世界の破壊を阻止せよ[運命を握るのは幼女?!]

千桜

守る為の強さ4

「どうよ。小隊長さん?」
 ハッとし勢いよく上を向いた為、城壁に後頭部を思いっきり打ち付けた。

「わっ悪い!大丈夫か?」
 今日は本当にツイテナイ。
 先の稽古での鈍痛を思いだし、今日は体を痛めてばかりだなと一人落ち込んだ。
 
 彼のせいでは無いが、理不尽さにジトッとした目で空を睨むと苦笑した表情が映った。

 左隣に腰掛け、僕が握りしめているハンカチを一瞥したが、そんだけ元気なら次の稽古も問題ないなあ。等、のんびりと言い大きな欠伸をした。

 彼はカール・ブラウン。薄い茶髪に同色の目を細目ながらうつらうつらし始めた。
(本当にのんびりなんだよな。)
  同じく騎士団の小隊長で同い年な為か、ほとんど兄弟のようなものだ。 

 おっとりとした仕草が人びとを和ませることがあるものの、決して間抜けてはいない。
 ある意味一番得な性格をしているのかもしれない。

 自分の空間に空気のようにすうっと入って来たが、不快さは無く、心がにつかえた石が流れていくような穏やかさを感じた。

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