電気使いは今日もノリで生きる
俺様キャラってめずらしいよね
皐月一周目土曜日
と、いうわけでやってきました近くの森。ここにいるゴブリンを五体討伐すればいいんだね。そして前回のゴブリンキングの時は全く気にしてなかったけどギルドカード何てものがあったからそれを使えば全く問題ないみたいだね
「とりあえず一人一匹ノルマにして、サクヤだけは二匹とか?」
こういう時に何体倒すかなんて全く気にしないけど決めておいた方が都合がいいかな。連携をすればいいんだけど・・・まあ今日は簡単な依頼みたいだしやる気のあるサクヤに任せた方が楽だろう。
「は?なんで俺がこんな雑魚相手にしなきゃなんねぇんだよ。お前らで倒してこいよ。俺より弱くたってそれくらいできるだろう」
あ、プライドが予想以上に高かった。でもさ、不安なんだよね。僕サクヤのこと全く知らないし。本当に強いのかわからないからデタラメを言っている可能性もあるし。一年生最強は間違いなくデタラメなんだしさ
「は?てめぇ俺のいうことが信じられないのか?」
「だってサクヤのこと知らないし」
「ミライ!さすがに初対面の人に失礼だと思う」
いや君も僕との初対面のとき散々やらかしてくれたよね
「ま、まあサクヤ君がこう言ってるし信じようよ。クレア君もミライ君も人を疑うのはよくないよ?」
「う、」
「それはそうだけど・・・」
ミロンさんに言われたらっていうかあんな純真無垢な目で見られたら黙るしかないんだけど。はあ、なんでそれでわかったかみたいな顔できるんだよ。仕方ないし僕とクレアとミロンさんでなんとかするか
「私は戦闘向きのすきるじゃないから・・・二人でお願いできる?でも援護はしっかりするから」
あ、そうですか。わかりました。じゃあ二人でやります
「二人でやるのはいいけど、ゴブリンの居場所はわかるか?『領域』を使うか?」
「あ、それなんだけどさ、新しい魔法を習得したんだ探知用の」
「おお!それはすごいな。じゃあ頼むよ」
よし、まあ人間とゴブリンの区別がつかないからそれは勘弁してね。集中する。本来ならもっと訓練しないといけないんだけどこれは不可抗力だ・・・はやく帰りたい。一気に展開することは先輩たちに止められているしそもそも僕だってなんども倒れたくない。そこらへんのさじ加減を学ぶためにも訓練が必須だから・・・あれ?結局『領域』使わないとダメじゃないか?
「ごめんまだ練習中というか使えなかった。だから頼む」
「いいよ」
「おいおい大丈夫か〜?俺に勝てないからって無理に粋がるなよ。ま。無理な相談だけどな。対象が俺で悪かったな」
いちいちうっさい。つーか、僕たちの比較対象はサリア先輩とかだから。お前なんて眼中にないんだよ。
「ミライ。ここは集中しよう」
「そうだね」
無視無視。こういうのは無視一択だ。さて、『領域』を使うか。でも、これって範囲が狭いんだよな。クレアと合わせるからなんとかなると思うけど大丈夫か?
「『電気の領域』・・・?」
「『火の領域』・・・!」
まったく同じタイミングで僕らは魔法を発動した。そして・・・発動した瞬間今までとはまったく違う『領域』が展開されていったのを僕は感じた。何がおこったのかわからない。一つだけ言えるとすればこれはまったくの偶然、もう一度やってと言われても決して起ることのない出来事であるということ。
「何が起きたんだ・・」
「わからない・・・でも」
ゴブリンの居場所がわかった。だからあとは仕留めに行くだけだ。運がいいことにちょうど5匹いる
「さっさと終わらそう」
「ああ、そうだな」
ゴブリン5匹の前に二人並ぶ。さて、どうするか。みたところ相手は何も武器を持っていない。いやそこは棍棒とか持っていようよ。もしかして生まれたてか?
