詩集

パン祭りタロー

彼女は言った

彼女は言った

窓が綺麗に拭けなかった

わたしは言った

窓なんてそんなものよ




彼女は言った

梅雨はイヤ、ひどく髪がうねるじゃない

わたしは言った

どうにもならないなら仕方ないよ
わたしは髪なんて、もうあるがままに生えていれば良い、と思うことにしてる




彼女は言った

掃除機が今日も掛けられなかった
毎日、お掃除しなくちゃいけないのに


わたしは言った

え?3日前に掛けたじゃない
今度でいいよ




彼女は言った

最近お皿がきちんと洗えない
洗い残しが気になるの

わたしは言った


またすぐに使うじゃない
そのとき、また洗うでしょ?




わたし気にしなさすぎ
最近気づいて、ちょっとおどろいた

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