コミュ障陰キャは2度笑う

ケッキング祖父

第1話

眩い光が止むと、眼前の光景は日常から非日常へと変化していた。先程まで僕たちがが過ごしていた教室ではなく、華やかな装飾品に彩られた大広間が広がっている。僕たちはその真ん中に立ち尽くしており、周囲を全身鎧を着て帯剣している兵士らしき人達に取り囲まれている。そして僕たちの前には法衣のようなものを着た老人が立っていた。

僕、平家将輝へいけまさきはどこにでもいる少し・・コミュニケーションが苦手な高校三年生である。
少し・・コミュニケーションが苦手なせいで、今まで友達らしい友達はできたことがないが、それとあともう一つの気苦労を除けば無難に高校生活を送れていた。

「お~い、平家くぅ~ん。」
低い、猫なで声で話しかけてくる彼は上田麓うえだろく。日頃から僕を見下している節があり、ことあるごとにからんでくる、僕のもう一つの気苦労である。
「どうしたの?上田くん。」
面倒くさいが、努めて明るく返す。会話が苦手な僕にはこれが限界だ。
「悪いんだけどさぁ、自販機で飲み物買ってきてくんない?あ、炭酸ならなんでもいいから。」
今までは皮肉や自慢ばかりしてきた上田だが、最近は僕を軽いパシりにつかうようになってきた。面倒だが、ここで反抗すると、もっと面倒だ。
軽く了承の旨を伝え、教室から出て行こうとする。上田は僕の背中を見ながらニヤニヤしているんだろうなぁ…と、そんなことを考えながら廊下に差し掛かると、
唐突に床から眩い光が放たれた。容赦なく目を刺してくる光に思わず目をつむってしまう。
他の生徒の喧騒の最中、機械の駆動音のような音が聞こえたかと思うと、意識を手放してしまった。

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コメント

  • 大家万次郎

    『僕たちがが過ごしていた』
    『僕たちはその真ん中』
    『僕たちの前には』
    短期間のうちに『僕たち』という言葉を使いすぎです もう少し工夫しましょう
    『少しコミュニケーションが苦手な高校三年生である。』
    『少しコミュニケーションが苦手なせいで』
    ここも同様です
    また、風景の描写が曖昧過ぎます。具体的な事物を挙げてリアリティを出せるようにしましょう。
    ほかにも、平家将輝という名前は平安時代から強い怨念を現在まで持ち続けている平将門を想起させます。これも変更した方がよろしいでしょう

    3
  • オナ禁マッスル

    上田うざすぎて草

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