2回も君に恋をする

朝霧涼

おうちデート 2

ピコピコ

「先輩、それなりに強いですね。」
「俺は強いんだよ。」
山田と普通にゲームして時間が過ぎている。
「先輩。大好きですけど、ごめんなさい。」

バシューン

となって俺の戦闘機が爆発した。

「えっなんで?」
「すいません。先輩。僕ゲームだけは、得意で負けたことないんですよ。」
「は?」
「このゲームも、オンラインでやったとき、一位でした。」
「何故さらっと自慢し、俺をこのゲームに誘った。」
「......なんとなく。」
なんとなくってなんだよ。
「それより先輩。キスしていい?」
「っは?なん......」
俺の唇を塞ぐ。
何か前とは違う。
やたらと、優しく、唇を舌で舐めたりする。
「山田っちょっ」
「先輩。口開けて。」
「はぁ?......んっ」
また唇を塞がれたと思うと、山田が舌を絡ませてきた。
「!!」
なんなんだ?頭がくらくらする。でも気持ちいい。
とろけそうだ。
「もっ山田。むりぃ。」
「先輩。キスのさきもしてもいい?」
キスのさき?
俺は、首を横にふった。
んなもん駄目に決まっている。
「駄目?」
やはり山田のこの顔があると、断りにくい。
「............優しくしろよ。」

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