天災殺しの異世界無双
第16話 東の街へ1
*水薬屋を後にしたマガンとカリンは大通りにいた。マガンは歩きながら抱えている怯えたカリンをどうするか考えながら歩いていた。
(いくらキレてたとはいえ、やりすぎたな)
「威圧」と「狂気伝染」をうまくカリンに当てないようにはしたが、それでも横でキレたマガンを見たのはかなり怖かったのだろう。あれからカリンはマガンと一言も口をきかず黙って震えていた。
(…仕方ないか)
そう思ったマガンは抱えていたカリンの頭を優しく撫でながら謝罪の言葉を口にする。
「ごめんなカリン。マッケスにキレてたとはいえあんな怖い思いをさせて。もう大丈夫だから許してくれないか?」
そう言いながらカリンを優しく抱きしめる。するとカリンの震えは止まって口を開いてくれた。
「だ、大丈夫だよ。お兄さん。私もう大丈夫だからさ。早く出口に行こう!ね?」
そう話してくれるカリンだったがマガンと顔を合わせない。少し警戒されてしまったのかとしょんぼりするマガンだったが、実はこの時、カリンは今までにないくらい顔を真っ赤にさせていた。
(お、お兄さんがわ、わ、私を抱きしめて…あわわわど、どうしよう。お兄さんと顔合わせられないよ!)
そんなカリンの想いも知らず、マガンは少ししょんぼりしながら大通りを歩いていく。
*あれから30分くらいかかり、ようやくカリンがマガンの顔を見ながら喋れるようになった頃ようやく街の出口にたどり着いた。
「やっとここまで来たか」
「ファルシニアの街って広いからね。こんなに早く街の出口に来れたお兄さんは本当に凄いよ」
そう言いながらマガンはカリンを抱えたまま出口から街を出て、少し歩いたところで「空中徒歩」を使用し、東に進んでいく。目指すは東の街マルビクである。
(いくらキレてたとはいえ、やりすぎたな)
「威圧」と「狂気伝染」をうまくカリンに当てないようにはしたが、それでも横でキレたマガンを見たのはかなり怖かったのだろう。あれからカリンはマガンと一言も口をきかず黙って震えていた。
(…仕方ないか)
そう思ったマガンは抱えていたカリンの頭を優しく撫でながら謝罪の言葉を口にする。
「ごめんなカリン。マッケスにキレてたとはいえあんな怖い思いをさせて。もう大丈夫だから許してくれないか?」
そう言いながらカリンを優しく抱きしめる。するとカリンの震えは止まって口を開いてくれた。
「だ、大丈夫だよ。お兄さん。私もう大丈夫だからさ。早く出口に行こう!ね?」
そう話してくれるカリンだったがマガンと顔を合わせない。少し警戒されてしまったのかとしょんぼりするマガンだったが、実はこの時、カリンは今までにないくらい顔を真っ赤にさせていた。
(お、お兄さんがわ、わ、私を抱きしめて…あわわわど、どうしよう。お兄さんと顔合わせられないよ!)
そんなカリンの想いも知らず、マガンは少ししょんぼりしながら大通りを歩いていく。
*あれから30分くらいかかり、ようやくカリンがマガンの顔を見ながら喋れるようになった頃ようやく街の出口にたどり着いた。
「やっとここまで来たか」
「ファルシニアの街って広いからね。こんなに早く街の出口に来れたお兄さんは本当に凄いよ」
そう言いながらマガンはカリンを抱えたまま出口から街を出て、少し歩いたところで「空中徒歩」を使用し、東に進んでいく。目指すは東の街マルビクである。
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