第三十一話　剣技大会でござる。　中編

携帯電話を携帯端末に変更いたしました。


＝＝＝＝＝＝＝＝
　第二戦が行われるまで結構時間があったため、学園にでている出店を見て回った。出店には沢山の食べ物が並んでおり、すべてがとても美味しそうで全部食べてみたかった。しかし、そんなわけにも行かずに厳選して食べていた。すると、ゼアン達が来た。


「おう。レンじゃないか。なんで誘ってくれなかった？」


「だって、どこにいる分からなかった。」


「おい。携帯端末で呼べよ」


「あ〜。忘れていた。まあ、長時間はいられないから変わらないよ」


「まったくだ！」


「そう言えば、さっきの試合なにした？」


「あれは、威嚇してみたら、相手が気絶した。まあ、攻撃受け止めてからジンくんは、挙動不審になっていたから、威嚇すれば倒れると思った」


「なるほど。次も頑張れよ」


　闘技場の方に戻ってみると、ＢクラスとＤクラスの試合をしていた。どちらも互角のようでとても盛り上がっていた。どちらも体力が無くなってきて、あと一撃で決着が着きそうだった。Ｂクラスの子が攻撃を仕掛けたら、Ｄクラスの子は避けきれず、倒れた。Ｂクラスが勝ったようだ。でもＢクラスの子はフラフラだったので次の試合大丈夫かなと思ってしまった。


　そんなこんなで、Ｃクラスとの試合が近づいていた。


「レン君、頑張ってね。先制攻撃で一撃で倒してきてね。」


「う、うん。でもそれはしないよ。かわいそうだから」


「レン君は優しいね。頑張ってね」


　リナと少し井戸端会議をして、控室に入った。


　控室に入ると、大会実行委員の先輩が待っていた。少し遅れたらしい。


　レオンは、緊張をした様子はなく、余裕と思っている感じで、入場のアナウンスがあった。レオンの相手Ｃクラスのカレンという子だった。レオンはその姿を見た瞬間驚いていて、呆然としていた。
それもつかの間試合は始まった。レオンは距離を縮め、相手の先制攻撃を待った。しかし、カレンは剣を構えているものの緊張が取れないのか攻撃を仕掛けてこない。これでは、二人とも何をしているか分からなくなってしまうため、レオンは上斬と叫んで、先制攻撃を仕掛けた。するとカレンは倒れた。ここで試合終了となった。なんと試合時間は１０分だ。


「カレンちゃんには、申し訳ないけど試合が終わらなくなってしまうから」


控室に戻ると、リナ達がいた。


「レン君、あっという間に試合終わったね。あの子は可哀想だね。」


この試合で負けて、剣が振れなくなって、学園をやめてしまう人がいると聞いているからだ。


「まあ、いいじゃないか。うちらのクラスもＢクラスを残すところだ。」


「そうだね。後から、様子だけはうかがってくるよ」


レオンは、すぐに試合があるため二人とは別れて、控室に戻った。


３０分が経ったら試合が始るようだ。


　今回も、レオンは緊張はしてないようだった。Ｂクラスのアゴンという子だ。アゴンも緊張がしてい無さそうで、いい試合になりそうだ。試合が開始された、レオンはいつものようにアゴンに近づこうと思ったら、なんと近づく前に先制攻撃を仕掛けた。レオンは慌てながらもう一つの剣を構えて、攻撃を防ぐ準備をしたが意外と強くて、防ぎきれなかった。肩に、深手を追ってしまった。


　レオンは痛みを気にしていないような感じで、レゴンに攻撃を仕掛けた。足を狙って、貫斬と叫んだ。するとレゴンは足に深手追っている。レゴンが足を気にしている間に、レオンは次の一手を打った。レゴンの肩を狙った。すると、レゴンは倒れた。レオンの勝利となったが、その数秒後レオンも倒れた。　


　慌てて治療師が駆け付けた。治療師がいれば、治らないものはない。