目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)
ちょっと整理させて!②
「とりあえず、私からお父様に報告してみるわ」
「それからお嬢様、私から提案が」
私の空いたカップに紅茶を淹れつつマベルが私の様子をうかがった。
続けて、そう手で促すとマベルは口を開いた。
「学校をお開きになったらどうかと、思いまして」
「……はあ?」
思わずすっとんきょうな声が出てしまった。学校。それは考えていなかったわ。けれど結構良い案じゃないかしら?
学校にしてしまえば沢山の子供をいれることができるし、監視もしやすくなる。
生徒たち全員でイベントも行えば絆だとかも学べるんじゃないかしら!
いまは資金的い無理かもしれないけれど、ゆくゆくは学校。うんうんいいわね。
校長先生が悪役なんてかっこいいじゃないの!!
「素敵だわ、賛成よ!」
そう返事をしてお茶をひと啜り。ほっとしていると使用人から声がかかった。子供たちの入浴が終わったらしい。
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