魔力ゼロの真の勇者
8話 隠蔽
馬車で移動していた時の事
「あ、」
翼はある事を思った。
俺達4人ってステータス隠蔽とかした方がいいんじゃね?それと、俺以外の3人は、見た目大丈夫か?
4人達…特に翼は、ステータスを人に見せれるものでは無くなっていた。このままだと、冒険者ギルドに行った時に困るんじゃないか、と。
翼の心読んだエリが言った。
「…私達って、聖剣と魔剣であり、神級精霊だもんね。それに、サリエルは四大天使だし…」
それに続けて、レイが
「…サリエルはただ…人の姿になればいいだけ…でもレイ達は…剣…どうすればいい?」
少し悲しそうにそう言った。
これには、困った。
聖剣と魔剣…しかも最上級の…。このふたつを持ってて、しかも神級精霊ときた。確かにこれだと、俺達が目立って…
「あ、そうだ。」
「2人とも、人間の姿なって戦うっていうのは?どう?もちろん、姿変えて。」
俺はそう提案した。
「え?でもそれだと…」
「…翼くん…なんの剣使うの?…」
2人は不思議そうに、そして心配そうに言った。
「俺は…そうだなぁ。創造で適当に作ったやつを使うよ。」
「…そっか。まあ、そうだよね。」
「…翼くん…レイ…使わない」
2人は寂しそうにそう言った。
「…まあ、ほんとにヤバくなったら、もちろんお前らを使うけどな。(頼れる剣だし(ボソッ))」
「ん?最後なんか言った〜?」
エリは気づいたのか、少しニヤニヤしながら言ってきた。
「え?ななんも言ってないけど笑」
「…翼くん…レイ…使う」
レイは喜んでいたのか、笑顔だった。
…可愛かった笑。
「よし、じゃあ、ステータス隠蔽するか。って…こいついつまで寝てんだよ…」
翼は、隣で気持ちよさそうに寝ていたサリエルに向けてそう言った。
「ほら、サリエル起きて!」
エリが起こそうとする。
「…あ、おはようございます皆さん。………どうしたんですか?皆さん黙っちゃって。」
「あのなぁ、今何時だと思ってる?」
実際、今は11時くらいだ。まあ、遅いよな。
サリエルはそれに気づき、
「…すみません、なんか、変な夢を見てしまったせいでしょうか…」
「へぇ、どんな夢?」
エリが興味をもって聞き返した。
「えと、馬車の中で、その、翼とレイが…一緒に寝ていて、つつ、翼がレイのむ、胸を……!」
「「「..................。」」」
3人は、一瞬で黙った。レイは顔が真っ赤に染まっている。翼なんて、顔が固まる程だ。
「あ、あくまで、あくまでも夢の話ですからね!気にしないでください!」
「そ、そうだよな!ゆ、夢だよな!あはは…」
「…夢…怖い…」
「ほんとに夢だったのかな〜笑。」
翼とレイは同様を隠せずにいた。
エリは、1人、凄く楽しそうだった。
「ま、まあ、その話は置いといて。」
「エリとレイと話したんだけど、サリエル、これから街に行くわけだから、
…….........というわけだ。」
翼は、さっき話したことをサリエルにもう1度言った。
「なるほど…確かに、言われてみればそうですね。…いいですね。人の姿も楽しそうですし笑。」
サリエルは笑顔で言ってくれた。
「よし、そうと決まれば、早速ステータス隠蔽をするわけだが、みんな隠蔽スキル持ってるな?」
3人が頷く。
「じゃあ、あとは各自に任せる。」
「はーい。」
「…がんばる」
「分かりました。」
…でも、ステータス隠蔽って難しいな。強い、弱いの基準が分からないからなぁ。まあ、適当にやってみるか。
30分後
「みんな出来たかー?」
翼が呼びかける
「出来たよー!」
「…できた」
「出来ました」
「じゃあ、見せ合おうか。俺からいくぜ。」
「ステータスオープン」
※【⠀】は、本来のもの
葉坂翼(はさかつばさ)
<人間族>【人間族?】
Lv60【135】
HP                55000【1350000】
MP             0【0】
攻撃力          50000【1280000】
防御力          50000【1360000】
魔法防御力   48000【1060000】
物理防御力   48000【1060000】
俊敏性           51000【1070000】
知力              61000【1251000】
運 35000【600000】
<称号>
創造神の加護
勇者見習い
<スキル>
※元々のスキルレベルは全て10です
身体強化Lv5      HP自動回復Lv5    
覇気Lv3    体術Lv5   剣術Lv5
アイテムボックスLv3   鑑定Lv7   
飛行     言語理解   
全属性耐性Lv3
隠蔽Lv3      創造Lv6
<魔法>
なし
「…まあ、そんなもんよね。」
