魔力ゼロの真の勇者
20話 創造2
「…昨日の夜、レイも寝てないって言ったじゃん…その時翼がなんかはしゃいでたから…」
「そう言えばそうだったな、、まあどっちみち話すつもりだったけどね笑」
「それでなんなのよ。あれって」
「まあまあ、落ち着けって。ここじゃちょっと話せないから、もう少しあっちいってから話すよ。」
「そうですね。」
そう言い、ギルドからちょっと離れた人気のない場所に行った。
そこへ行く途中、周りの人達から視線を感じて怖かったのは黙っておこう。
「それで、結局あれはなんなのよ。」
エリが食いつき気味で再度聞いてきた。
「まあ、簡単に言うと俺が作ったスキルだよ。」
「スキルですか?」
「俺、エルと話してる時、思ったんだ。
俺って、この世界の事なんも知らないよな?って…」
「そして、エルと話した後、スキルで何か出来ないかな?と思った俺は、スキル『創造』があった事に気づいた。それである考えが浮かんだんだ。
…まあ、どうして今までこの考えが思いつかなかったんだろ。と思いつつも、それをイメージして作ったんだ。」
「それは何よ?」
「ああ、名付けて『siro』だ。これを作った後、ステータスを確認したんだが、固有スキルってやつになってた。…まあ、こいつはこの世界の事ならなんでも知っていて、俺と心の中で会話も出来るし、何かを調べる事も出来る俺の固有スキルだ。」
─まあ、前世のパクリだけど笑。
それでも、世界じゃ俺しか持ってないオリジナルだ。
あれ、みんなの顔が輝いて、、
「それ凄いじゃん!なんでも知ってるなんて凄すぎよ!」
「…しかも、固有スキルなんて…翼凄い…」
「流石です。翼。」
「え、固有スキルってそんなに珍しいのか?」
「当たり前よ、自分だけの専用のスキルなんて、普通持てないよ。…ただ、生まれながらの天才や、死にものぐるいで頑張れば、あるいは習得は出来る。それくらい価値のあるものよ。」
─え、俺創造でもっと習得出来るかと思っ、、
そこまで考えた時、
「まあ何故か、最近翼の心が読めなくなったけど、もっと習得出来るかも、とか考えてても、複数の習得は無理よ。」
「え、」
「え、ほんとに考えてたの?」
「…考えてました、」
「まあ、いいわ。あのね、固有スキル、つまりオリジナルは1人につき1つまでって決まってるのよ。これは神にも言えることだから絶対よ。だから、その手は無理ね。」
「神にもか、、なら無理っぽそうだな。…でも、普通のスキルなら行けるんじゃないか?」
「それは多分いけると思うけど。」
「まあいいか、後でで。」
「…魔法は作れないの?創造で…」
レイが少し期待を込めて言ってきた。
─…え、何それ、、あー魔法ね。あの魔力とかいうの使うやつ。
「え、あ、そう言えば魔法は試してなかったな。魔法はいつも使えないから頭に無かったわ笑。」
「…やってみたら?」
「お、おう、やってみる。」
─そっか、、魔法か、、
これで俺も魔法が使えるかも!
「まあ、そうだな…火の魔法とかにするか。」
俺は火の魔法が1番好きだった。そのため、ゲームなどでもアバターに火の魔法を覚えさせたりと、色々あった。
頭の中で前世のゲームやアニメでみた火の魔法をイメージした。とりあえず、簡単そうなやつを…
しかし、そこで頭の中に声が聞こえてきた。
『すみません、翼様。翼様は創造で魔法を作る事は不可能です。』
─え、siroか?お前が話しかけてきて驚いたが、、それは何でだ?
『はい、申し上げにくいのですが、翼様には魔力がないからです。』
ですよねー笑。
まあ、大体察してたけど、そうかぁ…
仕方ない、魔法は諦めるしかない。
─わかった。教えてくれてありがとな。
『いえいえ、これからも私を頼ってください。』
siroって自我があるのか?…凄いな。
「魔法は無理だったわ笑。」
「創造でもダメでしたか。」
「魔力がゼロだから無理みたいだ。」
「まあ、魔法は残念だが、俺には魔法なんかより頼りになるお前達がいるから困らないけどな!頼りにしてるぞ。」
翼はそういい、3人の頭を撫でた。
─サリエルって意外と背でかいんだな。
サリエルはエリとレイと比べるとだいぶ背が大きかった。
─さて、俺はただ本音を言っただけだが、、
なんかみんな顔赤くなって、、
…あ、やべ、咄嗟にこんな行動取っちまったが、こんな事したら怒られるぞ。
特にエリから…!
翼がそう後悔をしていたが、3人は、
「そ、そうよね!翼は私達がいないとなんも出来ないもんね!」
「…翼が頭、ポンポンって、、えへへ。」
「ったく、翼はすぐそうやって人を困らせるんですから…!」
─あれ?なんだこの反応…
なんか思ってたんと違うぞ。
レイはなんか呟いてるし。
とにかくみんな顔が赤い。
…どうしよ、俺まで照れそうになる。
「た、頼りにしときなさい!」
「お、おう。」
結局その日はみんなやる気が出なかったので、クエストを後回しにし、白猫亭に帰り、部屋で1日を終えました。
…しっかり金も払ったぞ!
