全スキル保持者の自由気ままな生活
140話 壁
 「お、やってるな」
 「あ、師匠!」
 俺の元にレイネが駆け寄ってきた。
 「どうやら順調なようだな」
 「はい!ちょっとしんどいところもあるけど、楽しいです!」
 「それは何よりだ」
 流石にこの短期間で成長を望むのは良くない。だけど、ちょっとだがレイネの魔力が上がっているのは理解出来る。
 「この調子で頑張ってくれ」
 はっきり言ってこれなら毎日魔法を使っていれば俺が教えることなんて何も無いだろう。
 E組にレベリングをやったのはそうしないとSクラスとタメを張ることが出来ないと思ったからだ。
 「はい!」
 向日葵のような満面の笑みで返事をした。
 そうされると、こっちも気持ちいいものだな。
 「じゃあそのまま頑張ってくれよ。また後でアイツら連れて戻ってくるから。何かあればこれを押してくれ」
 俺はレイネにスイッチのようなものを渡した。
 「……これは?」
 「俺に位置を知らせる機械と思ってもらえたらいい」
 「了解です!」
 正確にはGPSだけどな。……まあその理論を言っても理解出来ないと思うけど。
 逆に1回で理解出来たら引くわ!
 そして俺は再びプルルの方へ戻った。
 「おお~い!」
 「プル?」
 
 俺の呼びかけにプルルは答えてこちらへやってきた。
 偉いぞ、プルル!
 「プルルはこのまま頑張ってくれ。大丈夫!前よりもずっと強くなってるから!」
 俺はエールを送り、そしてプルルを送り出した。
 「じゃあ戻りますかね……」
 俺は再びmy worldへいくのだった
 「はっ!」
 
 「もう少し質量を少なくしてみたらどうだ?今のままだったら30センチ程度の壁しか作れないぞ」
 「分かってる!」
 お、やってるな。
 しかも一人一人別々にやるんじゃなくて、一人がやってもう一人が客観的に感想を述べていた。
 ……しばらく様子を見てみるか。
 「違う!力加減が出来ないのか?こうだって言ってるだろ」
 教える側に回っていたレイが幅30センチ、高さ1メートルの壁を作ることに成功していた。
 お、結構やるじゃん。この短い時間で壁作れるとは流石に思ってなかったなぁ。
 武器を作るのとはまた別の感覚なのにもう作れるようになるとは……才能あるんじゃないか?
 
 「……それにしても」
 俺が気になっていたのはカネルの方だった。
 ……誰が見ても魔力操作が苦手なのは分かる。魔力の量は十分にあるんだからもっと真剣にやればいいのに……。
 そう言うと一生出来なさそうだから言わないけどさ。
 「しばらく見守るか……」
 特に用事もなかった俺は2人の様子をただ見ることにした。暇だから!
 「あ、師匠!」
 俺の元にレイネが駆け寄ってきた。
 「どうやら順調なようだな」
 「はい!ちょっとしんどいところもあるけど、楽しいです!」
 「それは何よりだ」
 流石にこの短期間で成長を望むのは良くない。だけど、ちょっとだがレイネの魔力が上がっているのは理解出来る。
 「この調子で頑張ってくれ」
 はっきり言ってこれなら毎日魔法を使っていれば俺が教えることなんて何も無いだろう。
 E組にレベリングをやったのはそうしないとSクラスとタメを張ることが出来ないと思ったからだ。
 「はい!」
 向日葵のような満面の笑みで返事をした。
 そうされると、こっちも気持ちいいものだな。
 「じゃあそのまま頑張ってくれよ。また後でアイツら連れて戻ってくるから。何かあればこれを押してくれ」
 俺はレイネにスイッチのようなものを渡した。
 「……これは?」
 「俺に位置を知らせる機械と思ってもらえたらいい」
 「了解です!」
 正確にはGPSだけどな。……まあその理論を言っても理解出来ないと思うけど。
 逆に1回で理解出来たら引くわ!
 そして俺は再びプルルの方へ戻った。
 「おお~い!」
 「プル?」
 
 俺の呼びかけにプルルは答えてこちらへやってきた。
 偉いぞ、プルル!
 「プルルはこのまま頑張ってくれ。大丈夫!前よりもずっと強くなってるから!」
 俺はエールを送り、そしてプルルを送り出した。
 「じゃあ戻りますかね……」
 俺は再びmy worldへいくのだった
 「はっ!」
 
 「もう少し質量を少なくしてみたらどうだ?今のままだったら30センチ程度の壁しか作れないぞ」
 「分かってる!」
 お、やってるな。
 しかも一人一人別々にやるんじゃなくて、一人がやってもう一人が客観的に感想を述べていた。
 ……しばらく様子を見てみるか。
 「違う!力加減が出来ないのか?こうだって言ってるだろ」
 教える側に回っていたレイが幅30センチ、高さ1メートルの壁を作ることに成功していた。
 お、結構やるじゃん。この短い時間で壁作れるとは流石に思ってなかったなぁ。
 武器を作るのとはまた別の感覚なのにもう作れるようになるとは……才能あるんじゃないか?
 
 「……それにしても」
 俺が気になっていたのはカネルの方だった。
 ……誰が見ても魔力操作が苦手なのは分かる。魔力の量は十分にあるんだからもっと真剣にやればいいのに……。
 そう言うと一生出来なさそうだから言わないけどさ。
 「しばらく見守るか……」
 特に用事もなかった俺は2人の様子をただ見ることにした。暇だから!
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