天然少女のVRMMO
7話 刀スキル
私達は市場がある街の南の方にやって来ました。
「おっす、ダンのおっちゃん」 
「ん?おお、『2位の人』に『舞姫』じゃねぇか」
「こんにちは」
「2位の人言うな」
「はっはっはっ、それで?何の用だ?武器はまだ店で売ってるレベルまでしか作れてないぞ」
「ああ、ちょっと問題が発生してな。とりあえず紹介する。幼なじみのヒナだ」
「ヒナです。よろしくお願いします」
「ああ、例の。俺はダンだ鍛冶師をしている。よろしく」
ん?例の?例のって何?
「あの、例の?ってなんですか?」
「ん?ああ、お前さんはβの間じゃ結構有名だからな」
「なんでっ!?」
「なんでって、お前さんの幼なじみが景品を誰にあげるのかってきかれた時に、『天然でいろいろやらかす幼なじみにあげる』って、答えてたからな。表彰式の時だったからみんな聞いてたんだよ」
「えぇっ!?」
リョウのせいかっ!?私がリョウの方を、キッと睨むとリョウがわざとらしく視線を逸らす。むぅ、こんどなにかおごらせてやる。
「そいで?結局なんのようなんだ?」
「ああ、それなんだがな、ヒナが刀スキルを手に入れた」
「は?マジか?」
「ああ。取得条件は刀を手に入れることだ」
「刀を手に入れる?どこにあったんだよ」
「それがね、ランダム種族で固有種族を当てたのよ。その種族のイベントで手に入れたらしいわ」
「・・・・・・刀スキルに続いて固有種族かよ。なるほど、たしかにやらかしてるな」
「ああ、俺達もこんなにはやくやらかすとは思ってなかったけどな」
むぅぅぅ、だから私がなにかしたわけじゃないのに。
「おい、なんか拗ねちゃったぞ」
「大丈夫だ。後で食べ物でも奢れば直ぐに機嫌はなおる。それよりもだ、刀スキルを取得できるのは現状ヒナだけだ」
「なるほどな。刀スキルを手に入れたいやつが絡んでくるかもしれないってことか」
「そういう事だ。そこでおっちゃんに協力して欲しいんだよ」
「それは構わないが、俺に何ができるんだ?」
「ヒナは刀スキルを手に入れた時に、刀のレシピも手に入れてるんだ。それをおっちゃんにあげるから刀を作って欲しいんだよ」
「任せろ!と、言いたいところだが、レシピを見て見ないとなんとも言えないな。βで刀が解放されてなかったのを考えると、今の段階だと素材を手に入れられんかもしれん」
「それならそれで別の対処法を考えてる。どっちにしろおっちゃんは刀のレシピを受け取ってくれ」
「ヒナ、トレードって分かる?」
「トレード?」
「ええ、まずメニューのここを開いて・・・・・・そうそう。で、次はこっちよ・・・・・・ああ違う違う、そこは元の画面に戻っちゃうから」
「ヒナは機械が苦手なのか?」
「ああ。超がつくほどな」
や、やっと出来た。これは慣れるしかないね。
「本当なら、それなりのお金と交換だったりするんだが、今回はヒナの弾除けになってもらうからお金はなしだな」
「いいのか?払ってもいいんだが」
「大丈夫です。装備もあるし、ご飯はリョウに買ってもらうし、今のところお金使わないので」
「そうか。ならいいんだが」
「なんで俺が買うことになってんだよ」
「βの時、私のことを暴露した分」
「ぐぅ」
「それで?出来そうかしら?」
「そうだな、想像してたよりは素材のランクは低い。ただ、ボス一体は倒さないとだな」
「それなら大丈夫だな。俺たちとダンの名前で刀スキルの情報をだそう。ヒナ、少しだけお前の情報を話すが、いいか?」
「別にいいけど、変なふうに話さないでね」
「りょーかい」
なんとかなりそうで良かったよ。
「おっす、ダンのおっちゃん」 
「ん?おお、『2位の人』に『舞姫』じゃねぇか」
「こんにちは」
「2位の人言うな」
「はっはっはっ、それで?何の用だ?武器はまだ店で売ってるレベルまでしか作れてないぞ」
「ああ、ちょっと問題が発生してな。とりあえず紹介する。幼なじみのヒナだ」
「ヒナです。よろしくお願いします」
「ああ、例の。俺はダンだ鍛冶師をしている。よろしく」
ん?例の?例のって何?
「あの、例の?ってなんですか?」
「ん?ああ、お前さんはβの間じゃ結構有名だからな」
「なんでっ!?」
「なんでって、お前さんの幼なじみが景品を誰にあげるのかってきかれた時に、『天然でいろいろやらかす幼なじみにあげる』って、答えてたからな。表彰式の時だったからみんな聞いてたんだよ」
「えぇっ!?」
リョウのせいかっ!?私がリョウの方を、キッと睨むとリョウがわざとらしく視線を逸らす。むぅ、こんどなにかおごらせてやる。
「そいで?結局なんのようなんだ?」
「ああ、それなんだがな、ヒナが刀スキルを手に入れた」
「は?マジか?」
「ああ。取得条件は刀を手に入れることだ」
「刀を手に入れる?どこにあったんだよ」
「それがね、ランダム種族で固有種族を当てたのよ。その種族のイベントで手に入れたらしいわ」
「・・・・・・刀スキルに続いて固有種族かよ。なるほど、たしかにやらかしてるな」
「ああ、俺達もこんなにはやくやらかすとは思ってなかったけどな」
むぅぅぅ、だから私がなにかしたわけじゃないのに。
「おい、なんか拗ねちゃったぞ」
「大丈夫だ。後で食べ物でも奢れば直ぐに機嫌はなおる。それよりもだ、刀スキルを取得できるのは現状ヒナだけだ」
「なるほどな。刀スキルを手に入れたいやつが絡んでくるかもしれないってことか」
「そういう事だ。そこでおっちゃんに協力して欲しいんだよ」
「それは構わないが、俺に何ができるんだ?」
「ヒナは刀スキルを手に入れた時に、刀のレシピも手に入れてるんだ。それをおっちゃんにあげるから刀を作って欲しいんだよ」
「任せろ!と、言いたいところだが、レシピを見て見ないとなんとも言えないな。βで刀が解放されてなかったのを考えると、今の段階だと素材を手に入れられんかもしれん」
「それならそれで別の対処法を考えてる。どっちにしろおっちゃんは刀のレシピを受け取ってくれ」
「ヒナ、トレードって分かる?」
「トレード?」
「ええ、まずメニューのここを開いて・・・・・・そうそう。で、次はこっちよ・・・・・・ああ違う違う、そこは元の画面に戻っちゃうから」
「ヒナは機械が苦手なのか?」
「ああ。超がつくほどな」
や、やっと出来た。これは慣れるしかないね。
「本当なら、それなりのお金と交換だったりするんだが、今回はヒナの弾除けになってもらうからお金はなしだな」
「いいのか?払ってもいいんだが」
「大丈夫です。装備もあるし、ご飯はリョウに買ってもらうし、今のところお金使わないので」
「そうか。ならいいんだが」
「なんで俺が買うことになってんだよ」
「βの時、私のことを暴露した分」
「ぐぅ」
「それで?出来そうかしら?」
「そうだな、想像してたよりは素材のランクは低い。ただ、ボス一体は倒さないとだな」
「それなら大丈夫だな。俺たちとダンの名前で刀スキルの情報をだそう。ヒナ、少しだけお前の情報を話すが、いいか?」
「別にいいけど、変なふうに話さないでね」
「りょーかい」
なんとかなりそうで良かったよ。
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