《完結》異世界最強の魔神が見えるのはオレだけのようなので、Fランク冒険者だけど魔神のチカラを借りて無双します。

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第4-17話「暴動 Ⅰ」

 ベッドに拘束されているバートリーを、ソルトは見下ろしていた。久しぶりの処女だ。それもかなりの上物だ。肌は白く玲瓏とかがやきを帯びて、まだ未成熟な膨らみが胸元をふくらませている。粗悪なチュニックをまとっているが、ほんのすこしのチカラで破けることだろう。



「オレの女になれば、すぐに気持ち良くなるさ。そうすりゃ、何もかも話してしまうようになる」



 これまでもそうだった。



 ソルトが抱いた女たちは、最初は強情でも、すぐにその心をとろけさせる。抱いてしまえば、こちらのものだ。女というのはそういうものなのか、それとも、ソルト自身に魅力があるのか、あるいは戦神カヌスに愛されたドラゴンの血統が、女の心を陥落させるのか、……とにかくソルトは、女を屈服させるのに、苦労をしたことはない。



「さて。まずはそのカラダを拝ませてもらうとするか」



 バートリーの着ているチュニックに手をかけようとした。バートリーは目を真っ赤に充血させて、殺意のこもった目でソルトのことを睨んでいた。そういう目も悪くはない。ムリヤリ犯すのも、それはそれで味がある。



 瞬間。
「し、失礼しますッ」
 と、騎士が部屋に入ってきた。



 ここはソルトの寝室だ。ノックもなしに入ってきた騎士にたいして、軽く殺意のようなものさえおぼえた。



「なんだ! こんなときにッ!」



 入ってきた騎士は、状況を見て察したらしい。戸惑ったような表情をしたが、すぐに凛とした顔つきを取り戻した。



「城下町のほうで暴動が起こっているようです」



「暴動だと? そんなもの治安維持騎士部隊に任せておけば良い」



 都市の中が、荒れはじめているという自覚はあった。スラム街などが、その代表例だ。荒れればすぐに、暗黒組合の連中が巣食いはじめる。わかっているのだが、ソルトは戦にしか興味がない。政治は他のものに丸投げしていた。



「しかし、思ったよりも規模の大きなもので。治安維持騎士部隊のほうから、援軍要請が」



 治安維持騎士部隊は、ソルトの私兵から割いてつくったものだ。軍として動くのは、また別の所属というカッコウにしてある。ケリュアル王国は封建国家ゆえに、その都市の責任は領主であるソルトがすべて負うことになる。騎士ももちろん、ソルトが集めた者たちばかりだ。



 その治安維持騎士部隊のほうから、正規軍にたいして援軍を要請しているということだ。



「ちッ。詳細を教えろ」



 都市で暴動が起きているのに、乳繰り合っている場合ではない。バートリーを犯すのは、もっと余裕のあるときに楽しみたい。扇情的な白いフトモモを名残惜しく目で犯すだけにした。



「はい。暴動の数はおおよそ300人と思われますが、都内に潜伏しており、正確な数は把握できておりません」



「300人だとッ?」
「はい」



 多い。
 多すぎる。



 咄嗟に思ったのは、内応の怖れだった。城攻めのさいによく使われる手法だ。あらかじめ忍び込ませておいた内応者を使い、内部が混乱しているあいだに、外から攻め込むというもの。



「外からの攻撃は?」



「外からはイッサイなにもありません。すべて内側で起こっていることです」



「ただの反乱にしては、数が多いな」



 戦争に駆り出されていたため、若干の治安の乱れは覚悟していた。しかし、このタイミングで暴動というのは、引っかかるものがある。



「前々から準備されていたものと思われます。都市の各地にて、金で雇われたと思われる傭兵団や、暗黒組合の連中が暴れております。それに所属不明の騎士の姿も」



「数人で良い。すぐに引捕えろ。首謀者の名を聞き出せ」



「まだ正確な情報ではありませんが、首謀者はあのフリードリッヒ公爵の娘の、ミファ・フリードリッヒかもしれないという情報が」



「あの小娘が?」



 いつか抱いてやろうと思っていたので、頭の片隅には残っていた。美しい娘なのだが、どういうわけか、生気を搾り取られたような顔つきをしているのだ。そのせいか、いまひとつ、そそられないものがあった。



「まだ、正確な情報ではありませんが」



「いいだろう。300人程度、すぐに鎮圧してやる。その後、ミファ姫さまを引きたててやろう」



 ウットウシイと思っていたが、美味しい展開になりそうだと思い直した。ミファの母は、すでにソルトの愛妾になっている。もちろん公言はしていないが。娘も一緒に抱いてやるのも、粋なものがある。



「それからもうひとつ……」
「まだ何かあるのか?」



「暴動を起こしている連中のなかに、ケネス・カートルドの姿を見たという情報があるので、お気を付けくださいませ」



「あのコゾウ……ッ」



 ふとバートリーの顔を見ると、殺気のカタマリとなっていたバートリーの瞳に、一縷の光がさしこんでいた。その頬が、わずかに緩んでいるようにも見える。



 シュネイ村の悪夢を思い出す。



 あの常識破りな魔力を使われると、都市ごと吹き飛ぶ可能性がある。それを怖れたのだが、おそらくそれはないだろうと考えた。ここにはバートリーとフーリン2人の捕虜がいるのだ。仲間まで消しとばすようなことは、しないはずだ。



 なににせよ――。
「あれを使わざるをえないか」



 戦神カヌスの遺した《神の遺物アーティファクト》。ドラゴンのウロコの魔力を借りる必要がありそうだ。

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