鬼の彼女と不思議なお話

Axsl

ヴァンパイアの力

「ヴァンパイ…」
実際にはまだ信じ切れてなかった。だって現実にはいないと思っていた存在が自分だって急に言われたのだ。信じれるはずがない。
「うっ」
その時淀みの攻撃が相村の腕にかすってしまった。そこから血がツーと流れ始める。血…。何かが体の中でざわつく。
「っく」
茶色だった髪の毛が白色に変わり、目が赤く変化する。犬歯が伸びさらに鋭くなる。
「ん?真人君?」
「…これが....ヴァンパイアの力…」
今までよりも多くの力が沸き上がっているのを感じる。全能感というのだろうか。体が軽いし感覚もより鋭くなっていると感じる。
「へーそれが君のもう一つ姿なんだ」
「そうみたいだな…」
「じゃああの淀み倒せそう?」
「わからないけど....やってみるしかない」
そういって真人は淀みに向かって向き直す。淀みはその恐怖を感じる姿でこちらに迫ってくる。
「はッ」
淀みをすんでのところで溶け、けりを入れる。
『ガガガ』
「効いてる…」
どうやら真人の攻撃は聞くようでだ。しかしすぐ立て直す。さらに背中からさらに手のようなものを生やし腕を四本にしてまたこちらに迫ってくる。
「なんでもありじゃん…」
四本の腕が襲い掛かってくる。その腕を一本一本よけながら一瞬の隙に少しだけだが反撃を加える。
「くそ。きりがない攻撃だな…はっ」
後ろに飛ぶのき距離を取る。しかしすぐにまた距離を詰めてくる。そこで大きく上にジャンプしちょうどめのまえの位置に来た時に落ちる勢いのままかかと落としを決める。
『ゲゲギギグググgggggg』
動きが止まる。
「今!!」
するとすかさず相村がお札のようなものを淀みに張り付ける。たちまち淀みは小さくなりやがて消えた。
「そのお札は?何?」
「ん?これは封印のお札で、こう言う怪異には良く効くんだ....敵さっきから思ってたんだけど」
「ん?」
「私先輩、君後輩」
「え?」
「敬語。あと私にはちゃんと敬称付けなさい」
「あ、はい…」
怒られてしまった。
 

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