全スキル保持者の自由気ままな生活
2話 異世界転移
 落ちたような感覚が終わり、目を開けるとそこは豪華なもので、いろいろな装飾が施されていた。いかにも謁見の間のようなところだ。
 奥の方に他の人より高い位置に座っているあまり王に見えなさそうな女性が座っていた。
 「この度は勇者召喚に応じてくださり誠にありがとうございます。突然ですみませんが現状について説明させていただきます」
 そしてこの世界のことや何故俺たちが召喚されたのかを教えてもらった。
 ざっとまとめると、この世界は2つの大陸に分かれており、人間や亜人種が住む人界と魔人や魔族が住む魔界がある。先日魔界の方から強力な魔力反応が観測されたのだという。
 それにより急遽多種族が所属している人界連合が会談を開き、結果この国メルトリリス王国が勇者召喚の儀を執り行うことになったのだという。帰還方法は今現在は見つかっていない。
 今現在ということは後々見つかるかもしれないということか……。これは今考えても仕方ないからこの問題は置いておくとしよう。
 
 「俺たちを呼んだ目的としてはその強力なやつを発見、人界の脅威となるようなら排除することか?」
 「そういうことになります……。何も関係がない貴方達に頼むのは誠に申し訳ありませんが、どうか私たちの願いを聞き届けてもらえないでしょうか?」
 「断る!……と言いたいところだが、帰還方法がまだ見つかってない以上俺たちも人事じゃ済まないからな。楓はどう思う?」
 「私?良いと思うよ。目の前で困っている人がいたら助けろってよくお父さんも言ってたしね」
 「それでは!」
 「ああ、受けさせてもらう。俺たちがどんな力を持っているのか分からないが精一杯頑張らせてもらうよ」
 「はい!期待しています」
 こうして謁見が終わり、俺は正式なこの世界の勇者になるのだった。
 謁見終了後、俺たちは別々の部屋に通された。今日はもう夜遅いということでゆっくり体を休めてくださいと言われた。
 (ここって地球、もとい日本とは時間が違うんだな。まだ昼前だったのに。昼に夜の光景を見るのは何だか新鮮な気持ちだな)
 窓から外の景色を眺めていると、遠くの方に沢山の明かりが付いており、ここから見るだけでも街に活気があることがよく分かる。
 朝から何も食べていない俺は流石に腹が減ったのでメイドさんに頼んで夜食を持ってきてもらうことになった。……リアルメイドさん。初めて見た。
 おっとそれより夜食ならぬシチューもどきが運ばれてきた。
 「いただきます」
 日本人なら誰もがする作法に則り、俺は食事を始めた。スプーンでシチューを一口よそい、食べる。
 「うまい!」
 これは予想外の美味しさだ!美味しすぎて思わず感想が口に出てしまったぜ。
 はっきり言って異世界の食事はそんなに美味しくないんだろうなーとは思ってたんだけどそんな俺を過去に戻って殴りたい!それほどまでに美味い。
 普通にルーや野菜も美味しいけど、なんと言ってもこの鶏肉!口に入れると擬音ではなく本当にほろっと溶けていた。さらに、この鶏肉から出る成分が他の具材の旨味を数段階引き上げていると言っても過言ではないだろう。この鶏肉はなんなんだろうな?すごい気になる!
