雑食無双ヨルムン
ヨルムン、スキルをためす
「うーん」
体に受けた衝撃と共に大地の上を一応の唸り声を上げながら転がってみる。
『未知の味を取得しました。経験値を4入手しました』
その際に口に入った土から経験値が手に入るわけなんじゃが先ほどの土よりなぜか経験値が多い。理由はわからんが一体なにがちがうのか…… 味? んなものジャリジャリする不快感以外全く感じん。
「見えん攻撃というのはめんどうじゃなぁ」
起き上がりながらぼやくように告げるわけじゃがルーの方はそんなの関係ないとばかりに攻撃を繰り出してくるわけじゃが、吹き飛ばされるのはいい加減に腹がたつ。
「なんか、この図は対外的に悪い気がするんじゃよな」
なにせルーのほうは完全防具に武器である剣を持っておる。それに対して我はというとさして高くもない服、しかも戦闘に使えるようなタイプの服ではないし武器などない。
さて、この状況をきっちりと第三者の視点からみてみると良い。
いたいけな美少女を嬉々とした顏で剣を振り回しながら追い立てる騎士。
あきらかに悪役じゃろぅ?
「とぅ!」
「ふぎゃ!」
考え事をしている間にどうやらまた剣を振るわれたようでまた吹き飛ばされる。
痛くはない、痛くはないんじゃが腹がたつ。
それに我もただただ転がされていたわけではない。時間とは有限じゃ、人間にとってなだがな。我も時間は有効的に使うとしたわけじゃ。
で、行なっていたのはスキルの確認。
まずは驚いたことに我のレベルが四十まで上がっておったことじゃ。
暴飲暴食をしまくっていたわけじゃがここまで上がるとは思ってなかった。寝る前にもきっちり自分のまずい肉も食べていた、じゃがここまで上がるものかと驚いたわけじゃ。
「ふむ、スキルも増えておるようじゃな」
スキルを確認している間にもルーは見た目美少女の我へと斬りかかってきているわけなんじゃが。今回は吹き飛ばされてはやらん。
なぜなら足を完全に大地に突き刺しておるからのう。
半端な攻撃では我は倒れん!
さて攻撃がほぼ無効となってさらには倒れなくなった我は気ギリなく無敵に近い壁のようなもの。
この間に新たに習得したスキルを確認さしてもらおうかのう。
「新たに入手したスキルはと」
スキルというのは不思議なものでなぜか頭の中で確認することが出来る。
おそらくは神のシステム的なものなんじゃろうが理解はまったくできんからのぅ。
「ふむ、得たものは金剛と形態変化のふたつかのう」
どっちも読めるだけで効果がまったくわからん。
いや、唯一想像が出来るのが形態変化くらいじゃな。
おそらくは我の体を変化、いや、正確には元に戻すといったところじゃろうな。
仮に一部分が元に戻るだけでも恐ろしいことになりそうなんじゃがな。
「ふぅむ」
「次こそ斬ります!」
腕を組み考えている無防備な我に向かい再びルーの奴が爆音をあげ、大地を砕きながら突っ込んできよるわけなんじゃが。
「考えごとの邪魔じゃな」
足を地面に突き刺しておるわけなんじゃが、高速で攻撃をルーが我に仕掛けてくるたびに我の身体が揺れて考えの邪魔をしよる。
「金剛」
そこでとりあえずはよくわからんスキル金剛のほうから使ってみることにしたわけじゃが。
なんとなく体が硬くなったような感覚が腕に疾り、それを信じて腕を振り上げ、剣をこちらに向かい振り抜いてきたルーの家宝へ向かい放つ。
しかし、やはり速度はルーの方が明らかに速い。
さっきと同じようにしてルーの剣の軌道が変わる。
そうしてまた我の身体に何発か切り込まれて服が飛び散るわけなんじゃが。
これではスキルの確認ができん。
「あの速さはやはり面倒じゃな」
速すぎると掴めん。
挙句に起動まで変えてくるから攻撃を防げん。
実質上、止めることは不可能ということじゃし。
地面を駆ける限りはルーの速さは健在なわけじゃからな。
しかも金剛のスキルの力がわからん。
まあ、金剛とやらのスキルは確認などせずとも我の身体は無駄に硬いからのう。
「となるともう一つのスキルじゃな」
形態変化。
どんな変化が起こるかわからんが……
「ルーの奴は『ぼうけんのしょ』を持っとるわけじゃし」
死にはせんじゃろ。
そう考えた我は軽い気持ちで形態変化と念じながら手を本当に軽い気持ちで突き出したのじゃった。
体に受けた衝撃と共に大地の上を一応の唸り声を上げながら転がってみる。
『未知の味を取得しました。経験値を4入手しました』
その際に口に入った土から経験値が手に入るわけなんじゃが先ほどの土よりなぜか経験値が多い。理由はわからんが一体なにがちがうのか…… 味? んなものジャリジャリする不快感以外全く感じん。
「見えん攻撃というのはめんどうじゃなぁ」
起き上がりながらぼやくように告げるわけじゃがルーの方はそんなの関係ないとばかりに攻撃を繰り出してくるわけじゃが、吹き飛ばされるのはいい加減に腹がたつ。
「なんか、この図は対外的に悪い気がするんじゃよな」
なにせルーのほうは完全防具に武器である剣を持っておる。それに対して我はというとさして高くもない服、しかも戦闘に使えるようなタイプの服ではないし武器などない。
さて、この状況をきっちりと第三者の視点からみてみると良い。
いたいけな美少女を嬉々とした顏で剣を振り回しながら追い立てる騎士。
あきらかに悪役じゃろぅ?