3人は納得したように頷いていた。
「次は私ね。」
「ステータスオープン!」
<エリ>【エリ 聖剣エクスカリバー】
<人間族>【妖精族】
Lv55【99】
HP                 46000【250000】
MP           45000【290000】
攻撃力             42000【230000】
防御力   70000【310000】 
魔法防御力     35000【150000】
物理防御力      35000【160000】
俊敏性              41000【210000】
知力                  26000【175000】
運    23000【300000】
<称号>
神級精霊の加護
<スキル>
身体強化Lv3【10】   隠蔽Lv2【10】
飛行     言語理解   鑑定Lv5【10】
全属性耐性Lv3【5】 剣術Lv5
<魔法>
光魔法Lv5【10】      回復魔法Lv5【10】
結界魔法Lv5【10】    風魔法Lv3【5】
精霊魔法Lv3【10】
特に言うことがない…
「次行こ」
「…次…レイ…」
「…ステータス…オープン」
<レイ>【レイ(魔剣レーヴァテイン)】
<人間族>【精霊族】
Lv55【99】
HP                  46000【270000】
MP          44000【270000】
攻撃力             54000【350000】 
防御力    50000【273000】
魔法防御力      40000【130000】
物理防御力      41000【143000】
俊敏性              43000【210000】
知力                  43000【215000】
運    45000【260000】
<称号>
神級精霊の加護
<スキル>
身体強化Lv5【10】    隠蔽Lv5【10】 
飛行     言語理解    体術Lv5【10】
全属性耐性Lv3【5】 剣術Lv5
<魔法>
炎魔法Lv5【10】      土魔法Lv5【10】
結界魔法Lv5【10】    精霊魔法Lv3【10】
闇魔法Lv3【5】
「最後は私ですね。」
「ステータスオープン」
<サエル>【サリエル(四大天使)】
<人間族>【女神族】
Lv45【99】
HP                 34000【150000】
MP           36000【190000】
攻撃力             35000【130000】
防御力             32000【150000】
魔法防御力      33000【150000】
物理防御力      32000【160000】
俊敏性              30000【110000】
知力                  41000【375000】
運    35000【200000】
<称号>
帝級天使の加護
絶対神の加護
<スキル>
身体強化Lv5【10】    
飛行     言語理解    女神スキルLv5【10】
全属性耐性Lv3【6】     隠蔽Lv3【10】
<魔法>
光魔法Lv5【10】      回復魔法Lv5【5】
結界魔法Lv5【5】    風魔法Lv5【5】
水魔法Lv5【5】
「…まあ、みんな同じくらいだな。」
みんなのステータスを見せ終わったが、…まあ、この位で大丈夫だろ。
と翼は感じた。
「次は、外観だな。…サエル?」
「4人だけの時は、サリエルでいいですよ。」
「分かった。サリエル。お前は、その翼を消すだけでいい。出来るか?」
サリエルの背中には、綺麗な4対の翼が生えていた。…流石にこれだと天使だと分かる。
「はい、出来ますよ。」
サリエルがそう言うと、背中に生えていた翼が消えた。
「サリエルはこれでいいな。」
「エリとレイは、そのままでもオーラ隠せるか?」
エリとレイは、神級精霊なだけあって、相当なオーラを纏っていた。
このままだと、すぐバレてしまう。
「もちろん!私を誰だと思ってるのよ。」
「…楽勝」
「…よし、これでいいな。2人とも、見た目は人間とほとんど変わんないからな。」
翼は、2人のオーラが消えたのを確認してそう言った。
「これで街に入れるな…」
安心する翼であった。
補足
<隠蔽>
·自分の姿、ステータスなどあらゆるものを隠蔽することが出来る。
·隠蔽する前の力を出せないように制限をかけることも出来る。(隠蔽を解除すると元に戻る)
「あ、」
翼はある事を思った。
俺達4人ってステータス隠蔽とかした方がいいんじゃね?それと、俺以外の3人は、見た目大丈夫か?