 そんなことを考えているうちに自然と手は進みもうシチューは無くなっていた。
 「ご馳走様でした」
 シチューを食べ終えた俺は超デカイキングサイズのベットに横たわっていた。
 「ん?」
 それはポケットに入っていた。こん世界に来てからしていたごく小さな違和感の正体は小さく折りたたまれた1枚の紙とプラスチックっぽい袋だった。紙の方は気になるから読んでみるとするか。
〈異世界に召喚されたあなたに全てのスキルをプレゼント!正確には全てのスキルを保有している「スキルリスト」とそれを状況に応じて必要なスキルを選んでくれる「検索ツール」を袋に入っている錠剤を飲むことで手に入ります。
※錠剤は必ず水で服用してください。そうしないと効果が得られないかもしれませんので。
 良き異世界生活を!                  by   神〉
 と書かれていた。
 おお!これはかなり嬉しいな!正直言って地球では引きこもりマスターの称号を手にしていたほど無力な俺がこの世界で生きていけるか不安、ていうか心配しかしなかったけれど、全てのスキルをゲットできるのなら何とかなるだろう。
 これは早速試さねば!だがその前に……。
 バンッ!と扉をあけ放ち、ダッシュで横まで走り、急停止してコンコンと部屋をノックした。
 「おーい楓。入っていいか?」
 「どうぞー」
 そう扉の中から声がしたので俺は扉を開けた。
 楓は用意されていた服にもう着替えて、ソファーに座っていた。
 「さしずめ、今あの錠剤のことについて気づいた透は私に相談するためにここに来た、で合ってる?」
 うわ、俺ってそんなに心読まれやすいのか?ドンピシャだよ。
 そう。俺が楓の部屋に来たのは相談するためだ。楓の意見は結構参考になるからな。
 
 「エスパー?」
 「ひどい!透が分かりやすすぎるだけだよ!」
 「まあ、それはいいや。で、どう思う?」
 「いいんじゃない?引きこもりマスターの透にはないかとあった方が便利だと私は思うよ」
 「だよな?ていうか楓は飲んだのか?」
 「ううん、まだ。折角なら透と一緒に飲もうかなと思って来るまで待ってた」
 「いや、それで来なかったらどうするんだよ」
 「何年一緒にいると思ってるの?透のことなんて何でもお見通しだよ!」
 首をかしげるように右に傾けにし、指を唇に持ってきて笑顔で笑った。
 ……これ狙ってやってるのか?やっていなかったら楓、恐ろしい子!
 普段から可愛いのにそんなことしたら流石の俺でもドキッとしてしまう。だが俺は現実を見る男なんだ。この笑顔は将来俺じゃない誰かに向けられるのだろう。
 え?引きこもりが現実を見るなんて言うな!だって?確かに俺は基本現実なんて見ない。むしろ逃避しまくっている。だがこれとそれとは別問題!
 「で、結局飲むってことでいいんだよな?」
 「私は透に守ってもらってもいいけど?」
 「勘弁してくれ。それじゃ俺の気が持たない」
 流石に俺一人では大事な友達を守ることができるのか怪しい。ていうか自信はない。
 ……おい、なんで俺にそんな不満そうな目線を向けてくる?
 「わかった。飲めばいいんでしょ!」
 だから何でそんなに不機嫌なんだよ。俺には一生乙女心というものがわからないんだろうな。現に今も分かってないんだし。
 楓の許可も下りたことだし、早速試してみるか。
 俺はメイドさんを呼んで水を俺と楓の分貰った。
 俺たちは一気に錠剤を飲んだ。
 「何か変わったか?」
 「私は何も感じないけど……」
 「だよな。ああ、こんな時にすぐ効果を知ることができたらなー」
 俺がそう言った時それは起こった。
〈スキル検索開始……合致スキル1件。表示します〉
 そんな声が頭の中から聞こえてきたと思ったら目の前にA4サイズぐらいの光の板が現れた。
 「うわっ!?」
 「なにかあったの?」
 「え?楓には見えないのか?」
 「うん」
 それから楓に手伝ってもらってある実験をしてみて分かったことはこの光の板は本人が願って出すことができるもので本人以外見ることも触ることも出来ないということだ。
 で、光の板には何が書いてあったかというと、スキルの名前とその使用方法、そして終了という押せば光の板が消えるボタンのようなものが画面に書いてあった。
 俺がさっき出した光の板にはスキルのところに〈鑑定〉、使用方法のところに〈鑑定〉と自分に手をかざして言う〉と書かれていた。
 使用方法説明簡単だな!
 まあ、それはいいとして早速使ってみるか!
