神龍に育てられた世間知らずは王都で暮らすそうです

霧雨 紫

実は父は神龍でした

《前書き》
本日も書くのが捗り更新できました、少しずつ見てもらえているのでモチベUPです!

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 何時間寝てたのだろうか、俺は目を覚ますと、まだ眠っている漆黒の龍と赤い鱗の龍の間にいた。

 ここは...洞窟、ということはこの龍の家なのか。

 それにしてももう一体いるのか...ほんとに俺は喰われないのか?それがとにかく心配なんだが。

 ギュルルー

 まるで植えた生物のような音が洞窟内に響く、その音に龍は目を覚ます。

「なんだ!誰かいるのか!」

「ニルヴァーナ様!私はウル様を守ります!」

 赤い鱗の龍は迅速に俺のもとへ来る。

 この龍は雌だったのか、そして漆黒の龍の名前もわかった。

 ああ、なんで俺がこんなにも冷静かって?簡単だ、あれは俺の腹の音だ。

 仕方ないだろ昨日から何も食べてないんだ、しかもこの緊迫した状態の中じゃ言い出せないだろ、どちらにせよ言えないがな。

「どこにいる!だが魔力反応もない、気配もない、今の音は一体...」

 ギュルルルー

 あっ

「あい」

 俺はピンと手を伸ばし自首をした。

 その時緊迫していた空気が変わった。

「ふふ」

「ガハハハ!腹が減ったか、そうか!」

 そうか俺は赤ん坊だ、怒られたりはしないのか...少し悲しい気もするな。

 まあいいか、ってそれよりニルヴァーナがなんか赤いものを口に加えているが、まさかそれを俺に食わせる気か!?

「ニルヴァーナさま人間の赤ん坊は肉は食べれませんよ、なのでヤギや牛の乳をきれいにしたものがいいです」

「ほお、たしかに歯がないようだな、、グレイシー、助かったぞ」

 少し赤い龍、グレイシーと言われる龍は照れているようにも見えた。

 俺も助かったぞ...この龍は人間について少しは知っているのか。

 とりあえずお礼は入っておこう

「うえいしー、あーと(グレイシー、ありがとう)」

「!?」

「聞きましたか!今わたしの名前を呼びましたよ!この子は賢い子ですね!」

 ニルヴァーナが羨ましそうにこっちを見いているがこっちは生肉を食わされそうになったのだ、少しくらい意地悪をしてやろう。

「うえいしーまんま!」

「まあまあニルヴァーナ様より先にお母さんになってしまうとは、申し訳ないですね〜」

 グレイシーさんすごい悪い顔してますよ、てかニルヴァーナなんてもはや放心状態じゃねえか、これは流石に可哀想だったか。

「にうあーな、ぱっぱ!」

 その瞬間ニルヴァーナの顔は笑顔に溢れた。

「ほうら見たか!ウルは我のこともパパと呼んだぞ!お前は天才だ!いい子だいい子」

 うお、すごい親ばかだ、しかもグレイシーは少し残念そうだし、この龍たちは...今後大変だなあ。

「よーし、ウルには特別に魔法を教えてやろう!お前の魔力回路を先ずは通しておくか!」

 おいまて、それは危険はないんだろうな!ほんとに大丈夫なのか!?

 するとニルヴァーナは爪を俺の頭の上に置く、そして一瞬だけ光ると俺の体からモヤみたいなのが溢れてくる。

「よし、うまく通ったな、あとはその魔力は勝手に体に定着するからイメージすれば魔法は使えるぞ」

「いや、使えませんから、ニルヴァーナ様がおかしいんですよ、普通は何年も修行してやっとできるんですから...」

「そんなもんなのか?」

「しかもステータスもある程度必要ですし...」

 とりあえず俺はステータスというものが気になった。

 そういえばアライヤ様がステータスを見とけと言ってたな、見てみるか、えーとステータスオープンだっけ?

 すると目の前に自分の情報が浮いた。

 LV,1

 名前 ウル

 種族 人類種

 HP50 攻撃10 防御3000 魔力20 素早さ5

 称号 神龍の子

 スキル 鑑定

 魔法 なし

 加護 武神の加護 叡智神の加護 輪廻神の加護

 エクストラスキル 成長速度上昇

 ふむふむ、数値は平均が分からないから何とも言えないが、スキル鑑定もついてるな、というかまてよ、神龍の子って何だ...、まさか...。

 俺はニルヴァーナに向け心のなかで鑑定、と唱える。

 LV,不明

 名前 ニルヴァーナ

 種族 神龍

 HP不明 攻撃不明 防御不明 魔力∞ 素早さ不明

 スキル 不明

 魔法 不明

 称号 神の使い 破壊神 超越神 終焉の者 

 加護 全能神の加護

 エクストラスキル 不明


 ......な、何だこりゃ!?

 グレイシーはどうなんだ!

 LV,150

 名前 グレイシー

 種族 赤龍

 HP32000 攻撃27000 防御25000 魔力10000 素早さ30000

 スキル 威圧 ドラゴンブレス 魔力開放 

 魔法 風魔法 火炎魔法 光魔法 治癒魔法

 称号 戦姫

 加護 なし

 エクストラスキル なし


 た、たけえ...でもニルヴァーナはこれを遥かに超えている可能性があるというのか...。

 とんでもない龍に拾われたな...。

 未だ魔法について話し合う二人(?)を見ながら、この二人に追いつける様になると誓ったのだ。






《後書き》
概要

HPが無くなると即死というわけではなくあくまで数字的なもので精神力、気力、生命力次第で生き延びることもあります。

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