俺の彼女は学園のアイドル!?

大根おろし

#8 ちゃんと話し合おう

気が付くと俺は病院にいた。
『蓮君?目が覚めたの』
『り、理香なのか?』
ぽろぽろと涙を流しながら
『うん、うんそうだよ』
と言いながら抱き着いて来た。すると先生が入って来た。
『痛くありませんか?骨とかは折れてなかったので、明日には、退院出来ますよ』
と言い、出ていった。俺は気になって寝ていた間の事を聞いてみた。
『えっとね・・・・』















(助けて、誰か助けて)
私は、がむしゃらに走っている。するとそこに
『やっと見つけたぜ嬢ちゃん』
『や、やだ離してよ!』
『あーも、暴れるなガキがよぉ』
私は一生懸命抵抗して、コンビニに逃げ込んで助けを呼んだ。
『た、助けてください!ヤンキー達に彼氏が殴られて今追いかけられてるんです!』
『!!!わ、分かりました。しばらくここにいて下さい警察呼びますから』
『分かりました』
と言った瞬間あの人達が入って来た。
『おーここに居たか。ようやく見つけたぜ』
私は怖くなり、大声で
『助けてください!』
と叫んだ。それに気づいた、周りの人が抑えてくれた。そして警察が到着し、蓮君の所に行ってみると、そこには倒れた蓮君がいた。警察の人も同伴だったので、すぐに救急車を呼んで、病院に運ばれた。



















『そうだったのか』
『うん。凄く心配してくれたんだよ』
すると、そこに母さん達が来た。
『蓮、目が覚めたのね』
『母さん・・・』
『もう無茶しすぎよ』
ピシッとデコピンを食らった。やっぱり痛い
『蓮君、理香を守ってくれてありがとう』
『いえいえ、大したことありませんから』
『状態も良くなったと思うから、私達は帰るね』
『理香ちゃんと話し合うのよ』
『うん。わかった』
母達が帰った後、理香が口を開いた。
『あ、あのね、蓮君が助けてくれた時や身代わりになって逃がした時も凄く心配したんだよ』
『はは、情けないなーこれじゃ彼氏として失格だな』
バチン!!
その音が室内に響いた。
『失格なんて言わないで!!!』
『いくら蓮君でも、怒るよ!本当は、怖かった筈なのに私を覚悟を決めて助けてくれた。あの時も庇ってくれたのは、誰?』
俺は言葉が出なかった。こんなにも怒った彼女は初めてだからだ。
『そ、それはだな』
『蓮君、なんだよ』
『だから、彼氏失格なんて言わないで』
『辛い時は頼ってもいいからぁ(泣)』
『ご、ごめんなあの時俺はな上手く助けられたのかなって思ってたんだ。それに考え過ぎて理香に強く当たったんだ。だから許してくれ』
『そのかわり、誓って。困った時は周りの人や私を頼るって』
『あぁ約束する。絶対に』
『本当だよ?』
と言い指切りをした。
『安静にしててね』
と言い彼女は、帰って行った。
次の日俺は無事退院した。
『蓮君!』
『理香!?』
『なんで此処に?』
『心配だったから、迎えに来たの』
『そ、そうなんだ。ありがとう理香』
『ふふっどういたしまして』
手を強く離さずに繋いでいた。







どもども大根おろしです。これにてシリアス的な所は、一旦終了です。どうでしたでしょうか?時々入るかもしれないです。
皆さんの意見も聞きたいので、是非感想お待ちしておりますm(_ _)m次からは、日常編に戻ります。

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