「そう言えばそうだったな、、まあどっちみち話すつもりだったけどね笑」
「それでなんなのよ。あれって」
「まあまあ、落ち着けって。ここじゃちょっと話せないから、もう少しあっちいってから話すよ。」
「そうですね。」
そう言い、ギルドからちょっと離れた人気のない場所に行った。
そこへ行く途中、周りの人達から視線を感じて怖かったのは黙っておこう。
「それで、結局あれはなんなのよ。」
エリが食いつき気味で再度聞いてきた。
「まあ、簡単に言うと俺が作ったスキルだよ。」
「スキルですか?」
「俺、エルと話してる時、思ったんだ。
俺って、この世界の事なんも知らないよな?って…」
「そして、エルと話した後、スキルで何か出来ないかな?と思った俺は、スキル『創造』があった事に気づいた。それである考えが浮かんだんだ。
…まあ、どうして今までこの考えが思いつかなかったんだろ。と思いつつも、それをイメージして作ったんだ。」
「それは何よ?」
「ああ、名付けて『siro』だ。これを作った後、ステータスを確認したんだが、固有スキルってやつになってた。…まあ、こいつはこの世界の事ならなんでも知っていて、俺と心の中で会話も出来るし、何かを調べる事も出来る俺の固有スキルだ。」
─まあ、前世のパクリだけど笑。
それでも、世界じゃ俺しか持ってないオリジナルだ。
あれ、みんなの顔が輝いて、、
「それ凄いじゃん!なんでも知ってるなんて凄すぎよ!」
「…しかも、固有スキルなんて…翼凄い…」
「流石です。翼。」
「え、固有スキルってそんなに珍しいのか?」
「当たり前よ、自分だけの専用のスキルなんて、普通持てないよ。…ただ、生まれながらの天才や、死にものぐるいで頑張れば、あるいは習得は出来る。それくらい価値のあるものよ。」
─え、俺創造でもっと習得出来るかと思っ、、
そこまで考えた時、
「まあ何故か、最近翼の心が読めなくなったけど、もっと習得出来るかも、とか考えてても、複数の習得は無理よ。」
「え、」
「え、ほんとに考えてたの?」
「…考えてました、」
「まあ、いいわ。あのね、固有スキル、つまりオリジナルは1人につき1つまでって決まってるのよ。これは神にも言えることだから絶対よ。だから、その手は無理ね。」
「神にもか、、なら無理っぽそうだな。…でも、普通のスキルなら行けるんじゃないか?」
「それは多分いけると思うけど。」
「まあいいか、後でで。」
「…魔法は作れないの?創造で…」
レイが少し期待を込めて言ってきた。
─…え、何それ、、あー魔法ね。あの魔力とかいうの使うやつ。
「え、あ、そう言えば魔法は試してなかったな。魔法はいつも使えないから頭に無かったわ笑。」
「…やってみたら?」
「お、おう、やってみる。」
─そっか、、魔法か、、
これで俺も魔法が使えるかも!
「まあ、そうだな…火の魔法とかにするか。」
俺は火の魔法が1番好きだった。そのため、ゲームなどでもアバターに火の魔法を覚えさせたりと、色々あった。
頭の中で前世のゲームやアニメでみた火の魔法をイメージした。とりあえず、簡単そうなやつを…
しかし、そこで頭の中に声が聞こえてきた。
『すみません、翼様。翼様は創造で魔法を作る事は不可能です。』
─え、siroか?お前が話しかけてきて驚いたが、、それは何でだ?
『はい、申し上げにくいのですが、翼様には魔力がないからです。』
ですよねー笑。
まあ、大体察してたけど、そうかぁ…
仕方ない、魔法は諦めるしかない。
─わかった。教えてくれてありがとな。
『いえいえ、これからも私を頼ってください。』
siroって自我があるのか?…凄いな。
「魔法は無理だったわ笑。」
「創造でもダメでしたか。」
「魔力がゼロだから無理みたいだ。」
「まあ、魔法は残念だが、俺には魔法なんかより頼りになるお前達がいるから困らないけどな!頼りにしてるぞ。」
翼はそういい、3人の頭を撫でた。
─サリエルって意外と背でかいんだな。
サリエルはエリとレイと比べるとだいぶ背が大きかった。
─さて、俺はただ本音を言っただけだが、、
なんかみんな顔赤くなって、、
…あ、やべ、咄嗟にこんな行動取っちまったが、こんな事したら怒られるぞ。
特にエリから…!
翼がそう後悔をしていたが、3人は、
「そ、そうよね!翼は私達がいないとなんも出来ないもんね!」
「…翼が頭、ポンポンって、、えへへ。」
「ったく、翼はすぐそうやって人を困らせるんですから…!」
─あれ?なんだこの反応…
なんか思ってたんと違うぞ。
レイはなんか呟いてるし。
とにかくみんな顔が赤い。
…どうしよ、俺まで照れそうになる。
「た、頼りにしときなさい!」
「お、おう。」
結局その日はみんなやる気が出なかったので、クエストを後回しにし、白猫亭に帰り、部屋で1日を終えました。
…しっかり金も払ったぞ!
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コメント
TäMÄ
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