 「〈鑑定〉」
 俺がそう唱えると頭の中にいろいろな文字や数字が流れ込んできた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<名前>金山 透          <種族>人間
<性別>男
<年齢>16歳
<レベル>1
<体力>A
<物攻>B
<物防>C
<魔力>B
<魔攻>D
<魔防>C
<敏捷>B
<運>S
 
 <スキル>
 「スキルリスト」、「検索ツール」
<称号>
 「神に選ばれしもの」、「異世界の勇者」、「引きこもりマスター 」、「絵画神」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 と書かれていた。
 ……これ全スキル使わなくても意外に強かったんじゃね?
 ていうかあだ名だった引きこもりマスターがまさか称号化しているとは。なぜか美術関連が平凡レベルから天元突破して神レベルまでいってるし。
 「で?何かわかった?」
「ああ、俺のステータスらしきものが見えた」
 「どうだった?」
 「ちゃんと神様の贈り物は受け取れていた。しかも俺のステータスが意外に高いというおまけ付きでな」
 「それは良かったね。じゃあ私も鑑定するね。あ、見ていいよ」
 「了解」
 そう言われたので俺と楓は同時に唱えた。
 「「〈鑑定〉」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<名前>鈴川 楓          <種族>人間
<性別>女
<年齢>16歳
<レベル>1 
<体力>B
<物攻>C
<物防>E
<魔力>A
<魔攻>A
<魔防>B+
<敏捷>B
<運>S
<スキル>
 「スキルリスト」、「検索ツール」
 
  <称号> 
「神に選ばれしもの」、「異世界の勇者」、「超絶万能美少女」、「弓神」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 楓は魔法特化だな。と思いきや称号欄に神レベルのものがあったわ。流石。実戦では神は神でも戦闘レベルが天と地の差ほど離れていそうだ。ステータスは平均は同じぐらいだが。
 「楓も結構強いな」
 「そりゃ私は結構な腕前だからね」
 「確かに上手いな」
 そんなドヤ顔じゃなかったらもっと良かったのに……。
 「じゃあもうお開きにする?」
 「そうだな。じゃ、おやすみ」
 「おやすみ」
 その言葉を最後に俺は楓の部屋から出るのだった。
 奥の方に他の人より高い位置に座っているあまり王に見えなさそうな女性が座っていた。
 「この度は勇者召喚に応じてくださり誠にありがとうございます。突然ですみませんが現状について説明させていただきます」
 そしてこの世界のことや何故俺たちが召喚されたのかを教えてもらった。
 ざっとまとめると、この世界は2つの大陸に分かれており、人間や亜人種が住む人界と魔人や魔族が住む魔界がある。先日魔界の方から強力な魔力反応が観測されたのだという。
 それにより急遽多種族が所属している人界連合が会談を開き、結果この国メルトリリス王国が勇者召喚の儀を執り行うことになったのだという。帰還方法は今現在は見つかっていない。
 今現在ということは後々見つかるかもしれないということか……。これは今考えても仕方ないからこの問題は置いておくとしよう。
 
 「俺たちを呼んだ目的としてはその強力なやつを発見、人界の脅威となるようなら排除することか?」
 「そういうことになります……。何も関係がない貴方達に頼むのは誠に申し訳ありませんが、どうか私たちの願いを聞き届けてもらえないでしょうか?」
 「断る!……と言いたいところだが、帰還方法がまだ見つかってない以上俺たちも人事じゃ済まないからな。楓はどう思う?」
 「私?良いと思うよ。目の前で困っている人がいたら助けろってよくお父さんも言ってたしね」
 「それでは!」
 「ああ、受けさせてもらう。俺たちがどんな力を持っているのか分からないが精一杯頑張らせてもらうよ」
 「はい!期待しています」
 こうして謁見が終わり、俺は正式なこの世界の勇者になるのだった。
 謁見終了後、俺たちは別々の部屋に通された。今日はもう夜遅いということでゆっくり体を休めてくださいと言われた。
 (ここって地球、もとい日本とは時間が違うんだな。まだ昼前だったのに。昼に夜の光景を見るのは何だか新鮮な気持ちだな)
 窓から外の景色を眺めていると、遠くの方に沢山の明かりが付いており、ここから見るだけでも街に活気があることがよく分かる。
 朝から何も食べていない俺は流石に腹が減ったのでメイドさんに頼んで夜食を持ってきてもらうことになった。……リアルメイドさん。初めて見た。
 おっとそれより夜食ならぬシチューもどきが運ばれてきた。
 「いただきます」
 日本人なら誰もがする作法に則り、俺は食事を始めた。スプーンでシチューを一口よそい、食べる。
 「うまい!」
 これは予想外の美味しさだ!美味しすぎて思わず感想が口に出てしまったぜ。
 はっきり言って異世界の食事はそんなに美味しくないんだろうなーとは思ってたんだけどそんな俺を過去に戻って殴りたい!それほどまでに美味い。
 普通にルーや野菜も美味しいけど、なんと言ってもこの鶏肉!口に入れると擬音ではなく本当にほろっと溶けていた。さらに、この鶏肉から出る成分が他の具材の旨味を数段階引き上げていると言っても過言ではないだろう。この鶏肉はなんなんだろうな?すごい気になる!
