異世界で色々反転して行こう

エルナ・アストル

50話 イベント開始③

前回からまた約2ヶ月も空いてしまった!

なので1つ報告をします

ころころ書き方が変わりますがご了承ください

これからは1話を約1000文字で書いていこうと思います
理由は2つあり1つ目は、描きなれている長さと言うこと、1作目では1話約1000文字で書いているためです。
2つ目は時間がかかる理由を考えた結果、1話が長くて会話と会話のつなぎ?を考えるのに時間がかかって遅れるためです。

なので投稿頻度が早くなる代わりに内容が少し前の長さに戻る感じです

最後に投稿頻度は毎週水曜日の昼の12時に投稿の予定です、ただ投稿頻度を安定させるように保険の書き溜めをするために来月のどこかからになりますがよろしくお願いいたします





時の森を進む道中約2時間で出会った魔物は全て狐火で焼き尽くしていった

ルノ「結構深く潜ったかな?」

あんクマ「そうクマね、今は半分と少し来たくらいクマよ」

ルノ「これでまだ半分か、じゃあまだポイントは稼げるね。ここまで結構倒したと思うけどどのくらいになった?」

あんクマ「あれから進んで倒した魔物は時のスライムを30匹とサイクロプスを4匹とタイムイーターを50匹と時魂を50匹クマよ」

ルノ「スライムとサイクロプスで19000ね、これ以外は初めて倒したから説明よろしく」

あんクマ「わかったクマ、タイムイーターは攻撃を食らうとジワジワとHPを削っていくクマ、そしてタイムイーターは地面だけじゃなくて空中も飛び回れるクマよ」

ルノ「確かに歩いてたらいっぱいいたね」

あんクマ「普通なら空から不意打ちで飛んでくるクマが、貴女には無意味だったクマね、ポイントは600クマよ」

ルノ「じゃあ30000ポイント!」

あんクマ「そうクマ、次の時魂は名前の通り時の力がこもった人魂みたいなものクマよ」

ルノ「普通の人魂は燃えるけどこれはどうなの?」

あんクマ「時魂は燃えない代わりに近くにいるもののHPに固定ダメージを与えるクマよ」

ルノ「固定ダメージ?」

あんクマ「そうクマ、ダメージ量はそれぞれ違うクマが、ダメージ1から即死ダメージまでバラバラクマよ」

ルノ「意外とやばいんだね」

あんクマ「そうクマ、ポイントは全て100クマよ」

ルノ「意外とやばい攻撃するくせにポイント低い」

あんクマ「それでもこの時魂は無限湧きクマよ、だから沢山倒せばなんとかなるクマ」

ルノ「そうなのね…じゃあ時魂で5000だから合計97,040っと、もうすぐ10万だ。これ私より高い人いる?」

あんクマ「残念ながら沢山いるクマよ」

ルノ「え?そんなに?」

あんクマ「名前はまだ明かせないクマ、だけどポイントは大丈夫クマよ」

ルノ「名前はまだ見れないんだ、じゃあポイントどのくらい?」

あんクマ「現在のポイント1位の人は高得点な魔物の生息する場所を走り回りながら沢山倒しているクマね、だからポイントは255,000クマよ」

ルノ「あら、私ちょっとやりすぎたって思ってたけど全然だったんだ、もうちょっと暴れ回ってもいい感じだね……ところで私は何位くらいなの?」

あんクマ「貴女はのんびり倒してるクマよね?」

ルノ「うん、ちょっと森を移動するのに走ったくらいかな?それ以外はのんびり歩きながら見つけた敵を倒してるよ」

ここまでルノは森に入ってから挑発花火を使いながらのんびり歩きながら魔物を倒している、そのためポイントを稼ぐ速度は遅い方だ。
ちなみに現在始まってからここまで約4時間程経過している
{最初の森から時の森に移動に約1時間ほどかかっている}

あんクマ「その移動の間に他の人はもっと沢山倒してるクマ、だから貴女は今22位クマよ」

ルノ「そんなに……ん?よく考えたら他のみんなも参加してるはずだから、もしかして私より上の人達のほとんどが勇者チームなんじゃないの?」

あんクマ「まぁ順位を見たらわかるクマよね、そうクマよ。上位はほぼ勇者達クマがその下は一般の人クマよ、この21人中17人が勇者クマね」

ルノ「勇者チームは張り切ってるね、勇者狩りでもする?」

あんクマ「時間はまだ約20時間もあるクマ、なのでまだプレイヤー狩りはいいクマよ」

このイベントの制限時間は24時間だ、その間朝と夜もあるため現実の1日と変わらない
{始まったのは昼の12時で終わるのも次の昼の12時だ}

ルノ「じゃあ時間はまだあるし今は時の森の最深部に行ってみよう……って行きたいけど誰かいた」

ルノは木の影に隠れて誰かを確認した

ルノ「あの戦い方を見た感じ涼花すずかかな?」

ルノが見ている人の戦い方は空中に魔法陣を出現させ、そこから剣など武器を飛ばして戦っていた

ルノ「もうちょっと近ずいてみよ」

ルノはこっそりあとをつけながら顔が見える位置まで移動した

ルノ(やっぱり涼花だね)

ルノは顔が見える位置の茂みに隠れていた
{涼花の戦い方は錬金術を上手く使い空中から剣などを生成し、その生成した剣を飛ばして戦えるほどに錬金術を扱えるようになっていた。能力は全然違うけどイメージはF〇teのギル〇メッ〇ュです}

ガサッ

ルノ(あ、やっちゃった!)

