幻灯箱の紅い薔薇

きあき

狂華舞ウ都市(君の為に生まれた僕)

不幸ナ子供ハ大嫌イ
  倖セニ恵マレタ子供ハ大好キ
「だってそのほうが
   壊し甲斐がいがあるだろ?」

君が「イイ」と言うなら
    僕は君に
どんな「カッコウ」だってさせてあげるよ

君ノ声ハ「どんな薬」ヨリモ
  僕ヲ「高く飛ばす」

    君ノ「悩みの種」ガ
イツマデモ「僕」デ アリマスヨウニ

僕ガ君ヲ好キナノハ
  君ガ倖セダカラダヨ

僕がこの手を血で染めたのは
 「スベテキミノタメ」だと言ったら
君はどんな顔をするんだろう?

君ガ僕ノ事ヲ「想って」クレテルナラ
 君ハ「君自身の道」ヲ進ンデ下サイ
「僕が何時いつか君を壊す」ソノ時マデ
   ソウジャナイト  つまんないでしょ

   僕ハ何時いつダッテ君ヲ見テルヨ
「君が一番倖せな瞬間」ヲ狙ッテ

「スベテハキミノタメ」
    ほんとは
   僕の欲望の為

僕等が「イカレテ」るんじゃ無い
  生まれた時から
「世界」がイカレテたんだ

「詩」の人気作品

コメント

コメントを書く