中学生からリスタート
1話 この現象は、定番のやつか
(....ん、知ってる天井。)
ある日目を冷ますと中学生の時に寝ていた部屋で目を覚ました、上柳悠李は混乱していた。というか、嘆いていた。
「違ーう、そこは『知らない天井だ』だろー。」
「うるさい。起きてるなら準備して。」
怒鳴ってしまって、親から怒られた。
「準備?なんのことやら。」
ムクッと起きてベットから降り、1階に向かう。
「ねぇー、準備ってなんの?」
「何言ってるの?中学校の入学式だから早く。40分に出るよ。」
「ん、誰の?」
「悠李の。...熱あるんじゃない?」
「ないから、寝ぼけてた。着替えてくる。」
「ご飯は?」
「いらない。」
悠李は時計を見た。40分まで15分しかなかった。
「制服は、これか。懐かしいなぁー。」
有利が見たい制服は、5年前に来ていた中学校の制服だった。
「あれ、入学式ってことは、俺...13歳。」
部屋にある鏡を見て、ふと思った。...身長が高校の時とおんなじだった。
「まじか、てことは性格・身体能力は高校の時だったらやばくないか?」
「何してるの?行くよ。」
ちょっと怒られ気味で親が呼んだので、へーいと返事をして下に降りた。
「おまたせ。」
「時間守ってよ。」
そう言って、母は、車を出した。家から学校まで5分。自転車で20分かかる道のりだ。
「お母さんは体育館に行かんばけん。」
「へーい。」
お母さんは足早に体育館に向かった。
「1年の時は2組だったはず。今となっちゃ同中と奴らの名前覚えてねぇーわ。」
独り言を言いつつ、目的の教室に向かった。
「よー、悠李。」
話しかけてきたのは、小学校で同じだった咲山大介だった。
「2人だけかぁー。1人よりマシだけど。」
もう1人も同じ小学校の古田龍弥。2人ともおんなじクラスで仲もよく過ごしやすい環境だったことは覚えていた。
「大介、龍弥。ひさ...じゃない、1人じゃなくてよかったわ。」
「同感。」
「1人だと思うと心ボソいな。」
この学校、白帝中学校は、4つの小学校を1つにした中学校。悠李たちの小学校は、1クラスしかなく人数も少なかった。
(俺は、平々凡々で成績も普通、顔も普通な高校..じゃない中学生だ。)
「悠李の席は5番の席だよ。」
「ありがと。龍弥。」
席順は、名前が早い方から並べられていたので、5番。つまり端の席になった。
「席の位置、完璧。」
悠李が席に座ってすぐに担任の先生が入ってきた。
「すぐに入学式が始まります。準備してください。」
ずらずらと廊下に席順で並んで行く、2列で。
体育館の前に着き、1つ目の扉をくぐり、2つ目の扉をくぐりようやく中に入れた。4クラスが席について、入学式が始まった。
「新入生、ご入学おめでとうごさいます。この学校は...」
長い長い校長先生の話は、カットして次に行こう。
閉式をして、また教室に戻る。明日についての話が始まった。
「持ってくるものは先程配ったプリントを見てください。残りの時間は部活動見学にしますので。あ、このクラスの担任になります、黒西涼華と言います。」
担任の挨拶も終わり、解散となった。
「部活か、バレーでも見てくるか。」
お母さんは、龍弥と大介の親と話していた。
「バレー見てくる。」
「行ってて、あとでくるから。」
悠李は、高校でやっていた部活 バレーをみにいくことにした。
「今日は、見てボール触って終わろ。」
ひとまず、起きていることは考えずボールの軽さを触って確かめることが頭にしかなかった。
見てくれたら、幸いです
ある日目を冷ますと中学生の時に寝ていた部屋で目を覚ました、上柳悠李は混乱していた。というか、嘆いていた。
「違ーう、そこは『知らない天井だ』だろー。」
「うるさい。起きてるなら準備して。」
怒鳴ってしまって、親から怒られた。
「準備?なんのことやら。」
ムクッと起きてベットから降り、1階に向かう。
「ねぇー、準備ってなんの?」
「何言ってるの?中学校の入学式だから早く。40分に出るよ。」
「ん、誰の?」
「悠李の。...熱あるんじゃない?」
「ないから、寝ぼけてた。着替えてくる。」
「ご飯は?」
「いらない。」
悠李は時計を見た。40分まで15分しかなかった。
「制服は、これか。懐かしいなぁー。」
有利が見たい制服は、5年前に来ていた中学校の制服だった。
「あれ、入学式ってことは、俺...13歳。」
部屋にある鏡を見て、ふと思った。...身長が高校の時とおんなじだった。
「まじか、てことは性格・身体能力は高校の時だったらやばくないか?」
「何してるの?行くよ。」
ちょっと怒られ気味で親が呼んだので、へーいと返事をして下に降りた。
「おまたせ。」
「時間守ってよ。」
そう言って、母は、車を出した。家から学校まで5分。自転車で20分かかる道のりだ。
「お母さんは体育館に行かんばけん。」
「へーい。」
お母さんは足早に体育館に向かった。
「1年の時は2組だったはず。今となっちゃ同中と奴らの名前覚えてねぇーわ。」
独り言を言いつつ、目的の教室に向かった。
「よー、悠李。」
話しかけてきたのは、小学校で同じだった咲山大介だった。
「2人だけかぁー。1人よりマシだけど。」
もう1人も同じ小学校の古田龍弥。2人ともおんなじクラスで仲もよく過ごしやすい環境だったことは覚えていた。
「大介、龍弥。ひさ...じゃない、1人じゃなくてよかったわ。」
「同感。」
「1人だと思うと心ボソいな。」
この学校、白帝中学校は、4つの小学校を1つにした中学校。悠李たちの小学校は、1クラスしかなく人数も少なかった。
(俺は、平々凡々で成績も普通、顔も普通な高校..じゃない中学生だ。)
「悠李の席は5番の席だよ。」
「ありがと。龍弥。」
席順は、名前が早い方から並べられていたので、5番。つまり端の席になった。
「席の位置、完璧。」
悠李が席に座ってすぐに担任の先生が入ってきた。
「すぐに入学式が始まります。準備してください。」
ずらずらと廊下に席順で並んで行く、2列で。
体育館の前に着き、1つ目の扉をくぐり、2つ目の扉をくぐりようやく中に入れた。4クラスが席について、入学式が始まった。
「新入生、ご入学おめでとうごさいます。この学校は...」
長い長い校長先生の話は、カットして次に行こう。
閉式をして、また教室に戻る。明日についての話が始まった。
「持ってくるものは先程配ったプリントを見てください。残りの時間は部活動見学にしますので。あ、このクラスの担任になります、黒西涼華と言います。」
担任の挨拶も終わり、解散となった。
「部活か、バレーでも見てくるか。」
お母さんは、龍弥と大介の親と話していた。
「バレー見てくる。」
「行ってて、あとでくるから。」
悠李は、高校でやっていた部活 バレーをみにいくことにした。
「今日は、見てボール触って終わろ。」
ひとまず、起きていることは考えずボールの軽さを触って確かめることが頭にしかなかった。
見てくれたら、幸いです
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