世界の破壊を阻止せよ[運命を握るのは幼女?!]

千桜

シュトルツ城5

 ピタリと銀の剣を振るう手が停止した。
 鞘に収め、45度に曲げられた背筋は誰が見ても溜め息が出そうな程美しい。
 「お疲れ様でございます。ムート・エーデル隊長」
 眉一つ動かさない顔はマネキンを彷彿とさせるが銀色の瞳は冷静な闘志を宿している。
 「ご苦労。稽古の邪魔をしてしまったね。」
 稽古をつけていた部下も佇まいを正している。
 「お気遣い感謝します。」
 そう言い、じっと僕の顔を見ている。
 階級が上の者が話すまで待つ姿勢は容易な事に思えるが、できる者は多くない。
 此所まで優秀であると教えることが限りなく少ないため、物足りないとカールが溢していた。
 
 

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