何一つ取り柄の無い僕、だから生きる
予告
「もう、疲れた。」
今僕はビルの屋上にいる。
理由はこれから飛び降り自殺をするためだ。
人生に疲れ、なにもかもを諦めてしまった僕に生きる理由なんて無い。
しかしそんな事を思ってもやはり死ぬのは怖いものだ。
今僕はSNSで自殺予告をした。
そんな事をして誰かが僕を救ってくれるのを心のどこかで待っているのだろうか。
返信には『死なないで。』『生きていたら必ずいいことがある。』、などありきたりだが励ましの声もあるが、『さっさと死ねよ。』『お前みたいなうつ病者なんか死ねよ。』なんていう僕の希望を挫くような声もある。
それもそうだろう。何も知らない人は簡単な言葉でしか励ませないし、何も知らないからこそ、こんな異常な人間を認められないんだから。
そんな返信欄に1つ気になる返信があった。
「このビルの住所だ。」
何故だろうと一瞬考えたが、すぐに答えは分かった。
自殺予告と一緒に屋上からの景色を添付していたから、それで特定したのだろう。
特定班ってすごいな
特定されたからには下にはかなりの野次馬たちが僕の死に様をカメラで納めるのだろうか。
誰も本気で止めようともしない。それどころかネタにしようとしている。
あれはいつだっただろうか。
僕が初めて死を決意した日は。
今僕はビルの屋上にいる。
理由はこれから飛び降り自殺をするためだ。
人生に疲れ、なにもかもを諦めてしまった僕に生きる理由なんて無い。
しかしそんな事を思ってもやはり死ぬのは怖いものだ。
今僕はSNSで自殺予告をした。
そんな事をして誰かが僕を救ってくれるのを心のどこかで待っているのだろうか。
返信には『死なないで。』『生きていたら必ずいいことがある。』、などありきたりだが励ましの声もあるが、『さっさと死ねよ。』『お前みたいなうつ病者なんか死ねよ。』なんていう僕の希望を挫くような声もある。
それもそうだろう。何も知らない人は簡単な言葉でしか励ませないし、何も知らないからこそ、こんな異常な人間を認められないんだから。
そんな返信欄に1つ気になる返信があった。
「このビルの住所だ。」
何故だろうと一瞬考えたが、すぐに答えは分かった。
自殺予告と一緒に屋上からの景色を添付していたから、それで特定したのだろう。
特定班ってすごいな
特定されたからには下にはかなりの野次馬たちが僕の死に様をカメラで納めるのだろうか。
誰も本気で止めようともしない。それどころかネタにしようとしている。
あれはいつだっただろうか。
僕が初めて死を決意した日は。
「文学」の人気作品
書籍化作品
-
-
49989
-
-
89
-
-
381
-
-
149
-
-
124
-
-
439
-
-
17
-
-
4112
-
-
0
コメント