回転の運動を利用してそのまま飛び上がったのだ。なんという二段構え。回転に巻き込まれればそれでよし、また避けられても距離を取った分次の動作に対して一歩遅れてしまう。多分僕が一番素早く動けたのだろうけど風圧のことを考えていなくて近くで避けようとしたからかなり吹き飛ばされている。僕らがドラゴンに空に飛び上がらせないようにしていたことに気がつかれていたのだ
「ツキさん」
「頼みますよ『桜嵐』」
ツキさんの魔法によって僕は上空へと飛び上がる。こうなってしまったら仕方がない。さっき確認したことを実行しよう。このために僕はしばらく『領域』を使うことを避けていたんだ
「『電気の領域』」
「ぐぎゃ!?」
ドラゴンよりもさらに上、そこで『領域』を展開し、周りにいるものを吹き飛ばす。さっきユンさんが見せてくれた。直接的に叩き落すことができなくとも下の空気を削ることで間接的に落下させようとしたことを。それと同じことを僕のやり方ですればいいだけだ。真上から吹き飛ばすことで必然的にドラゴンが吹き飛ばされる先が真下のみ。つまり飛んでいたとしても地面に叩きつけることが可能なのだ。
試みはうまくいったもののまだ少しだけ宙に浮いている。これではユンさんの指示を完遂できない・・・なんやかんやで僕はツメが甘いんだよな
「ユンさん、あとどれくらい?」
「いつでもいけるよ」
「了解!なら僕の全魔力を使い切るね。ミライ!乱戦は頼んだ・・・正直貯めときたかったけどね『雷』」
ハルさんはこのあとの流れがわかっているみたいだ。あの、よかったら僕にもわかるように教えてくれませんかねー。どうすればいいのかわからなくて右往左往しているんですよ。空中にいますけど
「うお!」
自分のすぐ横を雷が落ちていったんだけど。何か来る!って予感がしたから回避することができたけどハルさん、今下手したら僕に当たっていましたよ
「グルルルルルル」
落ちた雷はそのままドラゴンに命中し、最後の一押しとなる。そういえばかなり魔力を込めることでドラゴンの対魔力を上回ることができるって言っていたっけ。
「すまないみんな!浮遊感に備えろ!乱戦開始だ!『空間切断』」
ドラゴンが地面に激突した瞬間、ユンさんの魔法がここら辺一帯の地面に広がり、そして一気に消しとばした
「は?」
いきなり地面が消えたんですけど、そしてそこから見えるのは・・・・うげえ、キメラアントの大群。さっきの比じゃないぐらいやまほどうじゃうじゃいるんですけど。ドラゴンも足場が急に消えたことで飛ぶことができず、その群れの中に突っ込んでいく。あ、衝撃でふつうにやまほど潰されていった。でもそれ以上の数がドラゴンの足を這い上がって言っている。ってのんびり僕も観戦している場合じゃない。乱戦になるっていうのはこれかよ。
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