「とぅ!」
「ふぎゃ!」
考え事をしている間にどうやらまた剣を振るわれたようでまた吹き飛ばされる。
痛くはない、痛くはないんじゃが腹がたつ。
それに我もただただ転がされていたわけではない。時間とは有限じゃ、人間にとってなだがな。我も時間は有効的に使うとしたわけじゃ。
で、行なっていたのはスキルの確認。
まずは驚いたことに我のレベルが四十まで上がっておったことじゃ。
暴飲暴食をしまくっていたわけじゃがここまで上がるとは思ってなかった。寝る前にもきっちり自分のまずい肉も食べていた、じゃがここまで上がるものかと驚いたわけじゃ。
「ふむ、スキルも増えておるようじゃな」
スキルを確認している間にもルーは見た目美少女の我へと斬りかかってきているわけなんじゃが。今回は吹き飛ばされてはやらん。
なぜなら足を完全に大地に突き刺しておるからのう。
半端な攻撃では我は倒れん!
さて攻撃がほぼ無効となってさらには倒れなくなった我は気ギリなく無敵に近い壁のようなもの。
この間に新たに習得したスキルを確認さしてもらおうかのう。
「新たに入手したスキルはと」
スキルというのは不思議なものでなぜか頭の中で確認することが出来る。
おそらくは神のシステム的なものなんじゃろうが理解はまったくできんからのぅ。
「ふむ、得たものは金剛と形態変化のふたつかのう」
どっちも読めるだけで効果がまったくわからん。
いや、唯一想像が出来るのが形態変化くらいじゃな。
おそらくは我の体を変化、いや、正確には元に戻すといったところじゃろうな。
仮に一部分が元に戻るだけでも恐ろしいことになりそうなんじゃがな。
「ふぅむ」
「次こそ斬ります!」
腕を組み考えている無防備な我に向かい再びルーの奴が爆音をあげ、大地を砕きながら突っ込んできよるわけなんじゃが。
「考えごとの邪魔じゃな」
足を地面に突き刺しておるわけなんじゃが、高速で攻撃をルーが我に仕掛けてくるたびに我の身体が揺れて考えの邪魔をしよる。
「金剛」
そこでとりあえずはよくわからんスキル金剛のほうから使ってみることにしたわけじゃが。
なんとなく体が硬くなったような感覚が腕に疾り、それを信じて腕を振り上げ、剣をこちらに向かい振り抜いてきたルーの家宝へ向かい放つ。
しかし、やはり速度はルーの方が明らかに速い。
さっきと同じようにしてルーの剣の軌道が変わる。
そうしてまた我の身体に何発か切り込まれて服が飛び散るわけなんじゃが。
これではスキルの確認ができん。
「あの速さはやはり面倒じゃな」
速すぎると掴めん。
挙句に起動まで変えてくるから攻撃を防げん。
実質上、止めることは不可能ということじゃし。
地面を駆ける限りはルーの速さは健在なわけじゃからな。
しかも金剛のスキルの力がわからん。
まあ、金剛とやらのスキルは確認などせずとも我の身体は無駄に硬いからのう。
「となるともう一つのスキルじゃな」
形態変化。
どんな変化が起こるかわからんが……
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