雑食無双ヨルムン
ヨルムン吐く
さて、よくわからん戦闘と呼べるかどうかわからない状況になってからいったいどれだけの時間が経ったのか。
「撃て! 打ち続けろ! 足止めをするのだ!」
そこいらの店を盾にするかのようにしてなにやら天教騎士団が攻撃を続けてくるのじゃよな。
この間に我はあやつらが使っているのが銃と呼ばれるものであるとかいうことを知ったわけなんじゃがな。知った理由はあやつらが大きな声で「銃による攻撃が効いてないぞ!」などと馬鹿みたいに大きな声を出しとったからなんじゃがな。まぁ、他には収穫が一切ない。
そんな我々はというと騎士団同様に店に隠れるようにしておる。
天教騎士団はどうも我が隠れているのを力を回復さしている、と捉えるようなんじゃがそんなことはない。単純に腹が減っただけじよ。もちろんただ隠れているだけではなくその店の商品を胃袋に収めさして貰っているわけなんじゃがな。
『未知の味を取得しました。経験値を30入手しました』
戦わなくても強くなるというのは楽でいいのう。
店に並んでいるものを口に放り込むだけでれべるあっぷするわけじゃし楽すぎるの。
しかし、しつこいのぅ。いい加減に面倒になってきたのう。
「武器を捨て投降しろ!」
「あん? 武器なんてとっくの昔に捨てとるわ!」
「嘘をつくな! では我々天教騎士団をなぎ倒したのは一体なんだというのだ!」
いや、ただ落ちていたというかお前らが我に向かって撃ってきた鉄屑なんじゃがな。
なんとなくそんなことを言っても納得してくれないような気がするのぅ。
「ならもう一度手を上げながらこちらに姿を見せよ!」
「はいはい」
もう面倒じゃしの言われた通りにしてやるわい。
休んでいた店の陰から両手を上げながら姿を見せてやると騎士団の連中は明らかに緊張した様子で銃とやらの狙いをこちらに向けておる。
「その手に握っているのも地面におけ!」
「いや、ただのお菓子なんじゃが……」
こやつら警戒しすぎじゃろ。我が少し体を動かすだけで銃口が怯えるかのように震えておるし。
言われた通りに渋々ながらお菓子を地面に置いて再び手を上げてやる。
「確保ぉ!」
号令が上げられると共に銃を構えた騎士団が我に向かい雪崩のように突進してくる。
「いや、来すぎじゃろ……」
あんな大勢の奴らに突っ込んで来られたら流石の我も潰れるんじゃなかろう?
そんなことが頭によぎった瞬間、我の体は自然と拳を振り上げ、極々自然にこちらに突っ込んでくる天教騎士団の先頭の騎士の顔面をぶち抜く。
「かぱぁっ⁉︎」
不愉快な感触が手に伝わる前に完全に腕を振り抜くと奇声を発しながら玩具のように吹きとび周りにいた騎士達を巻き込み転がって行く。
「貴様ぁ! やはり武器を隠し持っていよったなぁ!」
「いや、どうみても拳じゃろ⁉︎」
なんかもうなにしても言いがかりをつけられるような気がして仕方ないんじゃが!
というかこいつら全員馬鹿なんじゃないんじゃろうか。
「総員、抜剣!」
我の考えなど知らぬであろう天教騎士団供は次々に銃ではなく剣へと持ち替えてはこちらに刃を振るって来よる。
「面倒じゃのう」
ため息をつきながら避けれる攻撃は避ける、もしくは剣に拳や蹴りを放って砕いていく。避けれぬものは我の体の硬さを信じて喰らって砕く。そしてたまに齧る。衝撃は痛いがのう。たまに騎士の体に打ち込むと面白いほど簡単に吹き飛んでゆく。
「数で押し切れぇ!」
『ワァァァァァァ!』
「えー、まだくるのかー」
 
一体なにがこやつらを突き動かすのかはわからんが剣や槍を振り回しながら突撃してくる騎士というのは異様な迫力を出しておるのぅ。
「つかまりやがれぇぇ!」
声を上げて剣を突き出すようにして来た騎士の剣を掴み聖剣にしたように握りつぶし、裏拳を顔に放つ。どう考えても言ってる内容と行動があっとらん、
「隙ありぃ!」
「いや、ないじゃろ」
大声を上げながら跳躍し、剣を振り下ろして来た騎士は我が少し動くと見当違いのところに着地し剣を振り下ろしたところを蹴り飛ばし何人か巻き込んで地面を転がす。
「なぁ、もう諦めたり……」
「突撃突撃突撃ぃ!」
「ワァァァァァァァァァァァァ!」
なんなんじゃよこいつら⁉︎ 
本気で頭が壊れてるんじゃないのか⁉︎
しかもなんで嬉しそうな笑顔まで浮かべとるんじゃ! 全く理解できんぞ!
