自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第三十八話 買い取りでござる。

 二人は、洞窟から帰ってきていた。空は、うっすらと暗くなってきていた。


「戻ってきたね。意外と時間かかってしまったよ」


「普通だと思うよ。二人で行くのがすごいらしいから」


「そうだよね。ドラゴンもどきでも買い取ってもらおうよ。最初は絶対に驚くって」


「そうだね。じゃあギルドに行こう」


 二人は、仲良くギルドへ行った。


「ようこそ、ギルドへ」


「洞窟の依頼終わりました。意外と簡単でした。」


 レオンは、宝石を差し出しギルド職員に差し出した。宝石は、洞窟の再階層今回で言う15階層のボスモンスター今回で言うドラゴンもどきを倒した先の宝箱に宝石がある。それが洞窟の依頼である。しかし、一つの洞窟に一つしかないためこのような依頼は一回限りである。ボスモンスターを倒して、一昼夜の間は魔物は一切出現してこない。その間に薬師が立ち入り薬草を見つける。また、取りたくなったときに冒険者に頼むということになる。


「はい。受け取りました。あなたたちはいつも早いのね。いい冒険者になることを期待しているよ。


では、モンスターの買い取りをしますので、右のカウンターに移動してください。」


 二人は、買い取りのカウンターの方へ行き、スライムのような定番のものから、珍しいものまでをまとめてカウンターに出した。


「いつも、やまほど狩ってくるのだな。スライムやオークなどはゴミみたいなものだけれども、グリフォンは羽が高く売れるよ〜。おっと、まだあるようだね。」


「これも、お願いします。」ドサッ


「おー。これはドラゴンかね」


とギルド職員が声を出すと、酒場の方でざわついていた。


「少しお待ちください。ドラゴンに似た生物がいるため確認をしてきます。」


「はい。」


 二人は近くの椅子に座っていると、酒場の方から声が聞こえてきた。


「本当に?どっかで盗んだのではないか?」


「そんなわけがない。ドラゴンなどどこにもおいてない」


「そうだな。」


 少しイラッとくる内容だった。ギルドの職員戻ってきた。


「お待たせしました。これは、ドラゴンもどきですよね?」


「はい。そうです。驚かしてしまってすいません」


「いいですよ。たまに持ってくる人がいますがいつも驚いてしまいます。」


「へぇ。これは買い取りはいくらになりますか?」




「うーん。特に買い取る場所もないので、見た目で金貨3枚ですかね。置物としてはいいので」


「ありがとうございます。」


グリフォンの羽は金貨10枚だそうだ。


二人はギルド横に併設されている酒場で夜ご飯を食べ、帰宅したようだ。





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