スキル【一匹狼】がほとんどボッチだけど最強だった件

ノベルバユーザー343700

プロローグ 5

「で、ではお主の転移先にあった体に変えるためにスキルを決めていくとするかの……。ほれ、これを回すんじゃ。」


がらぽんのような物が用意される。


けれど佳は回そうとしない。


既に詰みかけている異世界生活の始まりを向かえようとしているせいか気持ちが明るくならないからだ。


そしてそれに当てられてだんだんくらい気持ちになっていく神様。


『やばいやばい、どうにかこやつを元気付けなくては。なんだかワシもだんだん暗い気持ちになって………き……て……』


ズ━━ン


二人して負のオーラが出てくる。












「はっ!ワシは何を!?」


やっとのことで暗い気持ちから解放される神様。


けれども一向に晴れることのない負のオーラを放つ佳。


『このままだとまたさっきみたくまた暗い気持ちにワシもなってしまう!早くどうにかしなくては!』


「ほ、ほらほら早く引くんじゃ!もしかしたらいいスキルが手にはいるかもしれないぞ!?」


すると負のオーラがすこし晴れる。


「そ……そうですよね。まだ始まったばかりですもんね。よ、よーしいいスキル引いちゃうぞー。」


とりあえずしゃべれるようになるまで回復した佳。


ゆっくりとがらぽんに手を伸ばす。


そして取っ手をもつ。


ドクンドクン……


心臓の音がだんだん強くなっていく気がする。


神様もドキドキしている。


『お願いだからこれ以上暗くならないでおくれー!』


少しずつがらぽんを回していく。


ドックンドックン……


さらに心臓の音が強くなる。


ガラガラガラ…… ガラガラガラガラ…………


そして二週目に差し掛かろうとしたところで玉が出てくる。


「うん?」


何も起きない。
そう思ったら突然、


バ━━ン!


〈大当たり!〉


激しくも陽気な音楽と共に大当たりと表示される。


「えっあっその……やったぁ!」


反応に困る佳


「ふぅ、これでひと安心だわい」


ひと安心する神様


ここから更なる地獄の展開を迎えるだなんて誰も思いはしなかっだろう。


「そろそろなんのスキルか表示されるぞ。大当たりなんて123年4ヶ月24日54秒ぶりにみたのう。どんなスキルか楽しみじゃわい」


神様がご機嫌な口調で言う。


てか123年4ヶ月24日54秒ぶりって何で覚えてるんだよ。記憶力すごいな


でもやはり大当たりと聞いて僕も心の中でガッツポーズをしている。


さっきまでの負のオーラはどこにいったことやら。


そしてスキルの名前と効果が表示されて……


「「えっ」」


神様と声を揃えて言ってしまう。


スキル名


【一匹狼】


効果


パーティーが組めなくなる。




僕の心にトドメの会心の一撃が入る。


「あっ…」


そこからは何が起きたのか覚えていない。



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