自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第三十九話 デートでござる。……テストも

時間が経ってしまいすいません。
どうぞ!


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 もうすぐ、試験が近づいてきた。この試験で可の判定がでることにより、進級ができるそうだ。だから一番重要な試験ではあるけど否の判定が出る人は滅多にいないと聞く。試験は座学の筆記と魔法による実技の二つがある。実技は魔法が出せれば可の判定が一応貰える。しかし、進級したときについていけなくなることが多い。


「レン君、座学のやつ教えてほしいの」


「うん。いいよ。どこ?」


「えーと。帝国の所だね」


「わかったよ。」


 レオンは彼女に詳しく教えた。途中で騒いでいたときもあったが。彼女は試験までは準備満タンのようだ。


 二日後


  試験日になった。まずは座学の試験だ。座学の方は3回に分けて行われて、多少なり休憩をして約一日かけて行われた。勿論レオンは余裕のようで、テスト中は外の景色を楽しんでいたようだ。


 二日目には、魔法のテストだ。的に魔法を当てるのが主な内容であるが、まだ魔法がうまく使えない人は軽く当たるようしたり、端っこにあたるだけでもいいが、評価としてはよくない。
 だから、レオンは的のど真ん中に当てるように気合いを入れていた。結果としては、ほんの少し真ん中からずれたようで、満点はもらえないようだ。レオンの父から指摘すれば真ん中だったということになるがレオンが気に食わないだろう。


                   ★


 試験が終わると、リナが呼んでいた。そう……デートの約束だ。この前勉強を教えてもらったお返しらしい。レオンはどこに連れてってくれるか、楽しみにしているようだった。


 デートの当日になり、二人はいつもと同じ場所であるギルドに併設されている酒場に集まっていた。


「レン君。おはよう。今日はとっておきの場所紹介するよ」


「おはよ。うん、楽しみにしている。」


「まずは、雑貨の店に行くよ。そこはちょっと変わった雑貨が売っているの」


「へぇー。とても気になるさ」


「でしょ。期待して」


 そういって、リナは王都の中でも少し外れの方へレオンを連れて行った。


「ここだよ。店の雰囲気も変わっていると思うけど。」


「なんか、見たこ……初めて見たよ!!(これはいわゆる、古民家というやつだ。)」


「なんか言いかけなかった?まあ、いいけどこれは東国によくあると聞いているわ」


「そうなんだ。知らなった。」


 二人は、仲良くお店に入ったようだ。すると、変わった雑貨が多く、リナは固まっていたが、レオンは見たことがあるので懐かしい雰囲気があったようだ。


「なんか、変わったものが多いね。これは扇子というらしいよ。」


「そ、そうだね。最近はそんなに熱くないから必要なさそうだね」


 レオンは、転生前に日常的に扇子を使っていたから、反応に困ったのか言葉を詰まらせたようだ。


「あれ?なんで、言う前に使い方知っているの。レン君はすごいねぇ」


 レオンは、少し冷や汗をかいていた。


 二人は、店内を見回って、買うものをきめたようだが、彼女のほうは納得がいかないようだったが会計を済ましたようだ。


「次は、この前行ったカフェに行こうかなと思っているの。新作のスイーツが出たらしい。」


「なんだろう。楽しみ」


 なんと、先ほどの店の反対方向にあるようでレオンはめんどくさいと思っていたが、彼女に連れられて向かった。


「ここだよ。今は栗きんとんというものが新作のスイーツらしい。期間限定なの」


「た……なんだそれ?」


レオンは食べたことあると行ってしまうところだった。危ういところだった。栗きんとんは美濃の方で作られていたため、尾張近くまで用事が無いと食べれない品物のようだ。


「これは、栗に砂糖を加えて、蒸すらしい。とってもおいしい。とお父様が言っていたから気になっていたの」


「貰えなかったの?」


「レオン君と食べてくるといいと言われてね……。」


「あ、そうなんだ。じゃあ早速行こう」


二人はおいしくいただいたようだ。


「来年の夏休みには東国に行きたい。」


「本当に言っているの?帝国をわたって行かないといけないよ?」


「知ってはいるよ。そこは父上に聞いてみるけど、渡るぐらいは簡単だと思う」


「レン君がそう思うなら、いいけど。その時はあたしも連れて行ってね。ゼアン君も連れていきたいけど王子は無理だと思うね。」


「そうだね。考えておくよ」


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お読みいただきありがとうございます。


栗きんとんが江戸時代にないとしても、見逃してください。
お願いします。







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