「武器がないのがありがたいね」
「クレア!牽制をおねがい。僕が仕留める」
「おっけー!」
単純だが、クレアの『火の玉』でゴブリンたちを撹乱させ僕の『放電』で仕留めていく。もうこれでいいよね。ダメだったらまた別の手段を考えたらいいし。実戦なんてこんなもんでしょ
「狙いが甘いよ。まだ二匹残ってる」
「マジか・・・じゃあ次は僕が囮になる・・・『電気鎧』」
電気を身にまとい突っ込んでいく。二匹ならば避けられる。それに今回の僕はあくまで囮、逃げることに全力を注げるから倒すことの心配をしなくてもいい。
「ぐぎゃああ」
おっと、殴ってきたかいや殴ってくるよね。でもあいにく僕にはやりあうつもりがない
「『電気の領域』」
これくらいの距離ならば『領域』を展開して維持できる。クレアは・・・もう少し時間がかかるか。ならちょうどいい。練習に付き合ってもらうよ。一人でやってもいいけどこういった実際の命のやりとりで練習をするのも悪くない。いい感じの緊張感がある。
「またせたね・・・『火剣乱舞』」
ゴブリンたちに向かって火の玉・・・ではなく火の剣が突き刺さっていく。まじかよこいつこんなことができるようになったのかよ。
「ごめんミライついつい新しい魔法を試したくなって」
「別に。僕も練習してたしかまわないよ」
お互いこの状況で自分のスキルの練習をするなんて毒されてきたかな。こうでもしなければ勝てないってわかっているからなのかな
「おーお前らだけでなんとかなったな。ま、俺の方がうまくやれたけどな」
「ふ、二人とも大丈夫ですか?どこか怪我は」
そういえばこの二人もいたな。ま。これで無事に依頼クリアだ。さっさと戻って『感知』の練習をしたいなぁ
「どうしたの?」
あのー帰るムードなのですけどなんでこっちを見てくるんです?もういいじゃん終わった話だよ
「思い出したぜ。お前らあれだろちょっと前に修練場で模擬戦をしてた」
そんなこともあったねぇ。僕の記念すべき初勝利「今戦ったら僕が勝つよ」は!僕が勝つに決まってるんだろ
「なんだよ。弱い弱いって言われてたからどうかと思えばそれなりに動けるじゃねぇか。でもまあたかだかゴブリン程度にあそこまで時間がかかっているようじゃ確かに弱いかもな。改めて感謝するんだなこの俺と同じグループになったことをよ」
「そだねー」
もうめんどくさい。わかったわかった。君が最強。もうこれでいいね。
「次からは俺たちでどんどん依頼を選んでいいみたいだぜ。よかったなぁ一年生のうちからドラゴンを倒すパーティーに入れるんだぜ」
はははははって笑いながら去っていく、いや、はい。もうそれはそれこそ間に合っているんでいいです。サリアさん次はドラゴンを狩りに行くって言ってたので
「サクヤくんはああいいっていたけど、わたしは二人ともすごいと思うよ」
「ありがとうミロンさん」
なんかもうミロンさんが癒しだよ。1日でっていうかあったばかりで申し訳ないけど癒し枠だよ
「え、い癒し・・・?」
「ミライお前所構わず口に出すんだな。今回は僕も同意見だからいいけど」
「え、え?クレアくんまで・・・も、もうからかわないでよ」
思わずクレアと見合わせる。今この瞬間お互いに考えていることが同じな気がした。
「やっぱりやめよう。これはシオンさんたちと同じだ」
「言われてみれば・・・じゃあやめようか」
「え?え?っていうかシオンさんってもしかして第7ギルドの?知り合いなの?」
「ああ、僕が第7ギルドだからね」
「そうなんだ!あ、わたしは第3ギルドなんだ。ちなみにサクヤくんは1みたい」
そんでね。1って結構実力主義っていうか入っている人みんな強いみたいなんだよって力説しているミロンさんに癒されながら学校へと戻っていった。そうか、第1ギルドって優秀な人が多いのか。だからサクヤもああなんだな。