 そんなことを考えているうちに自然と手は進みもうシチューは無くなっていた。
 「ご馳走様でした」
 シチューを食べ終えた俺は超デカイキングサイズのベットに横たわっていた。
 「ん?」
 それはポケットに入っていた。こん世界に来てからしていたごく小さな違和感の正体は小さく折りたたまれた1枚の紙とプラスチックっぽい袋だった。紙の方は気になるから読んでみるとするか。
〈異世界に召喚されたあなたに全てのスキルをプレゼント!正確には全てのスキルを保有している「スキルリスト」とそれを状況に応じて必要なスキルを選んでくれる「検索ツール」を袋に入っている錠剤を飲むことで手に入ります。
※錠剤は必ず水で服用してください。そうしないと効果が得られないかもしれませんので。
 良き異世界生活を!                  by   神〉
 と書かれていた。
 おお!これはかなり嬉しいな!正直言って地球では引きこもりマスターの称号を手にしていたほど無力な俺がこの世界で生きていけるか不安、ていうか心配しかしなかったけれど、全てのスキルをゲットできるのなら何とかなるだろう。
 これは早速試さねば!だがその前に……。
 バンッ!と扉をあけ放ち、ダッシュで横まで走り、急停止してコンコンと部屋をノックした。
 「おーい楓。入っていいか?」
 「どうぞー」
 そう扉の中から声がしたので俺は扉を開けた。
 楓は用意されていた服にもう着替えて、ソファーに座っていた。
 「さしずめ、今あの錠剤のことについて気づいた透は私に相談するためにここに来た、で合ってる?」
 うわ、俺ってそんなに心読まれやすいのか?ドンピシャだよ。
 そう。俺が楓の部屋に来たのは相談するためだ。楓の意見は結構参考になるからな。
 
 「エスパー?」
 「ひどい!透が分かりやすすぎるだけだよ!」
 「まあ、それはいいや。で、どう思う?」
 「いいんじゃない?引きこもりマスターの透にはないかとあった方が便利だと私は思うよ」
 「だよな?ていうか楓は飲んだのか?」
 「ううん、まだ。折角なら透と一緒に飲もうかなと思って来るまで待ってた」
 「いや、それで来なかったらどうするんだよ」
 「何年一緒にいると思ってるの?透のことなんて何でもお見通しだよ!」
 首をかしげるように右に傾けにし、指を唇に持ってきて笑顔で笑った。
 ……これ狙ってやってるのか?やっていなかったら楓、恐ろしい子!
 普段から可愛いのにそんなことしたら流石の俺でもドキッとしてしまう。だが俺は現実を見る男なんだ。この笑顔は将来俺じゃない誰かに向けられるのだろう。
 え?引きこもりが現実を見るなんて言うな!だって?確かに俺は基本現実なんて見ない。むしろ逃避しまくっている。だがこれとそれとは別問題!
