才能のない俺が最強の魔術師になる件

バタコ!?

白月 雪乃と出会った件

入学早々のデュエルが終わり、日も暮れて颯人達の高校生活1日目は終わった。
帰り道
「あぁーー!!携帯、戦闘ルームに忘れた!!わりぃ健先帰ってて。」
颯人は慌てて学校へ戻る。
「全く毎回騒がしいやつだな」
健は呆れたように言う。
颯人は走って戦闘ルームに続く曲がり角に差しかかるそのときだった。
ドォーン!!!
「いたたたた!ちょっとあんたどこ見てあるているのよ!」
颯人と見るからに気の強い女は思いっきりぶつかった。
「あぁ悪ぃな急いでたもんで」
颯人は手を合わせて謝った。
「何その態度!私を誰だとおもっているの!?土下座のひとつやふたつしなさいよ」その気の強そうな女は怒っていた。
「えーとそのあんた誰?ごめん全く知らん」颯人は首を傾げながら言った。
「な!私を知らないですって。いいでしょう教えて差し上げます。私の名前は白月 雪乃今年度入試首席になった女よ!」彼女は自慢げに言ってきた。
「あぁそうなの。それはすごいねぇ」
颯人は興味なさげに言った。
「あんたほんと腹ただしいわね!何よその態度」彼女は顔を真っ赤にして怒っている。
颯人は何かに気づいた。
「ん?待てよ白月って言ったな。白月ってこの学校の名前も白月だよな?」
「えぇそうよ!この学校の理事長は私の父ですわ」白月は鼻高々に言った。
「うわぁ!なんだよお嬢さまかよ。どうりで変な喋り方だなぁと思ったわ」
颯人はケラケラ笑いながら言った。
「んーーー!!なんなのよあなた!!いい加減にしなさい!」白月はますます顔を真っ赤にしている。
「あぁそうだ携帯携帯!悪かったな白月。
またなぁー」颯人は走りながら手を振りその場を去った。
「あぁ!良かったーあった。にしてもツンツンしてる女だったな。でもあいつが現時点1年最強って訳か。おもしれぇ!」
颯人は1人でニヤニヤしていた。
 それから月日は流れ2ヶ月がたった。
「今日は前から言ってあった校外演習だ!準備でき次第バスに乗れ」東条先生が指示を出し生徒達は準備をし、バスに乗り込む。
到着したのは現No.1魔術師と呼ばれる十文字 虎之助の事務所である。
「よく来たな小僧共!今日はみっちりしごいてやっから覚悟しとけよ。」
虎之助は笑いながら言った。
生徒達はNo.1魔術師を前にしてその迫力に圧倒されていた。
 その中
「準備はいいか。狙いは※※※」
不穏な影が動き出す。

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