その日のあとは旧修練場にてグレン先輩に見守られながら『感知』の特訓をした。少しづつ感覚がつかめてきたからもうあの時のように暴走することはなくなった。少しづつ出すっていう感覚は『領域』で散々練習したからすぐに身につくことができた。これで次の鬼ごっこは少しは太刀打ちできるかな
と、いうわけでやってきました近くの森。ここにいるゴブリンを五体討伐すればいいんだね。そして前回のゴブリンキングの時は全く気にしてなかったけどギルドカード何てものがあったからそれを使えば全く問題ないみたいだね
「とりあえず一人一匹ノルマにして、サクヤだけは二匹とか?」
こういう時に何体倒すかなんて全く気にしないけど決めておいた方が都合がいいかな。連携をすればいいんだけど・・・まあ今日は簡単な依頼みたいだしやる気のあるサクヤに任せた方が楽だろう。
「は?なんで俺がこんな雑魚相手にしなきゃなんねぇんだよ。お前らで倒してこいよ。俺より弱くたってそれくらいできるだろう」
あ、プライドが予想以上に高かった。でもさ、不安なんだよね。僕サクヤのこと全く知らないし。本当に強いのかわからないからデタラメを言っている可能性もあるし。一年生最強は間違いなくデタラメなんだしさ
「は?てめぇ俺のいうことが信じられないのか?」
「だってサクヤのこと知らないし」
「ミライ!さすがに初対面の人に失礼だと思う」
いや君も僕との初対面のとき散々やらかしてくれたよね
「ま、まあサクヤ君がこう言ってるし信じようよ。クレア君もミライ君も人を疑うのはよくないよ?」
「う、」
「それはそうだけど・・・」
ミロンさんに言われたらっていうかあんな純真無垢な目で見られたら黙るしかないんだけど。はあ、なんでそれでわかったかみたいな顔できるんだよ。仕方ないし僕とクレアとミロンさんでなんとかするか
「私は戦闘向きのすきるじゃないから・・・二人でお願いできる?でも援護はしっかりするから」
あ、そうですか。わかりました。じゃあ二人でやります
「二人でやるのはいいけど、ゴブリンの居場所はわかるか?『領域』を使うか?」
「あ、それなんだけどさ、新しい魔法を習得したんだ探知用の」
「おお!それはすごいな。じゃあ頼むよ」
よし、まあ人間とゴブリンの区別がつかないからそれは勘弁してね。集中する。本来ならもっと訓練しないといけないんだけどこれは不可抗力だ・・・はやく帰りたい。一気に展開することは先輩たちに止められているしそもそも僕だってなんども倒れたくない。そこらへんのさじ加減を学ぶためにも訓練が必須だから・・・あれ?結局『領域』使わないとダメじゃないか?
「ごめんまだ練習中というか使えなかった。だから頼む」
「いいよ」
「おいおい大丈夫か〜?俺に勝てないからって無理に粋がるなよ。ま。無理な相談だけどな。対象が俺で悪かったな」
いちいちうっさい。つーか、僕たちの比較対象はサリア先輩とかだから。お前なんて眼中にないんだよ。
「ミライ。ここは集中しよう」
「そうだね」
無視無視。こういうのは無視一択だ。さて、『領域』を使うか。でも、これって範囲が狭いんだよな。クレアと合わせるからなんとかなると思うけど大丈夫か?
「『電気の領域』・・・?」
「『火の領域』・・・!」
まったく同じタイミングで僕らは魔法を発動した。そして・・・発動した瞬間今までとはまったく違う『領域』が展開されていったのを僕は感じた。何がおこったのかわからない。一つだけ言えるとすればこれはまったくの偶然、もう一度やってと言われても決して起ることのない出来事であるということ。
「何が起きたんだ・・」
「わからない・・・でも」
ゴブリンの居場所がわかった。だからあとは仕留めに行くだけだ。運がいいことにちょうど5匹いる
「さっさと終わらそう」
「ああ、そうだな」
ゴブリン5匹の前に二人並ぶ。さて、どうするか。みたところ相手は何も武器を持っていない。いやそこは棍棒とか持っていようよ。もしかして生まれたてか?