4人達…特に翼は、ステータスを人に見せれるものでは無くなっていた。このままだと、冒険者ギルドに行った時に困るんじゃないか、と。
翼の心読んだエリが言った。
「…私達って、聖剣と魔剣であり、神級精霊だもんね。それに、サリエルは四大天使だし…」
それに続けて、レイが
「…サリエルはただ…人の姿になればいいだけ…でもレイ達は…剣…どうすればいい?」
少し悲しそうにそう言った。
これには、困った。
聖剣と魔剣…しかも最上級の…。このふたつを持ってて、しかも神級精霊ときた。確かにこれだと、俺達が目立って…
「あ、そうだ。」
「2人とも、人間の姿なって戦うっていうのは?どう?もちろん、姿変えて。」
俺はそう提案した。
「え?でもそれだと…」
「…翼くん…なんの剣使うの?…」
2人は不思議そうに、そして心配そうに言った。
「俺は…そうだなぁ。創造で適当に作ったやつを使うよ。」
「…そっか。まあ、そうだよね。」
「…翼くん…レイ…使わない」
2人は寂しそうにそう言った。
「…まあ、ほんとにヤバくなったら、もちろんお前らを使うけどな。(頼れる剣だし(ボソッ))」
「ん?最後なんか言った〜?」
エリは気づいたのか、少しニヤニヤしながら言ってきた。
「え?ななんも言ってないけど笑」
「…翼くん…レイ…使う」
レイは喜んでいたのか、笑顔だった。
…可愛かった笑。
「よし、じゃあ、ステータス隠蔽するか。って…こいついつまで寝てんだよ…」
翼は、隣で気持ちよさそうに寝ていたサリエルに向けてそう言った。
「ほら、サリエル起きて!」
エリが起こそうとする。
「…あ、おはようございます皆さん。………どうしたんですか?皆さん黙っちゃって。」
「あのなぁ、今何時だと思ってる?」
実際、今は11時くらいだ。まあ、遅いよな。
サリエルはそれに気づき、
「…すみません、なんか、変な夢を見てしまったせいでしょうか…」
「へぇ、どんな夢?」
エリが興味をもって聞き返した。
「えと、馬車の中で、その、翼とレイが…一緒に寝ていて、つつ、翼がレイのむ、胸を……!」
「「「..................。」」」
3人は、一瞬で黙った。レイは顔が真っ赤に染まっている。翼なんて、顔が固まる程だ。
「あ、あくまで、あくまでも夢の話ですからね!気にしないでください!」
「そ、そうだよな!ゆ、夢だよな!あはは…」
「…夢…怖い…」
「ほんとに夢だったのかな〜笑。」
翼とレイは同様を隠せずにいた。
エリは、1人、凄く楽しそうだった。
「ま、まあ、その話は置いといて。」
「エリとレイと話したんだけど、サリエル、これから街に行くわけだから、
…….........というわけだ。」
翼は、さっき話したことをサリエルにもう1度言った。
「なるほど…確かに、言われてみればそうですね。…いいですね。人の姿も楽しそうですし笑。」
サリエルは笑顔で言ってくれた。
「よし、そうと決まれば、早速ステータス隠蔽をするわけだが、みんな隠蔽スキル持ってるな?」
3人が頷く。
「じゃあ、あとは各自に任せる。」
「はーい。」
「…がんばる」
「分かりました。」
…でも、ステータス隠蔽って難しいな。強い、弱いの基準が分からないからなぁ。まあ、適当にやってみるか。
30分後
「みんな出来たかー?」
翼が呼びかける
「出来たよー!」
「…できた」
「出来ました」
「じゃあ、見せ合おうか。俺からいくぜ。」
「ステータスオープン」
※【⠀】は、本来のもの
葉坂翼(はさかつばさ)
<人間族>【人間族?】
Lv60【135】
HP                55000【1350000】
MP             0【0】
攻撃力          50000【1280000】
防御力          50000【1360000】
魔法防御力   48000【1060000】
物理防御力   48000【1060000】
俊敏性           51000【1070000】
知力              61000【1251000】
運 35000【600000】
<称号>
創造神の加護
勇者見習い
<スキル>
※元々のスキルレベルは全て10です
身体強化Lv5      HP自動回復Lv5    
覇気Lv3    体術Lv5   剣術Lv5
アイテムボックスLv3   鑑定Lv7   
飛行     言語理解   
全属性耐性Lv3
隠蔽Lv3      創造Lv6
<魔法>
なし
「…まあ、そんなもんよね。」
3人は納得したように頷いていた。
「次は私ね。」
「ステータスオープン!」
