天災殺しの異世界無双
第36話 マカルル山の魔物2
*「ふぅ。なんとか終わったな」
「お兄さんお疲れ様」
十分程かけて倒したアーミーウルフの解体を終わらせたマガンとカリンは解体したアーミーウルフを部位ごとに分けた後、カエデに用意してもらった水筒に入っているお茶を飲みながら休憩していた。
「それにしても、カリンが嫌な顔一つせずに魔物を解体するとは思わなかったな」
「たまにお姉ちゃんと一緒に解体してるからね。慣れてるんだ!」
「慣れてるか…」
そう言いながらマガンの横で胸を張ってドヤ顔をしているカリンを横目で見ながらマガンは解体したアーミーウルフの数を数える。
「数は…20匹くらいか…言われた数くらいにはなったかな?」
「そうだね。これくらいで十分だと思うよ」
マガンは数え終わったアーミーウルフを魔法収納に入れていく。
「なぁ、カリン。アーミーウルフの頭と革ってどうするんだ?」
「う〜ん…両方とも鍛冶屋に売ると思うよ。両方とも革装備の素材になるし」
「なるほど。無駄が無いな」
そんな会話をしながら二人はさらに奥へと進んで行った。
*しばらく森の中を歩いていると、頭上からタカともトンビ言えないような鳥の鳴き声が聞こえた。見上げると自分たちの上をまん丸で白い大きな鳥が五匹ほど飛んでいた。マガンは飛んでいる鳥を『神眼』で見る。
【リアバード】
N級
別名"ボール鳥"。見た目とは裏腹に驚くほど好戦的で素早い。
「よし。リアバード見つけた」
 
上を見上げながらそんなことを言っているマガンをカリンは不安そうに見上げる。
「ねえ、お兄さん。弓矢とか持ってるの?」
「え?なんで?」
「だって、空を飛んでる魔物に剣は届かないよ?お兄さんは飛べるけど、剣で斬ったら解体も大変だし…」
「ああ、それなら大丈夫」
マガンは【空中徒歩】使い、リアバードが飛んでいるくらいの高さまで一気に飛翔し、リアバード達の前に現れる。
「クエェェェ!?」
突然目の前に現れたマガンに驚くリアバード達を見ながらマガンはリアバード達の頭上に小さな魔法陣を展開させて、スキルを発動させる。
「【岩石弾】」
マガンがスキルを発動させると、リアバード達の頭上にピンポン球サイズの小石が降り注ぎ、リアバード達の頭を撃ち抜く。頭を無くしたリアバード達は鮮血を撒き散らしながら地面に落ちていった。
(よし!うまくいった!)
下ではカリンが落ちてきたリアバードを見て悲鳴をあげていた。
「きゃあああああ!そ、空から血の雨が〜!」
叫ぶカリンを空から見下ろしながら一人満足気に落ちたリアバード達の死体を眺めるのだった。
「お兄さんお疲れ様」
十分程かけて倒したアーミーウルフの解体を終わらせたマガンとカリンは解体したアーミーウルフを部位ごとに分けた後、カエデに用意してもらった水筒に入っているお茶を飲みながら休憩していた。
「それにしても、カリンが嫌な顔一つせずに魔物を解体するとは思わなかったな」
「たまにお姉ちゃんと一緒に解体してるからね。慣れてるんだ!」
「慣れてるか…」
そう言いながらマガンの横で胸を張ってドヤ顔をしているカリンを横目で見ながらマガンは解体したアーミーウルフの数を数える。
「数は…20匹くらいか…言われた数くらいにはなったかな?」
「そうだね。これくらいで十分だと思うよ」
マガンは数え終わったアーミーウルフを魔法収納に入れていく。
「なぁ、カリン。アーミーウルフの頭と革ってどうするんだ?」
「う〜ん…両方とも鍛冶屋に売ると思うよ。両方とも革装備の素材になるし」
「なるほど。無駄が無いな」
そんな会話をしながら二人はさらに奥へと進んで行った。
*しばらく森の中を歩いていると、頭上からタカともトンビ言えないような鳥の鳴き声が聞こえた。見上げると自分たちの上をまん丸で白い大きな鳥が五匹ほど飛んでいた。マガンは飛んでいる鳥を『神眼』で見る。
【リアバード】
N級
別名"ボール鳥"。見た目とは裏腹に驚くほど好戦的で素早い。
「よし。リアバード見つけた」
 
上を見上げながらそんなことを言っているマガンをカリンは不安そうに見上げる。
「ねえ、お兄さん。弓矢とか持ってるの?」
「え?なんで?」
「だって、空を飛んでる魔物に剣は届かないよ?お兄さんは飛べるけど、剣で斬ったら解体も大変だし…」
「ああ、それなら大丈夫」
マガンは【空中徒歩】使い、リアバードが飛んでいるくらいの高さまで一気に飛翔し、リアバード達の前に現れる。
「クエェェェ!?」
突然目の前に現れたマガンに驚くリアバード達を見ながらマガンはリアバード達の頭上に小さな魔法陣を展開させて、スキルを発動させる。
「【岩石弾】」
マガンがスキルを発動させると、リアバード達の頭上にピンポン球サイズの小石が降り注ぎ、リアバード達の頭を撃ち抜く。頭を無くしたリアバード達は鮮血を撒き散らしながら地面に落ちていった。
(よし!うまくいった!)
下ではカリンが落ちてきたリアバードを見て悲鳴をあげていた。
「きゃあああああ!そ、空から血の雨が〜!」
叫ぶカリンを空から見下ろしながら一人満足気に落ちたリアバード達の死体を眺めるのだった。
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