スキル【一匹狼】がほとんどボッチだけど最強だった件

ノベルバユーザー343700

プロローグ 1

「はぁー今日も残業疲れたなー。土日でも祝日でも会社に呼び出しとか本当、休みって字があの会社にはないんじゃないの?」


 今、会社から家に帰っている途中の僕、篠原 佳。
今の今までひたすらボッチという孤独と会社の闇と戦ってきたある意味勇者だ。まぁ俺が勇者なら世の中は全員勇者なんだろうけどね。
年齢は27でそろそろいい歳だ。ちなみに女性経験は一切ない。て言うかボッチ道を極めてしまったような俺がそんな事できるはずもないんだな。これが。


 すこし歩いているともう遅くなってほとんど真っ暗なちょっとした家の光で道が見えるような住宅街の奥の方に自分の家が見えてくる。


「あぁ、やっと家が見えてきた。もうちょいでのんびり寝れ……あ、いや明日も朝っぱらから会社だわ。最後にのんびり自宅で暮らしたのはいつなんだろうな~………ははっ、なんだか目に砂が入ったみたいだなぁ」


 自分の言った独り言に感極まってしまい目から汗が出る。
そんなことを言っているともう家の目の前だ。


「とりあえず遅いし歯を磨いてシャワーだけ浴びて寝るか」


 そしてこの一連の動きをしベッドに眠りにつく。


「あぁ、会社なくなってしまえばいいのに……」


 いつも言っていることを呟いてしまう。


「それかブラックじゃない異世界にいきたいな……」














『速報です。ただいま震度6の地震を観測しました。津波の心配はありません。もう一度繰り返します。ただいま震度6の地震を観測しました。津波の心配はございません』
















「ん? ここはどこだ?」


 自分の家よりも明るい照明が目に入り目を覚ます。


「え? 家で寝たはずなんだけど……夢かな?」


「フォッフォ、夢ではないぞ、人間よ」


「!?」


 いきなり知らない声が後ろから聞こえてくる。
驚いてしまい勢いよく後ろに振り返ってしまう。


「フォッフォフォ、怖がらんでもええ、とって食うわけじゃあろまいしな」


「!?」


 今度は前から声が聞こえてくる。
そしてやっと僕はその声の正体を掴む。


 なんとそこにはいかにも「フォッフォフォ」という台詞が似合うような顎からきれいに整った髭の生えた少し小太りした老人が立っていた。
 

「あの……大変申し訳ないんですがどちら様ですか?」


 相手の正体がわからなければ話は進まないのでとにかく誰なのかを尋ねる。
僕はボッチだからこんなドッキリやる人は思い付かないんだが。


「フォッフォフォ、礼儀正しくてええのう。人間よ。ワシが誰か気になるじゃろう? 教えてあげよう。ワシはゼウス。まぁこの地球の管理などを行っておる」


「ゼウスってあのゼウスですか?なんか神の中でも結構偉いってイメージの」


「そう。その通りじゃ」


 

 どうやら俺はかなりすごい人と対面しているようだ。

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