涼花「誰かいるの?」

ルノ(やばいやばい!今の状態で涼花に勝てるかな?)

涼花「いるなら早く出てこないと串刺しになるわよ?」

ルノ「出ますからそれだけはやめてください」

ルノは両手を上げながら茂みの中から出ていった

涼花「あら?ルノちゃんだったの?」

ルノ「うん、見かけたからこっそり誰か確認しに来たの」

涼花「そうなんだ、じゃああっちの方で森が燃えてたのはルノちゃんが?」

ルノ「多分そうね……い、今はまだ殺さないでくれると嬉しいな?」

涼花は背後に魔法陣を出現させ、剣の刀身の半分ほどまで作って待機していた

涼花「じゃあルノちゃんも襲ってこないでね?」

ルノ(涼花ってこんなだったっけ?)
「うん……って!ジリジリ剣作るのやめてよ!」

涼花「ごめんごめん、じゃあルノちゃんは今どのくらい溜まったの?」

涼花は「ごめんごめん」っと言いながら魔法陣を消してくれた

ルノ「私は全然だよ、まだ10万もないし」

涼花「じゃあ私はルノちゃんより稼いでるんだね」

ルノ「そうなの?」

涼花「うん、私で今は17万ちょいってとこよ」

ルノ「へぇー、じゃあ海斗とかレナさんはどのくらいなんだろ?」

勇者チームの中で強いイメージで出てくるのは海斗かレナ勇者ではないだったりするよ

涼花「私で17だから20とか30行ってるんじゃない?」

ルノ「30はないよ、さっきあんクマに1位で25万って教えてもらったし」

涼花「あの子ってそんなことまで教えてくれるの?」

ルノ「私のは教えてくれたよ?」
(もしかして特別製だから?)

涼花「そうなのね、ところでルノちゃんはこの後どうするの?」

ルノ「私は時の森の最深部に行ってみようかと思って」

涼花「そうなの、頑張ってね」

ルノ「涼花は最深部には行かないの?」

涼花「最初に転移した場所がここだからどっちがそうなのかわかんないからとりあえず歩いてるって感じ、今は光の森ってとこに行こうと思って迷ってるとこよ」

ルノ「じゃあどっちか教えるから別れた後に着いてきて殺さないでね?」

涼花「そ、そんな事しないよ」
(どうしてバレてるのよ!)

ルノ「じゃあ教えない!」

ルノはプイッと顔を背けた

涼花「ごめんって、やらないから教えてくれない?」

ルノ「ほんとに?」

ルノは涼花に疑いの目を向けた

涼花「ほんとほんと!約束してもいいよ、私がルノちゃんと別れた後に殺しに行ったら、私の大事なものをあげるよ」

ルノ「何くれるの?」

涼花「そ、それは……」

涼花は顔を背けながら頬を赤く染めていた

ルノ「言えないならいいよ、じゃあ約束ね」

涼花「うん、じゃあ教えてくれる?」

ルノ「いいよ、私が最初に転移した毒の森があっちだからこのまま真っ直ぐ行けばいいよ」

指をさしながら道を教えた

涼花「毒の森?そんなのあった?」

ルノ「……あ、毒の森じゃなくて夜の森だね」

ルノは笑いながら訂正した

涼花「そうよね、地図見た限り毒の森なんてないよね、どうして間違えたの?」

ルノ「私が毒竜つかって毒で魔物を倒してたから森が毒まみれになったから」

涼花「そうなのね、じゃあルノちゃんが通ったところはもしかして毒まみれ?」

ルノ「まぁ……うん」

涼花「じゃあ迂回した方がいいかな?…でもそうするとまた迷子になりそうだし」

ルノ「涼花ってしっかりマップ見てる?」

涼花「マップ?何それ」

ルノ「マップって地図のことだよ?」

涼花「あぁ、そういえば地図ってマップって言うんだったね。しっかり見てるよ?でも自分がどこにいるかわかっても方向がわかんないし」

ルノ「ゲームとかやったことあったらこのマップわかりやすいと思うけど」

涼花「私はこんな感じの地図が出るゲームやったことないからわかんない」

涼花は困った顔をしてルノを見ていた

ルノ「じゃあ仕方ないね、マップの見方は自分の位置にあるマークあるでしょ?」

涼花「うん、なんかピンクの矢印みたいなやつがあるよ」

ルノ「その矢印みたいなやつが自分の向いてる方だからそれを見て歩いていくといいよ」

涼花「クルクルするだけかと思ってたけど向いてる方向だったんだ」

ルノ「そうだよ、一応コンパスも左上で動いてるからわからなくなったらそれでも行けるからね」

涼花「……あらほんとだ、教えてくれてありがとうね」

ルノ「多分分からないことはあんクマに聞けばすぐに教えてくれると思うよ」

涼花「確かに、どうして聞かなかったんだろ?」

ルノ「ほんとだよ、じゃあ私は最深部に行くからまたね」

涼花「うん、次会ったら敵同士だからね!」

ルノ「うん、今度は容赦なく倒すから覚悟しててね?」

涼花「そっちこそ、じゃあバイバイ!」

ルノ「バイバイ」

そしてルノと涼花は別れた

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