 「で、結局飲むってことでいいんだよな?」
 「私は透に守ってもらってもいいけど?」
 「勘弁してくれ。それじゃ俺の気が持たない」
 流石に俺一人では大事な友達を守ることができるのか怪しい。ていうか自信はない。
 ……おい、なんで俺にそんな不満そうな目線を向けてくる?
 「わかった。飲めばいいんでしょ!」
 だから何でそんなに不機嫌なんだよ。俺には一生乙女心というものがわからないんだろうな。現に今も分かってないんだし。
 楓の許可も下りたことだし、早速試してみるか。
 俺はメイドさんを呼んで水を俺と楓の分貰った。
 俺たちは一気に錠剤を飲んだ。
 「何か変わったか?」
 「私は何も感じないけど……」
 「だよな。ああ、こんな時にすぐ効果を知ることができたらなー」
 俺がそう言った時それは起こった。
〈スキル検索開始……合致スキル1件。表示します〉
 そんな声が頭の中から聞こえてきたと思ったら目の前にA4サイズぐらいの光の板が現れた。
 「うわっ!?」
 「なにかあったの?」
 「え?楓には見えないのか?」
 「うん」
 それから楓に手伝ってもらってある実験をしてみて分かったことはこの光の板は本人が願って出すことができるもので本人以外見ることも触ることも出来ないということだ。
 で、光の板には何が書いてあったかというと、スキルの名前とその使用方法、そして終了という押せば光の板が消えるボタンのようなものが画面に書いてあった。
 俺がさっき出した光の板にはスキルのところに〈鑑定〉、使用方法のところに〈鑑定〉と自分に手をかざして言う〉と書かれていた。
 使用方法説明簡単だな!
 まあ、それはいいとして早速使ってみるか!
 「〈鑑定〉」
 俺がそう唱えると頭の中にいろいろな文字や数字が流れ込んできた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<名前>金山 透          <種族>人間
<性別>男
<年齢>16歳
<レベル>1
<体力>A
<物攻>B
<物防>C
<魔力>B
<魔攻>D
<魔防>C
<敏捷>B
<運>S
 
 <スキル>
 「スキルリスト」、「検索ツール」
<称号>
 「神に選ばれしもの」、「異世界の勇者」、「引きこもりマスター 」、「絵画神」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 と書かれていた。
 ……これ全スキル使わなくても意外に強かったんじゃね?
 ていうかあだ名だった引きこもりマスターがまさか称号化しているとは。なぜか美術関連が平凡レベルから天元突破して神レベルまでいってるし。
 「で?何かわかった?」
「ああ、俺のステータスらしきものが見えた」
 「どうだった?」
 「ちゃんと神様の贈り物は受け取れていた。しかも俺のステータスが意外に高いというおまけ付きでな」
 「それは良かったね。じゃあ私も鑑定するね。あ、見ていいよ」
 「了解」
 そう言われたので俺と楓は同時に唱えた。
 「「〈鑑定〉」」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<名前>鈴川 楓          <種族>人間
<性別>女
<年齢>16歳
<レベル>1 
<体力>B
<物攻>C
<物防>E
<魔力>A
<魔攻>A
<魔防>B+
<敏捷>B
<運>S
<スキル>
 「スキルリスト」、「検索ツール」
 
  <称号> 
「神に選ばれしもの」、「異世界の勇者」、「超絶万能美少女」、「弓神」
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 楓は魔法特化だな。と思いきや称号欄に神レベルのものがあったわ。流石。実戦では神は神でも戦闘レベルが天と地の差ほど離れていそうだ。ステータスは平均は同じぐらいだが。
 「楓も結構強いな」
 「そりゃ私は結構な腕前だからね」
 「確かに上手いな」
 そんなドヤ顔じゃなかったらもっと良かったのに……。
 「じゃあもうお開きにする?」
 「そうだな。じゃ、おやすみ」
 「おやすみ」
 その言葉を最後に俺は楓の部屋から出るのだった。
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