神聖具と厄災の力を持つ怪物

志野 夕刻

七十





 「それで、今の状況はどうなの?」
 ミレイは走りながら、リアに訊ねる。
 「はい、あのですね。今は、ヴェルストとアイリスさんが、戦っているのです!」
 「そう、急がないとね」
 「はい、なのです!」

 「うん、そうだね」
 ミレイの言葉に、シングも同意する。



 ──ようやく、戦いの場へ辿り着いた三人。

 ヴェルストが、素早くディザスターの魔法攻撃をかわしつつ、風を纏ったダガーナイフで攻撃を加えていっていた。

 ミレイはアイリスに駆け寄る。
 「遅くなったわ」
 「全く······待ちくたびれましたよ」
 「悪かったわよ。早速······」
 ミレイは、足に力を込め、次に勢い良く走り出した。
 と同時に、リアは叫ぶ。
 「オール・ブーストなのです!」
 ミレイの体が激しい輝きに包まれ、すると駆ける速度が上がっていく。
 シングの体も光に包まれる。

 彼もミレイを、後ろから全速力で追いかけていく。


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