「武器がないのがありがたいね」
「クレア!牽制をおねがい。僕が仕留める」
「おっけー!」
単純だが、クレアの『火の玉』でゴブリンたちを撹乱させ僕の『放電』で仕留めていく。もうこれでいいよね。ダメだったらまた別の手段を考えたらいいし。実戦なんてこんなもんでしょ
「狙いが甘いよ。まだ二匹残ってる」
「マジか・・・じゃあ次は僕が囮になる・・・『電気鎧』」
電気を身にまとい突っ込んでいく。二匹ならば避けられる。それに今回の僕はあくまで囮、逃げることに全力を注げるから倒すことの心配をしなくてもいい。
「ぐぎゃああ」
おっと、殴ってきたかいや殴ってくるよね。でもあいにく僕にはやりあうつもりがない
「『電気の領域』」
これくらいの距離ならば『領域』を展開して維持できる。クレアは・・・もう少し時間がかかるか。ならちょうどいい。練習に付き合ってもらうよ。一人でやってもいいけどこういった実際の命のやりとりで練習をするのも悪くない。いい感じの緊張感がある。
「またせたね・・・『火剣乱舞』」
ゴブリンたちに向かって火の玉・・・ではなく火の剣が突き刺さっていく。まじかよこいつこんなことができるようになったのかよ。
「ごめんミライついつい新しい魔法を試したくなって」
「別に。僕も練習してたしかまわないよ」
お互いこの状況で自分のスキルの練習をするなんて毒されてきたかな。こうでもしなければ勝てないってわかっているからなのかな
「おーお前らだけでなんとかなったな。ま、俺の方がうまくやれたけどな」
「ふ、二人とも大丈夫ですか?どこか怪我は」
そういえばこの二人もいたな。ま。これで無事に依頼クリアだ。さっさと戻って『感知』の練習をしたいなぁ
「どうしたの?」
あのー帰るムードなのですけどなんでこっちを見てくるんです?もういいじゃん終わった話だよ
「思い出したぜ。お前らあれだろちょっと前に修練場で模擬戦をしてた」
そんなこともあったねぇ。僕の記念すべき初勝利「今戦ったら僕が勝つよ」は!僕が勝つに決まってるんだろ
「なんだよ。弱い弱いって言われてたからどうかと思えばそれなりに動けるじゃねぇか。でもまあたかだかゴブリン程度にあそこまで時間がかかっているようじゃ確かに弱いかもな。改めて感謝するんだなこの俺と同じグループになったことをよ」
「そだねー」
もうめんどくさい。わかったわかった。君が最強。もうこれでいいね。
「次からは俺たちでどんどん依頼を選んでいいみたいだぜ。よかったなぁ一年生のうちからドラゴンを倒すパーティーに入れるんだぜ」
はははははって笑いながら去っていく、いや、はい。もうそれはそれこそ間に合っているんでいいです。サリアさん次はドラゴンを狩りに行くって言ってたので
「サクヤくんはああいいっていたけど、わたしは二人ともすごいと思うよ」
「ありがとうミロンさん」
なんかもうミロンさんが癒しだよ。1日でっていうかあったばかりで申し訳ないけど癒し枠だよ
「え、い癒し・・・?」
「ミライお前所構わず口に出すんだな。今回は僕も同意見だからいいけど」
「え、え?クレアくんまで・・・も、もうからかわないでよ」
思わずクレアと見合わせる。今この瞬間お互いに考えていることが同じな気がした。
「やっぱりやめよう。これはシオンさんたちと同じだ」
「言われてみれば・・・じゃあやめようか」
「え?え?っていうかシオンさんってもしかして第7ギルドの?知り合いなの?」
「ああ、僕が第7ギルドだからね」
「そうなんだ!あ、わたしは第3ギルドなんだ。ちなみにサクヤくんは1みたい」
そんでね。1って結構実力主義っていうか入っている人みんな強いみたいなんだよって力説しているミロンさんに癒されながら学校へと戻っていった。そうか、第1ギルドって優秀な人が多いのか。だからサクヤもああなんだな。
その日のあとは旧修練場にてグレン先輩に見守られながら『感知』の特訓をした。少しづつ感覚がつかめてきたからもうあの時のように暴走することはなくなった。少しづつ出すっていう感覚は『領域』で散々練習したからすぐに身につくことができた。これで次の鬼ごっこは少しは太刀打ちできるかな
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