自害したら転生して、異世界生活??~起きたら貴族になっていた~

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第二十七話 告白でござる。

お願いします。
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 転生する前は、夏にはよく盆踊りをしたな。みんなでどんちゃん騒ぎで一晩過ごしたのはとても楽しかった。この異世界にもそういうのはあるのだろうかそんなことを思いながら過ごしていた。


 「レオン、今日は夏祭りフェスティバルが開催されるぞ」


 「父上、それはなんですか?」


 「まあ、王都のお店が一眼となってどんちゃん騒ぎを起こすのさ。そりゃたのしいさ」


 「そう言えば、レオンは今日また合うんだろ?彼女と」


 「そ、そうです。」


 「照れちゃって。いい恋じゃないか。付き合えばいいのにね!」


 「無理無理。そんなことよりも出かけてきます。」


 レオンはゆでタコになりながら、父上の話の続きもあったにもかかわらず、玄関の外まで駆けだしてしまった。ただ出かけたのはよかったのだけれども、レオンは何も持たずに行ってしまったので結局屋敷まで変える破目になるのだった。


「なんで、忘れ物するのだろう。屋敷に帰ると、兄上に何か言われるかもしれないじゃん」


 案の定、屋敷に戻ることになった。恐る恐る屋敷の中に戻って、剣などを取りに行って行こうと思ったら、捕まってしまったようだ。


「どうしたの?レオン。泥棒みたいなことをしていて」


「あ、兄上。いま出かけようと思いまして」


「そうか。でも、そんな警戒していくことではないと思うけど」


「う、うん。じゃあ行きますね。」


「ちょっと待った。最近リナちゃんという子と依頼受けているらしいね。付き合え・・・」
レオンは最後まで聞かずに、玄関まで駆けだした。


「純愛だなぁ。15歳まで続いていたら結婚してしまえばいいのにな」


レオンが駆けだした後、こんな言葉を残していった。




                      ★
 いろいろあったが、待ち合わせ場所である、ギルドの前に来ていた。今回は中でないため驚かされることはない。待ち合わせの時間より5分前には集まるのが常識だと思っていたが、それは転生前だけで異世界では関係ないらしい。10分弱待っていたら、来た。今日は依頼は受けないと約束したけれどもリナの衣装がとても目立つ。


 ”かわいいけど”


「レン君、お待たせ」


「おはよう。全然待っていないから大丈夫だよ・・」


「どう?この服?」


 まさか、さっそく聞いてきた。僕が考えたシナリオとは全くの違った。僕がこの服かわいいねと言ってからだと思ったのにさきに言ってくるとはびっくりした。意外と本人は気に入っているのかも
「その服かわいいね。とても似合っている」


「あ、ありがとう」


 彼女は照れていた。


「今日は、夏祭りフェスティバルがあるらしいよ。父さんが言うにはとてもたのしいらしいね」


「うんそうよ。レン君知らなかったの?だ・か・ら。この日をえらんだというのにね」


「なるほど。まずはどこに行こうか?」


「短剣を買いに行こうよ」


「わかった。」


 二人は、先日話していたように武器屋で短剣を購入するそうだ。レオンは剣をあれだけ持っているのにまだ買うつもりだ。


「おう、坊ちゃんたちよ。また来てくれどうも。今日はラブラブだねぇ。何を買いに来てくれたのかね?」


「私から、短剣が欲しいなと思っていまして、何かありますか?」


「お嬢ちゃんに合うやつかぁ。これはどうだ?」


 武器屋のおっちゃんは鉄でできた短剣を差し出した。この短剣は50本セットになっており、魔物に向かって投げることができるまさしく短い槍みたいなものだ。


「質より量ということですか?」


「まあ、そうだ。初心者だろうからまずはこれを使ってみてから考えな」


「はい。これ買いますわ」


 彼女は、金貨1枚を払った。意外と高いものだが、量から考えてみるとそのぐらいかもしれない。


「僕は、この前は丈夫な剣を買ったけど、もう少しいいやつが欲しいのと、丈夫な剣を二つ」


「おう。鋼の剣があるぞ。これは丈夫な剣より50%ぐらい切れ易くなっているからいいぞ」


「では、それを2本ください。」


「坊ちゃん沢山依頼を受けているようだな。」


 おっちゃんは一言言って、二つで金貨20枚だと言っていたので、丈夫な剣と一緒にギルドカードから慌てておろした。二人は武器屋を出てから、防具屋に寄ったりなどしていた。


 夕方に差し掛かろうというところから、夏祭りフェスティバルは始まりを見せかけていた。これが、一晩中続いているから驚きだ。


「いろんな商店が盛り上がってきたようだね。」


「そうだね。なんか楽しくなってきたね」


 二人はブラブラ散策していた。


「このお店。おいしそう」


 彼女は言うので、レオンは言われるままにお店に入った。まあ、魔物の肉を食べやすいようにカットして、焼いた料理だった。意外と美味しいようで二人は満足していた。


 お店から出て、リナがモジモジしていて、落ち着きがないようだった。少し経ったら覚悟を決めたようで落ち着いた。そして


「レン君、いつも依頼など一緒に行ってとても楽しかったの。だからさ、付き合ってください」


「え、え、え。いいよ。こちらこそよろしくお願いします。」


 レオンはなぜか彼女より緊張をしていた。そう。ここは店が連なっている処のど真ん中であるのだ。
だから、住民は歓声を上げていた。


 王都の中心でも、人気がないところに来ていた。
「リナ見ていて。」


 レオンは、光属性の魔法である、花火を叫んだ。すると二人が立っていた場所から、少し遠いところから小さな光の点が現れ、それが大きな傘を開くようにいろいろな色彩を保ちながら散っていった。


「レン君、とてもきれいだね。祭りの後に最高だね。私の彼氏は何でもできるなぁ」


レオンは、とても喜んでいた。いい日になったのは間違いない。


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お読みいただきありがとうございます。


大したほど恋愛小説を読んだことないので、読みづらかったかもしれません。


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