こうなったら一気にやってやるわい。
突っ込んでくる騎士を吹き飛ばしながら我は後ろへと飛び距離を取る。
「すぅぅぅ」
力一杯大きく息を吸い込み頰を膨らませる。
先程習得したブレスが以前に我が使っていた物と同じであるのならば炎位ならば吹けるはずじゃし。
「ブワァァァァァァァァァ!」
そしてそれを放つ。目の前が銀色の閃光に覆われ、それはこちらに再度武器を振り回しながら突っ込んでくる天教騎士団を覆い尽くした。
「撃て! 打ち続けろ! 足止めをするのだ!」
そこいらの店を盾にするかのようにしてなにやら天教騎士団が攻撃を続けてくるのじゃよな。
この間に我はあやつらが使っているのが銃と呼ばれるものであるとかいうことを知ったわけなんじゃがな。知った理由はあやつらが大きな声で「銃による攻撃が効いてないぞ!」などと馬鹿みたいに大きな声を出しとったからなんじゃがな。まぁ、他には収穫が一切ない。
そんな我々はというと騎士団同様に店に隠れるようにしておる。
天教騎士団はどうも我が隠れているのを力を回復さしている、と捉えるようなんじゃがそんなことはない。単純に腹が減っただけじよ。もちろんただ隠れているだけではなくその店の商品を胃袋に収めさして貰っているわけなんじゃがな。
『未知の味を取得しました。経験値を30入手しました』
戦わなくても強くなるというのは楽でいいのう。
店に並んでいるものを口に放り込むだけでれべるあっぷするわけじゃし楽すぎるの。
しかし、しつこいのぅ。いい加減に面倒になってきたのう。
「武器を捨て投降しろ!」
「あん? 武器なんてとっくの昔に捨てとるわ!」
「嘘をつくな! では我々天教騎士団をなぎ倒したのは一体なんだというのだ!」
いや、ただ落ちていたというかお前らが我に向かって撃ってきた鉄屑なんじゃがな。
なんとなくそんなことを言っても納得してくれないような気がするのぅ。
「ならもう一度手を上げながらこちらに姿を見せよ!」
「はいはい」
もう面倒じゃしの言われた通りにしてやるわい。
休んでいた店の陰から両手を上げながら姿を見せてやると騎士団の連中は明らかに緊張した様子で銃とやらの狙いをこちらに向けておる。
「その手に握っているのも地面におけ!」
「いや、ただのお菓子なんじゃが……」
こやつら警戒しすぎじゃろ。我が少し体を動かすだけで銃口が怯えるかのように震えておるし。
言われた通りに渋々ながらお菓子を地面に置いて再び手を上げてやる。
「確保ぉ!」
号令が上げられると共に銃を構えた騎士団が我に向かい雪崩のように突進してくる。
「いや、来すぎじゃろ……」
あんな大勢の奴らに突っ込んで来られたら流石の我も潰れるんじゃなかろう?
そんなことが頭によぎった瞬間、我の体は自然と拳を振り上げ、極々自然にこちらに突っ込んでくる天教騎士団の先頭の騎士の顔面をぶち抜く。
「かぱぁっ⁉︎」
不愉快な感触が手に伝わる前に完全に腕を振り抜くと奇声を発しながら玩具のように吹きとび周りにいた騎士達を巻き込み転がって行く。
「貴様ぁ! やはり武器を隠し持っていよったなぁ!」
「いや、どうみても拳じゃろ⁉︎」
なんかもうなにしても言いがかりをつけられるような気がして仕方ないんじゃが!
というかこいつら全員馬鹿なんじゃないんじゃろうか。
「総員、抜剣!」
我の考えなど知らぬであろう天教騎士団供は次々に銃ではなく剣へと持ち替えてはこちらに刃を振るって来よる。
「面倒じゃのう」
ため息をつきながら避けれる攻撃は避ける、もしくは剣に拳や蹴りを放って砕いていく。避けれぬものは我の体の硬さを信じて喰らって砕く。そしてたまに齧る。衝撃は痛いがのう。たまに騎士の体に打ち込むと面白いほど簡単に吹き飛んでゆく。
「数で押し切れぇ!」
『ワァァァァァァ!』
「えー、まだくるのかー」
 
一体なにがこやつらを突き動かすのかはわからんが剣や槍を振り回しながら突撃してくる騎士というのは異様な迫力を出しておるのぅ。
「つかまりやがれぇぇ!」
声を上げて剣を突き出すようにして来た騎士の剣を掴み聖剣にしたように握りつぶし、裏拳を顔に放つ。どう考えても言ってる内容と行動があっとらん、
「隙ありぃ!」
「いや、ないじゃろ」
大声を上げながら跳躍し、剣を振り下ろして来た騎士は我が少し動くと見当違いのところに着地し剣を振り下ろしたところを蹴り飛ばし何人か巻き込んで地面を転がす。
「なぁ、もう諦めたり……」
「突撃突撃突撃ぃ!」
「ワァァァァァァァァァァァァ!」
なんなんじゃよこいつら⁉︎ 
本気で頭が壊れてるんじゃないのか⁉︎
しかもなんで嬉しそうな笑顔まで浮かべとるんじゃ! 全く理解できんぞ!
こうなったら一気にやってやるわい。
突っ込んでくる騎士を吹き飛ばしながら我は後ろへと飛び距離を取る。
「すぅぅぅ」
力一杯大きく息を吸い込み頰を膨らませる。
先程習得したブレスが以前に我が使っていた物と同じであるのならば炎位ならば吹けるはずじゃし。
「ブワァァァァァァァァァ!」
そしてそれを放つ。目の前が銀色の閃光に覆われ、それはこちらに再度武器を振り回しながら突っ込んでくる天教騎士団を覆い尽くした。
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