<エリ>【エリ 聖剣エクスカリバー】
<人間族>【妖精族】
Lv55【99】
HP                 46000【250000】
MP           45000【290000】
攻撃力             42000【230000】
防御力   70000【310000】 
魔法防御力     35000【150000】
物理防御力      35000【160000】
俊敏性              41000【210000】
知力                  26000【175000】
運    23000【300000】
<称号>
神級精霊の加護
<スキル>
身体強化Lv3【10】   隠蔽Lv2【10】
飛行     言語理解   鑑定Lv5【10】
全属性耐性Lv3【5】 剣術Lv5
<魔法>
光魔法Lv5【10】      回復魔法Lv5【10】
結界魔法Lv5【10】    風魔法Lv3【5】
精霊魔法Lv3【10】
特に言うことがない…
「次行こ」
「…次…レイ…」
「…ステータス…オープン」
<レイ>【レイ(魔剣レーヴァテイン)】
<人間族>【精霊族】
Lv55【99】
HP                  46000【270000】
MP          44000【270000】
攻撃力             54000【350000】 
防御力    50000【273000】
魔法防御力      40000【130000】
物理防御力      41000【143000】
俊敏性              43000【210000】
知力                  43000【215000】
運    45000【260000】
<称号>
神級精霊の加護
<スキル>
身体強化Lv5【10】    隠蔽Lv5【10】 
飛行     言語理解    体術Lv5【10】
全属性耐性Lv3【5】 剣術Lv5
<魔法>
炎魔法Lv5【10】      土魔法Lv5【10】
結界魔法Lv5【10】    精霊魔法Lv3【10】
闇魔法Lv3【5】
「最後は私ですね。」
「ステータスオープン」
<サエル>【サリエル(四大天使)】
<人間族>【女神族】
Lv45【99】
HP                 34000【150000】
MP           36000【190000】
攻撃力             35000【130000】
防御力             32000【150000】
魔法防御力      33000【150000】
物理防御力      32000【160000】
俊敏性              30000【110000】
知力                  41000【375000】
運    35000【200000】
<称号>
帝級天使の加護
絶対神の加護
<スキル>
身体強化Lv5【10】    
飛行     言語理解    女神スキルLv5【10】
全属性耐性Lv3【6】     隠蔽Lv3【10】
<魔法>
光魔法Lv5【10】      回復魔法Lv5【5】
結界魔法Lv5【5】    風魔法Lv5【5】
水魔法Lv5【5】
「…まあ、みんな同じくらいだな。」
みんなのステータスを見せ終わったが、…まあ、この位で大丈夫だろ。
と翼は感じた。
「次は、外観だな。…サエル?」
「4人だけの時は、サリエルでいいですよ。」
「分かった。サリエル。お前は、その翼を消すだけでいい。出来るか?」
サリエルの背中には、綺麗な4対の翼が生えていた。…流石にこれだと天使だと分かる。
「はい、出来ますよ。」
サリエルがそう言うと、背中に生えていた翼が消えた。
「サリエルはこれでいいな。」
「エリとレイは、そのままでもオーラ隠せるか?」
エリとレイは、神級精霊なだけあって、相当なオーラを纏っていた。
このままだと、すぐバレてしまう。
「もちろん!私を誰だと思ってるのよ。」
「…楽勝」
「…よし、これでいいな。2人とも、見た目は人間とほとんど変わんないからな。」
翼は、2人のオーラが消えたのを確認してそう言った。
「これで街に入れるな…」
安心する翼であった。
補足
<隠蔽>
·自分の姿、ステータスなどあらゆるものを隠蔽することが出来る。
·隠蔽する前の力を出せないように制限をかけることも出来る。(隠蔽を解除すると元に戻る)
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