天災殺しの異世界無双
第41話 天災襲来1
*マガンとカリンはツルギマスを捕まえたあと、カリンの提案で辺りに生えているハーブを採っていた。
「これでお肉に巻いて焼くとお肉が柔らかくなるんだよ」
「へぇー。俺の元いた世界にはなかったな」
そんな会話をしながらハーブを採っていたマガンは辺りから濃厚な血の匂いがする事に気付く。
「血の匂いがする」
「魔物を狩った後だからだと思うよ」
「いや、俺やカリンからじゃない」
「へ?じゃあどこからだろ?」
そう言ってすんすんと辺りの匂いを嗅ぐカリンはあるある場所に顔を向けた瞬間に顔をしかめて、鼻を塞いだ。
「こっちからする。すごい匂い…」
「本当だ…こっちからすごい匂いがするな…」
そう言ってカリンは森の奥を指差した。匂いの濃い場所を見つけたマガンはその方向に歩いていく。
「お兄さんどうするの?」
「酷い匂いだし、魔法で焼いて消しちゃおうと思って」
「じゃあ、私はここで待ってるね」
「おう。すぐ終わらせてくる」
そう言ってマガンは森の奥へと歩いて行った。
*「それにしても、酷い匂いだな…」
茂みを掻き分けながら匂いのする方向に歩いて行くマガン。進むにつれて不快な匂いが強くなっていった。
(早く終わらしてカリンの所に戻ろう。)
そう思いながら茂みを掻き分けながらさらに進むと開けた場所に匂いの元凶と思われる物体が地面に転がっていた。
「これ…ハングリーベアーの死体か?」
見つけたハングリーベアーの死体をまじまじと見つめるマガン。見つけたハングリーベアーの死体はさっき
オークアーミー達が戦っていたハングリーベアーよりもふた周りほど大きく、毛並みも茶色だった。
「…さっきのとはまた違うやつだな。でも、この死体の跡は何だ?」
マガンの目の前のハングリーベアーの死体には首すじと腹部に一つずつ丸太サイズの穴が空いていた。
「ここら辺の魔物の仕業か?でも…こんな傷をつけるような魔物がこの森にいるのか?」
そう言いつつマガンは【火炎】のスキルを発動させてハングリーベアーの死体を焼く。辺りに漂う腐った肉の焼ける不快な匂いに顔をしかめながら死体が完全に焼けたことを確認したマガンはカリンの元に戻ろうと後ろを振り返った。その瞬間だった。
「キャアアアアア!!!」
向こうの方からカリンの悲鳴が聞こえた。
「カリン!?」
悲鳴からしてただごとではないと思ったマガンは声の方向に向かって走り出した。
「これでお肉に巻いて焼くとお肉が柔らかくなるんだよ」
「へぇー。俺の元いた世界にはなかったな」
そんな会話をしながらハーブを採っていたマガンは辺りから濃厚な血の匂いがする事に気付く。
「血の匂いがする」
「魔物を狩った後だからだと思うよ」
「いや、俺やカリンからじゃない」
「へ?じゃあどこからだろ?」
そう言ってすんすんと辺りの匂いを嗅ぐカリンはあるある場所に顔を向けた瞬間に顔をしかめて、鼻を塞いだ。
「こっちからする。すごい匂い…」
「本当だ…こっちからすごい匂いがするな…」
そう言ってカリンは森の奥を指差した。匂いの濃い場所を見つけたマガンはその方向に歩いていく。
「お兄さんどうするの?」
「酷い匂いだし、魔法で焼いて消しちゃおうと思って」
「じゃあ、私はここで待ってるね」
「おう。すぐ終わらせてくる」
そう言ってマガンは森の奥へと歩いて行った。
*「それにしても、酷い匂いだな…」
茂みを掻き分けながら匂いのする方向に歩いて行くマガン。進むにつれて不快な匂いが強くなっていった。
(早く終わらしてカリンの所に戻ろう。)
そう思いながら茂みを掻き分けながらさらに進むと開けた場所に匂いの元凶と思われる物体が地面に転がっていた。
「これ…ハングリーベアーの死体か?」
見つけたハングリーベアーの死体をまじまじと見つめるマガン。見つけたハングリーベアーの死体はさっき
オークアーミー達が戦っていたハングリーベアーよりもふた周りほど大きく、毛並みも茶色だった。
「…さっきのとはまた違うやつだな。でも、この死体の跡は何だ?」
マガンの目の前のハングリーベアーの死体には首すじと腹部に一つずつ丸太サイズの穴が空いていた。
「ここら辺の魔物の仕業か?でも…こんな傷をつけるような魔物がこの森にいるのか?」
そう言いつつマガンは【火炎】のスキルを発動させてハングリーベアーの死体を焼く。辺りに漂う腐った肉の焼ける不快な匂いに顔をしかめながら死体が完全に焼けたことを確認したマガンはカリンの元に戻ろうと後ろを振り返った。その瞬間だった。
「キャアアアアア!!!」
向こうの方からカリンの悲鳴が聞こえた。
「カリン!?」
悲鳴からしてただごとではないと思ったマガンは声の方向に向かって走り出した。
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