世界の破壊を阻止せよ[運命を握るのは幼女?!]

千桜

シュトルツ城7

 騎馬隊1軍700名、2軍同数名が一度に会しても、がら空きの広間は富の潤沢を象徴するものだ。比較的豊かな国であることは民も国家の従事者も日々実感してはいるが。それにしても‥理解度を悠に超している。
 当たり前に職場として拠点を置かして頂いている事が凝縮過ぎて、今でも不意に頬をつねる時がある。
 細心の注意を払って間抜けな顔を見られないようにする意識を忘れることはない。
 およそ30万の兵が所属しているエーデル騎士団は人の入れ替わりも激しい。
 それでも自分の隊に所属する人の名前は覚えられるようになっていた。
 軍服には国家「ハイリグスランド」の象徴であるグナーデを再現した虹色の鳥が刺繍されている。左胸元に一羽、帽子のつばにちょんと乗っているのが密かに気に入っている。
 事前に皺一つ無いことをチェックし、無駄に視線を動かさない事にした。
 仕事柄、常に細かい変化を見逃さないようにする為か、観察が癖になっている兵士は多い。
 騎士団の正装であるワイン・レッドのジャケットが何時もよりきつく感じた。
 

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